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田原氏のサイン欲しさに購入したのだか、貧困地域を良くしたいという熱い思いを持った人々のインタビューを読むうちに、BOPビジネスに非常に興味が出てきた。
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フィリップスはBOP向け移動診療所をやっている。住友化学は最初10000万円で蚊帳を売ろうとしていた。今はユニセフに500円程で売っている。現地では50円で売っている。ただだと、雑に使われる。パルテックはエイズ診断薬を8ユーロで提供しだした。
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田原総一朗というのが若干気に入らなかったが、BOPビジネスへの日本企業の複数の取り組みについて、当事者とのインタビューをもとに、それぞれ簡潔にまとめられている点が良かったので、読んでみた。
個人的な関心としてはやはりエネルギー周りのビジネスで、パナソニックの事例が面白かった。
パナソニックは、無電化地域のために、「太陽光コンテナ」を開発している。ひとつのコンテナの中に、太陽光パネルや蓄電池、それらをコントロールするユニットが全部入っているという。
「『…最初に開発してもっていたのはインドネシアです。インドネシアで赤十字社が運営して実際に使われています。おかげさまで大変好評です。現在インドネシアで二台使われていまして、三台目はアフリカのタンザニアに持っていく予定だったのですが、三月十一日に東日本大震災が起きて、急遽、宮城県の南三陸町のほうに変えまして、南三陸町の役場で使われることになりました。電気は復旧しましたが、まだ役場の電源として使われています。』
…パナソニックは、ODA(政府開発援助)や外務省の「草の根無償資金協力」などを使って無電化地域で展開したいと考えている…
単体での価格は1000万円程度になるので、政府や国連、赤十字社などの支援なしにBOP向けに販売するのは難しいのだろう。」
ビジネスとして拡大していくには、マネタイズが課題のようだ。