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溌剌颯爽(はつらつさっそう)
いつも気持ちをさわやかにしておく。
いつも、さっそうとした気分でいる。
溌剌颯爽こそ、心の雑草を取り、
心の花を咲かせるために、
欠かせない必須の条件である。
多逢勝因 (たほうしょういん)
よい人に交わっていると、気づかないうちに、よい結果に恵まれる。
大事なのは与えられた縁を
どう受け止めるかである。
そしていかに勝因を創るか、である。
よき人に交わり、
よい縁をさらに発展させ、
心を養い、真実の学びを
学び続けていく人生を
心がけたいものである。
過去が咲いている今
未来の蕾で一杯な今
by 陶芸家・河井寛次郎
誰の人生にも不幸な状況はある。
しかし、心が受け入れない限り、
不幸はない。
すべて心が決めること。
自分という場を照らす。
それがそのまま
周囲を照らす光になる。
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”人間学を学ぶ月刊誌『致知』の特集総リードを集めた「小さな人生論」シリーズ。その1?5巻から厳選された名言がつまっているのがこの一冊。自らの人生を真摯に生きている人には、きっと心に響く言葉が見つかるはず。
2012年6月の社内読書会課題本。
<読書メモ>
★信念の力(p.29)
価値を見出す力。
その価値を信じる力。
これこそ信念の力である。
信じ念じる力が道のないところに道をつくり、
人を偉大な高みに押し上げていくのである。
★縁尋機妙 多逢勝因?2(p.31)
大事なのは与えられた縁をどう受け止めるかである。
そしていかに勝因を創るか、である。
良縁を起点とした縁尋機妙、多逢勝因のサイクルを
人生に構築していくことこそ要であろう。
よき人に交わり、よい縁をさらに発展させ、
心を養い、真実の学びを続けていく人生を心がけたいものである。
・人間力(p.32)より
人間力とは人間の総合的な力のことだろう。
知識、技能、教養、人間関係力、実行力、徳性といった
もろもろの要素が総合して練り上げられ、発酵し、結晶するもの、
それが人間力であろうとおもわれる。
(略)
だが、それらをすべて失っても
なお輝きを失わぬ人格の力こそ
人間力と言うべきだろう。
★プロとアマ(p.44-45)より
プロは「絶対に成功する」という責任を自分に課している。
絶対に成功するためには徹底して準備をする。
準備に準備を重ねる。自分を鍛えに鍛える。
そうして勝負の場に臨むから、プロは成功するのである。
アマは準備らしい準備をほとんどせず、
まあ、うまくいけば勝てるだろうと、安易な気持ちで勝負に臨む。
この差が勝敗の差となって表れてくるのである。
#うん、まだまだ準備が足りんのだな。プロになれ。
★鳥が選んだ枝 枝が待っていた鳥(p.46-47)より
「私」と「仕事」、「私」と「会社」、そして「人」との関係も
かくありたいものです。
#私が選んだ会社、会社が待っていた私 っていいかも!!!
★天が与える試練(p.81)
壁に苦しみ、悩み、傷つき、苦悶し、格闘する中で、
人は人格を成長させていく。
壁はその人の能力をさらに高め、魂を磨き、本物の人物にするために、
天が与えてくれる試練だ。
#まさに今がそう。
・道は一筋(p.124-125)より
真の大事、真に生命ある事業は
ここに至ってはじめて正しき出発点を見出したりというべし。
進むべき 道は一筋、世のために いそぐべからず 誤魔かすべからず
#平澤興氏がに二十歳の元旦に墨書した言葉の一節。
・二度と通らぬ今日というこの道(p.132-133)より
嘲笑されてこそそこで反省するのだよ
叱られてそこで賢くなるのだよ
叩かれてそこで強くなるのだよ
一輪の花でさえ風雨をしのいでこそ
美しく咲いて��るのだ
侮辱されても笑ってうけ流せ
蹴倒されても歯をくいしばって忍べ
苦しいだろうくやしいだろう
しかし君、この道は尊いといわれた人たちが
必ず一度は通った道なんだ
★「主」という字(p.139)
「主」という字の「丶」はロウソクの炎。
「王」は台のこと。
自分のいる環境を照らして生きる人のことを、主という。
命の炎を燃やして生きるとは、
自分が自分の人生の主人公となって生きることである。
・松陰の気概(p.140-141)より
人にはそれぞれ与えられた場がある。
その場がたとえどんなにささやかであっても、
その場を少しでも高める。
そこに集う人々の心も高める。
そのことに心して、日々精励したいものである。
あなたはあなたのいる場を高めているだろうか。
・執念と愛情(p.183)
人が事を成す上で欠かせないものは、執念である。
努力は誰でもする。
その努力が執念と呼べるほどのものになって、事は成る。
その執念を生み出すもとは、仕事に対する愛情である。
偉大な愛情と執念といえるほどの努力。
この二者が相まって初めて事は成る。
歴史の真理である。
★強く生きる(p.191)
強く生きるとは、「主体的に生きる」ということだろう。
状況に振り回されるのではなく、状況をよりよく変えていく生き方である。
「覚悟を決めて生きる」と言い換えることもできよう。
★知識・見識・胆識(p.204-205)より
判断したものを実行する。
その勇気、度胸。
これが胆識である。
いかに知識、見識があっても実行しなければ
実生活も事業も立派にはできない。
胆識を養うことは、
リーダーの不可欠な要素である。
・事業は人業(p.227)
あらゆる仕事・事業は人物に尽きる。
担当する人間の人物いかんが仕事・事業の盛衰を決める。
事業は人業といわれる所以である。
私たちが人物を創らねばならぬ必要もここにある。
・心一つの置きどころ(p.230)
同じ状況を豊かな実りにする人もいれば、不平不満の種にする人もいる。
すべては心一つの置きどころ。
★本書を手にした人たちが、折につけポケットからこの本を取り出し、よき人の言葉をシャワーのように浴び、自分の人生を溌剌颯爽と生きていくためのよすがとしてくだされば、これ以上の喜びはありません。
また浴びた言葉を材料に、友人知人と人生論を語り合う風潮が、若い世代の間に起こってくることを記念してやみません。本書に込める願いはそのことです。(p.234:あとがき より)
<きっかけ>
致知出版社 書籍編集部 様のご厚意で献本いただきました。ありがとうございます!”
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名言集を数冊読んでいる中で、著者についての何の知識もなく購入。
名言集に集められた言葉は、個人的な思いが強く影響するので作者について知りたいと思ったが検索できず。今の時代に検索しきれない事に不透明さを感じる。