電子書籍
人事担当者にぜひ読んでほしい
2015/11/13 18:33
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投稿者:ウマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人事に関する最近のトレンドを含めた極めて有益な本。仕事がタスク化している人事担当に必読の書だろう。おすすめ。
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人事のあるべき姿を強い意志をもって伝えている。
私は著者がこれから就任される会社に以前勤めていました。
こういう思考の方にリーダーシップをとってもらえれば良いと思います。
今までこの会社は同族で経営してきたから。
全く違う感性なので受け入れられるまでは相当な労力が必要だと思います。
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人事の仕事をしている人には是非読んでほしい。
本来、人事の仕事は経営戦略に直結しているべきであるとはみんなが思っているはず。
けれども、多くの日本企業が過去からの慣習・経過を守るのに必死になり、経営とかけ離れたマネジメントをしているか(例えば、多くの日本企業で採用されているという職能資格制度の課題にも言及されている)。
著者の八木さんは、人事の役割を以下のように定義している。
・会社が進むべき方向を示す
・トップが言うことを社員が分かるように、逆に社員の意見をトップに伝える
・社員のやる気を引き出すために会社の戦略を語る
・社員の悩みを前向きに変えていく
人事の端くれとして、制度を回すだけで仕事をした気になっていることを痛感。。。
何事にも、いかにして社員のやる気を引き出し、組織を活性化するかに重きを置いている姿にも心打たれました。
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人事関連の仕事をしている私にとっては語られている話が身近で分かりやすい本だった。
人事は”人事のプロであるべし”、あまりにも強く響いた一言だった。調整だけが仕事でなく戦略的に経営に関与していくこと、人事がそのような立場でなければ、働く人にとって良い会社にならないのではないかということ、考えさせられました。
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日本企業の人事に足りないことが簡潔に書かれており、反省することしきり。
■勝ちの定義
■リーダーには自分の中にエンジンが必要
日本人は中国人やインド人と比べても「勝ちたい」・「一番になれ」といった
ことをあまり意識できていない。「創造性を発揮したい」・「正義を実現したい」といったことを常に考えるべき
■軸づくり
identify・live with・personalize
■組織開発(人の活かし方・ファシリテート)・・・もっと勉強するか
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人事のミッションは継続性ではなく戦略性にある。
その実現のためには人事担当者一人ひとりが
リーダーシップを発揮し、正しいことを正しく主張することが
必要。組織や人に関与して活性化することで経営に
貢献する。時々読み返して人事の本質を考えたくなる本。
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金井先生の本はほとんど読んでいますが、本書は共著者の八木氏が面白い! NKK、GEを経て、住生活グループの副社長です。作業と仕事は違う、狩りを生きがいにする動物はいないなど、ユニークな表現で現実を描写しています。
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●内容
・元GE人事部長のよるリーダー論。
・制度運用に特化した「過去を見る人事」から、リーダーを育てるための「未来を見る人事」への転換を呼びかけ。
・ジャック・ウェルチの条件や自己の経験から語るリーダー論がアツい。
●引用
(人事評価)
・人事評価は、組織のパフォーマンスについて最終的な責任を負う人が下すものです。ということは、最終責任者がどういう人かによって、評価される人材は変わってきます。ですから、上司と相性が悪く、そのため低い評価を受けてしまう部下がいたとしても、あながち不公平とは言えないのです。言ってみれば、「上司との相性も実力のうち」です。
(働き方)
・私はGEで、働きすぎの社員を見かけると、「働いてばかりいると、アホになるよ」と言って脅かしました。考えないでする仕事は作業であり、そういう働き方をしていても、学んでいることにはならないからです。社員たちがそのことに気づくのは、ある程度、年齢を重ねてからかもしれませんが、仕事と作業の違いだけは知っておいてほしいと思いました。
(リーダーとは)
・世間にはよく、一生懸命働いて成果を出すことがリーダーの仕事だと思っている人がいます。
これは誤解です。一生懸命に働いて成果を出していても、上から言われたことに「イエス・サー」と従ってばかりいる状態であれば、それは「実行屋さん(executor)」にすぎません。その人がいくら高パフォーマンスを発揮していても、いくら会社に多大な貢献をしていても、自ら問題を発見して、自ら意思決定をして、自らチャレンジしていかなければ、リーダーではなくフォロワーのままです。
●これやってみよう
・「リーダーシップとは何か」「リーダーには何が必要か」「君と現役のリーダーたちはどこが違うのか」の問いかけ。
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今働いている会社の人事部をちょうど辞めたばかりの方が著者。もっと一緒に仕事ができればよかったと思える良書。確かに万人には向いていないな、今の会社は。そのハードさを改めて実感できた。緊張感がありすぎて、気候のよい休日に読む本ではなかった。
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人事はどうあるべきか、何を見るかをわかりやすく書いた本。奇をてらわない書き方に好感がもてる。就活生とか読むと良いかも。
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「強くて、よい会社をつくる」元GEの人事プロが語る秀逸の書籍です。人事に携わる人間としては、本当に多くの学びがありましたが、とりわけ人事戦略や組織開発を考える上で、とても参考になる書籍であると思います。
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久しぶりに良い本を読みました。
前に進む勇気をもらった感じがします。
人事屋は、必読なのではないでしょうか。
実は、今回は後輩から借りて読んだのですが、もう一度自分で
買って手元に置いておき、自分の推進力が弱まったときに
改めて読み直す・・・とかしてみたいと思う。
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超攻撃的人事。
八木さんの考え・戦略全てを評価したり賛同はしないが
一本筋が通っている考え方はぶれがなく信頼に値する。
来月講演が聴け、お会いできるのが楽しみです。
本書にサインもらおうかな(笑)
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NKK、日本GEの人事畑を歩いてきた八木洋介(1955-)と神戸大学大学院経営学研究科教授の金井壽宏(1954-)による人事論。
【構成】
第1章 人事は何のためにあるのか
第2章 組織の力を最大限に高める
第3章 改革の旗を振る
第4章 リーダーを育てる
第5章 「強くて、よい会社」を人事がつくる
「戦略人事」と銘打ってはいるが、戦略的な話はほとんどなくて、八木氏のこれまでの人事経験の概略が語られている。
彼はホワイトカラーの人事を長く経験しているので、異動・ローテーション、人の流動性という点について極めて肯定的に捉えている。特にマネージャークラスの人であればなおさらである。評者自身もその点については異を唱えることもない。
しかし、GEのように低評価の人間をバシバシ辞めさせられるほど、日本の伝統的な企業の人事は簡単ではない。非組合員のホワイトカラーならともかく、組合員であるブルーカラーの社員ならなおさら難しい。(その点については、NKKで人事をしていた著者ならよく分かっているはずだろうに)あるいはNKKのような伝統的な企業の人事担当は、退職者からの訴訟リスクを恐れすぎている、と言いたいのかもしれないが。
いずれにせよ、お題目はよくわかる。この本で書かれていることは、人事部長ないしはその下の課長クラスが実践していくべきものだろう。特に総合職の人材育成という点については、つぶしがきかず、いったん会社の外に出ればほとんど価値が無い人を量産するしかない仕組みになっているというのは、NKKだけでなくどの企業でも大なり小なりあてはまるのではないだろうか。全く恐ろしいけれど、現実である。
以上、批判を先行して挙げているが、全体として共感できる部分の多い一冊だった。特に第1章の伝統的な日本企業の人事慣行批判という点では、全くその通りだと感じた。しかし、昔ながらの年功序列をよしとし、安穏と年次により昇給することをよしとしている人や組織も現実に存在しているというのも事実である。そのような人たちにいかに説得し、いかに納得させるかという点を是非考えていただきたい。
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人事こそがリーダーとして組織を引っ張ることが必要。
内省し、自らの揺るがない軸を鍛錬を通じて明確にして行く。
軸が揺るぎなくあるからこそ、抵抗や反対にひるむことなく、
目指すべき姿を追い続けることが出来る。
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