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橋本努の著書はこれが初めてだったけど、この人の本っていつもこんななの?引き込まれるものが何もないんだけど。しかもあえてわかりづらい表現使ってる気がする。あとやたらに本の引用してくるし。なんなの?何がしたいの?本の紹介がしたいの?読むのがしんどくなって68ページでダウン。
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バブル崩壊後の20年をロスト近代として、それ以前の消費拡大による経済成長時代と区別している。
未だに消費拡大により成長している国は多いが、早くからこの政策から切り替えてきている国々も多い。たとえば、北欧がそうである。数年前から、フィンランドの教育制度について紹介されるように鳴り、一部の教科書も翻訳されたりしている。フィンランドは正解を見つける方法を磨く教育である。明確な正当がないときにでも、それがなぜ回答になるかを考えさせる教育である。考え方を学ぶということは、応用が効くということなので、労働の流動性が高くなった現代に対応できる人が増えるということである。
何があると平等なのか?就きたい職業に就く自由、住みたいところに住む自由、こうした自由があれば平等と感じるのかもしれないが、職業訓練を受ける自由(平等)というが新しい考え。職業訓練を受けることで就職機会を平等にする。これが北欧型社会の一つの考え方。就職できない若者が増えている日本や海外において、就職機会を平等にするという考えはない。そもそも平等だと考えられている。
本の後半では北欧型社会のモデルである新自由主義について丁寧に解説している。前半の消費社会の分析については、専門知識がないと読みにくいかもしれない。正直ボクも十分理解できたとは言いがたい。後半の新自由主義についてだけでも読むと良いかもしれない。お勧めです。
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本書で提唱されているロスト近代という仮説がデカすぎて説得力に欠けると感じた。また、著者の頭の中に先にストーリーがあって、それを支持するような根拠をこじつけで持ってきている感が否めず、それがまた説得力を欠く要因になっている気がする。さらには表現がまどろっこしすぎて主張そのものが分かりにくかった。
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近代 勤勉な労働による駆動
生産の時代
ポスト近代 人々の欲望消費の増大によって駆動
ロスト近代 エコロジカルな生活様式、環境駆動型資本主義、高貴な野生人
第二の自然の自生的な生成に寄与することに悦びを感じる。その悦びが駆動させる。
バイオミミクリー
自然の形態やプロセスを手本にして新たな技術を開発すること。地球に大きな負担をかけずに、新たな豊かさを享受できるかもしれない。
人類は自然を破壊することによって豊かな文明を築いてきた。
形態を機能にあわせて美しくせよ
廃棄物を資源として利用せよ
環境を多様化して協力せよ
エネルギーを効率的に使え
最大化よりも最適化を
生物圏との均衡を保て
情報消費を高めて物質消費を減らせ
必要なものは地域で調達せよ
制約条件を活かせ
90年代の記号消費からゼロ年代の価値消費へ。
第一の自然
手つかずの自然
第二の自然
社会のなかで自生的に発展してきた第二の自然
Wikipedia
自己のアイデンティティや、社交的空間から解放されたところで、新たな対象性を構築する。