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親父達のアツい生き様に、久々に目頭が熱くなる(/ _ ; )
江戸時代の数学がこんなにレベル高かったとは想定外。
冲方さん、マルドゥックもいいけど、清々しいこの作風もいいね。
惜しむらくは、映画化決定の帯のせいで、ヒロインのイメージが完全に宮崎あおいに固定されてしまったことか…orz
後半戦も楽しみだ♪(´ε` )
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碁・算術・神道・暦法・測量。算術以外はどれも自分が知らない世界で新鮮。学問に傾倒しまくる主人公にも好感が持てる。
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サクッと読みやすくて、1日で読みきってしまった(^^;
主人公、春海の算術に対する情熱。建部、伊藤の(かなり壮大な)夢を語る姿は、思わず泣けてしまった。
後編に期待♪
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やっとこの時が来た。文庫本派の私は、文庫本化をまだかまだかと待ち望み、近日刊行と知るやAmazon予約ポチッとな、です。
でしかも、金環日蝕に併せて読めるとは奇縁なり。
良い。なぜかやたら涙ぐんでしまった。
特段泣かせるような場面ではないのに、会話や言葉の端々に、渋川春海の気持ちの高ぶりとか、建部,伊藤他でてくる人物それぞれから何か熱い気持ちを感じたのかな。ムネアツです。
そこかしこ映画化ポスターが貼ってあるため、脳内では岡田准一さんがジタバタし、走り、思案しています。でも、これ2時間くらいの映画に収まるかな?大晦日TV時代劇みたいなところで思いっきり時間かけて映像化してくれたらなあ。ま、でも映画は映画で気にはなります。
純粋に学業や知的好奇心に没頭できるってすごい。そんな気持ち、なくなっちゃたのかなー
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徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。
即ち、日本独自の暦を作り上げること。
当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。
改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。
碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。
彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。
日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。
第7回本屋大賞受賞作。
渋川春海と彼を取り巻く人間模様と改暦にかける情熱など、読んでいて爽快でした。
しかし、多くの個性的なキャラクターが登場するせいか人物像の掘り下げには少々難があるかもしれません...
その反面、キャラに陰りや重みが少ない分、軽快でスピーディーな展開が楽しめます(-^□^-)
(お話としても凄く面白かったです)
・「囲碁侍」算哲が天才数学者関の存在を知り、挑み、そして挫折。
・全国各地を測量して回り、その結果授時暦への改暦を願い出た。
・そして授時暦に代わる、研究の集大成たる「大和暦」を作り上げた。
完成した「大和暦」をいかに正式に国の暦として採用させるかというその過程や、幕府と朝廷の間の政治力学の狭間でこれを実現していく緊迫した終盤は実に感動的でした。
気弱な青年であった晴海が個人的に人間として成長していく過程もまた魅力的な作品。
そして、一貫して描かれているのは一途かつ頑固な改暦への情熱。
そしてその情熱を支える妻、えんの賢さ・温かさもいい味を出しています。
碁打ち、算数、天文、歴史、好きにはたまらない小説ではないでしょうか。
私は碁も天文、算数等あまり得意な分野ではありませんが、それでも楽しく読む事ができました。
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一昨日のニュース番組で算数が出来ない大人が増えてるって特集をやってたけど、1/3+1/5+1/6=?って問題に、3/14って、街頭の答はヘキサゴン顔負けで、確かに電卓やPCがあれば困ることはないけれど、ねぇ。
今は大学入試でも文系だと数学がないので高校でも勉強しないようだけど、私の頃はしっかりあって、苦手だったけど必死に勉強したな。
勉強すると分かるようになるもので、出来なかった問題が出来るようになる喜びや補助線一本見つけることでがらりと問題の見え方が変わる驚きが、そこにはあったように思う。
さて、本屋大賞のこの物語、主人公は将軍家に仕える碁打ち衆の一人である渋川春海。
だけども春海は碁に飽き算術に見入られていて、神社に奉納されている絵馬に記された算術の難問を瞬時に解いた関なる人物に驚嘆し、彼に挑みたいと問題を作り上げていくというのが前半。
いまや数学は全く忘れてしまって、ここに書かれている設問にもさっぱりな私だけれど、春海の気持ちは微笑ましく良く分かる。
そうした春海の心中を見抜きその才能を認める老中・酒井の命を受け、北極出地の旅に出る後半。
朱子学や神道などへの考察を交えて大きく変わっていく武士の時代を描きながら、アニメのようにサラサラ流れる物語に深味は無いけれど、どの登場人物も個性豊かに、いずれもが探究心と稚気と矜持を併せ持ち、その心根のままに行動する彼らを描くお話しは、とても心地が良い。
本論と思しき「宣命暦」の改暦はまだ匂いだけで下巻に続く…だけど、周到に描かれたこの上巻だけでも既に面白さは一級品。
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全2巻。
ちょいちょい評判を目にするので読んでみる。
賞を5つも穫ってるらしい。
映画化もされるみたい。
徳川四代将軍・家綱の時代に実在し、
暦の変更に尽力した人の生涯。
暦って昔はずっと正しくないの使ってて、
それが正しくないとは知りながらも
変えることが難しかったらしい。
暦を司るって言うのは天皇の権威だから。
加藤廣の「信長の棺」でもそんなこと言ってた気がする。
たしか。
http://booklog.jp/users/bullman/archives/1/4167754010
で、
それを改正しようぜって動きを
若者の情熱と、幕府側の政治的な狙いを
盛り込んで物語にした感じ。
まず、この作家さん。
なんかいろいろやってる人らしい。
アニメとかマンガとかゲームとかライトノベルとか。
いわゆる硬派な小説家ではないっぽい。
それで若い人やたら食いついてたのね。
きっと。
ただ、意外にも、ライトな感じってのはあんま無かった。
きちんと調べたんだろうなあって感じ。
逆に、キチンと書かなきゃって
生真面目になってる堅苦しさみたいなのを感じた。
むしろ。
専門分野の話だから職業小説ぽい部分もあるんだけど、
「火天の城」の山本兼一みたいに、
知らなくても読ませるって強さはあんま無く、
いまいち想像つかないまま読み進むって感じ。
なんで、
基本は主人公のキャラ造形を楽しむ話かも。
情熱とか青春を。
ただ、そうやって見ると、
実在の人物をベースにしてるから
あんまり人生をいじくれなかったようで、
少し中途半端。
夢も恋も一本道じゃない。
小説だとそこそこ読めるけど、
これ映画化したらコケるだろうなって感じがすごいした。
ざっくりまとめると、
中途半端な青春小説に、堅苦しい説明書きを足した感じ。
それなりにワクワクし、引き込まれたけど、
そんなに騒ぐほどかねって思った。
泣いたけど。
結構。
泣いたけども。
でも、
もっと面白い本は一杯ある。
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よくこんな本書けるなー。すごい!天文学と数学の知識がなくてもスイスイ読める。実にさわやかで清々しい本です。
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本屋大賞を獲った時から気になっていたが、文庫化してやっと読めた。
上巻は碁打ちの渋川春海が一瞥即解の異名を持つ天才に出会い、挑戦し、挫折するところから日本独自の暦を作るという壮大なプロジェクトに関わるところまでを描いてある。
特別なにか派手なわけでもなく、淡々とした文章で書かれる春海を初めとした才覚あふれる人々の姿は読んでいて清々しい。
なにかに熱中すること、できること。
それは幸せなこと。
熱中できる何かを知らないこと、知ること。
それは難しいこと。
道はたくさんあるしその先も人によって千差万別なんだろうけど、大事なのは道を選んで進むことなんだろうなって。誤っても何しないよりはずっといい、なんてことを思った。
てなわけで下巻も楽しみ。
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さすがに賞をとっただけのことはある、非常に面白い。碁打ちとして将軍に仕え、そして算術を趣味とし、大願として暦の改訂に望む主人公の人生を描く。
前半の観測旅の中で描かれる先達の50代の2名の描写を読んで、打ち込めるものがあるということは幸せなことだと感じた。自分ももっと打ち込めるものを得たいと思った。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201205/article_9.html
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参加しているブックレビュー系のSNSで話題になった本。
冲方丁(うぶかた とう)は初めてです。
ラノベの作家さんですが、極めてまともな歴史小説。江戸時代を舞台に、暦や算学を舞台にした着想も面白く、上下2巻を飽きさせずに読ませます。
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私は人物造形とキャラと言う言葉を使い分けているようです。主人公に強烈な性格を与え、それが起点となってストーリーが進む時にはキャラ。物語がメインの場合が人物造形。もちろん本当には著者の意図は判らないのですが。
この作品には主人公・渋川春海と"えん"という女性が出て来ます。如何にもラノベ作家的な人物造形なのですが、それがキャラと呼ぶところまで行ってないのが良いですね。物語の中で二人の絡みのシーンは楽しく、しかも物語全体はしっかり進んで行きます。
さすが角川。漫画化されて、さらに映画化が進んでいるようです。えんさんは宮崎あおい、良いかもしれません。
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2012 5/27読了。WonderGooで購入。
絶対面白いだろうと思って文庫落ちを待ち望んでいた小説。
案の定面白かった+読みやすかった。
感想は下巻にまとめて。
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どうしても読みたくって衝動買い…。テストが終わるまで下巻は我慢するつもりだけれど早く読みたくなってしまう。
天文学は全然わからないけれど主人公の感動や迷い、不安がすごく伝わって自分も頑張ろうって思える。
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「星だ!」「星だ!」に、すごくわらってしまった。
きらきらと瞳を輝かすじいさまたちがいとおしすぎて。
こっちまでうきうきしてしまいました。
うきうき感が、表情にですぎて、電車では読めないと思った。
わらう。わらってしまう。