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川上弘美さん文、酒井駒子さん絵だから
迷わず買ってみたけど、ページが進まない。
駒子さんの絵はページのすみっこに小さく
えがかれているだけだし、川上さん独特の
文章の魅力があまりない。
なんとか上巻を読み終えたけど、そこで読了。
上下一緒に購入したのが悔やまれる。
また時期をみて読みたくなったら読もう。
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夜の世界へ旅する、さよとほのだくん。
五日目の夜には、二人がかなり成長していて嬉しい!
左下にある酒井駒子さんの挿絵が、物語の世界を造っていて良いです。
そして、文章がとっても読みやすい。
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大好きな川上弘美さんの初のファンタジー。装画は酒井駒子さん。装丁は祖父江慎さん。もうこれは買うしかないでしょ。
小説は読むけどファンタジーっていうものはあまり読んだことがない。ハリーポッターとダレンシャン、あとは童話少々。川上弘美さんの作品はすべて読んでますが、子ども向けに描かれている今作も川上さんらしい独特な言葉選び表現は健在です。あと仮名遣いがより一層美しいのよね。
小学四年生のさよと仄田くん。さよにはお父さんがいなくて仄田くんにはお母さんがいない(そのかわりにおばあちゃんがいるけれど)なんとなく学校に馴染めずにいるふたりの共通の興味は図書館で本を読むこと。そしてさよは七夜物語に出会うーー。
うん、もう素晴らしい。面白い。一気に読めてしまう。下巻も楽しみすぎる。
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母と二人で暮らす小学四年のしっかり者の女の子、さよ。
父子家庭で、過保護なおばあちゃんに育てられている、自尊心が強くて少し感じの悪い仄田くん。
さよが図書館で「七夜物語」という不思議な本に出会ったところから、二人の冒険が始まる。
何度読んでも、決して覚えていることのできないお話。
そこに出てくる、大きなねずみ、グリクレル。
お料理がとびきり上手くて、行儀の悪い子供が大嫌いという肝っ玉母さんのような…。
始めの夜は、たそがれの支配する場所。
二人はそこで三つの試験を受ける。
次の夜は、天国のようなところ。
あまりにも心地よくて眠たくなって、でも眠ってしまうと最初から。
何度も何度も同じことを繰り返す。
次の夜は、初めて二人が別々になった。そこは、二人にとって一番心が痛いところを露わにするような世界。
でも、そこから戻ってきた二人は、現実の世界でちゃんと向きあおうとする。
そして、五つ目の夜。
朝からお腹が減って減って仕方のない二人。これから二人が向かうのはどんな夜なのか。
上巻読了。
下巻が借りれるまで少し時間がかかりそうなので忘れないよう書いておく。
あと三夜。
この冒険は何なんだろう。
グリクレルまた出てくるかな。
続きがすごく気になります。
酒井駒子さんの挿絵がきれいですごくよかった。
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連載中は途中で読むのをやめてしまったので…。
まだ上巻ですが、挿絵が左頁にある構成が本当にいいなと思います。新聞連載小説って、絵がステキでも書籍化されるとないからすっごくもったいないと思っていたので。今連載中の『ガソリン生活』もこうなってほしい…。
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とにかく酒井駒子さんの装画が素敵。
仄田くんとさよちゃんの小さな冒険と成長物語。
新聞に連載されていた時には、途中で断念してしまったけれど、下巻が、結末が楽しみ。
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朝日新聞連載中、続きを早く読みたくて
恋人からの手紙を待つ少女のように(あくまでも脳内イメージ)
郵便受けの前で、新聞を待ってました。
閉じた瞬間に、読んだ内容をすべて忘れてしまう本。
本が大好きで、もの静かだけれど、芯のつよい少女さよ。
過保護なおばあちゃんに育てられた、自尊心の強い少年、仄田くん。
ふたりが知らず知らずのうちに足を踏み入れる、「夜の世界」。
怠け者には手厳しいけど、頼りになる大ねずみ、グリクレル。
動き出す、手提げ袋や、ちびエンピツ。
こどもは、目を輝かせてワクワクドキドキと
大人は、ちょっぴりの苦さと切なさと懐かしさを抱えながら
大切に味わいたい、素敵な本です。
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さよと、仄田くん。とくに仄田くんは、知識だけの頭でっかちなどうしようもない男の子で、見ていてイライラすることも。でも冒険を通して、行動力も伴った立派な男の子へだんだんと成長してゆく。それを見ていると、なんだかもう親心のようなものが湧いてくるのです。がんばれ仄田くん。
夜の世界の冒険は、躾から、心の闇を直視させるようなものまで揃っていて、なかなか奥が深い。
更に二人がどんな試練に立ち向かい、どんな成長を果たすのか・・・。下巻へ。
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【あらすじ:「BOOK」データベースより】
小学校四年生のさよは、母さんと二人暮らし。ある日、図書館で出会った『七夜物語』というふしぎな本にみちびかれ、同級生の仄田くんと夜の世界へ迷いこんでゆく。大ねずみのグリクレル、甘い眠り、若かりし父母、ミエル…七つの夜をくぐりぬける二人の冒険の行く先は。
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こどものための童話。ちょっとさみしい終わり。あの頃ワクワクして読んだ冒険の世界を隅々まで思い出した。
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現代日本を代表する川上弘美の新刊。しかもファンタジー。いつもよりストーリー展開中心に書かれているので、川上弘美らしくない。彼女特有の言い回しと言うか、表現が余り見られない。ファンタジーなんでね。今日中に下巻も読了します。
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わ〜弘美さんの児童文学! そして殆ど全てのページに駒子さんの素敵なイラストが小さいけれど載っている! とホクホクと読み始めたのだけれど、ん〜…いつもの川上弘美作品の方がスキ。下巻に期待★
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川上さんの作品という以外の予備知識なしに読んだ上巻。
新聞の連載だったようだけど、これは児童文学に当たるのかなぁ?
それでも、通常の川上さんの著作よりも読むのに時間がかかったから
子供向けではないのかな。それとも私がファンタジーを読み慣れていないからか。
そのあたりはよくわからない。感想はこれから借りる下巻を読んでから。
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小学校四年生のさよは、母親と二人暮らし。離婚した父とは、以来、会っていない。ある日、町の図書館で『七夜物語』という不思議な本にふれ、物語世界に導かれたかように、同級生の仄田くんと共に『七夜物語』の世界へと迷い込んでゆく。大ネズミ・グリクレルとの出会い、眠りの誘惑、若かりし両親、うつくしいこどもたち、生まれたばかりのちびエンピツ、光と影との戦い……七つの夜をくぐりぬけた二人の冒険の行く先は? 著者初の長編ファンタジー。
新聞連載時に好評だった酒井駒子さんの挿絵250点以上を収録!
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「しちや」かと思っていたら「ななよ」だった。同じクラスの少年と少女が物語の中の七つの夜を旅するお話である。上巻は、五日目の夜が始まるところまで。はじめは起こることを受け止めることばかりに気を取られていた二人だったが、次第に周囲のことや人の気持ちを考えながら夜の国へ赴くようになっていく。過去を振り返り、未来の方向に手をかざし、あれこれと考えをめぐらせて少しずつ思慮深さを身に着けていく様子が好ましい。物語の内容は違うが、ミヒャエル・エンデの『モモ』と似たテイストのファンタジーな一冊である。
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大人も楽しめるファンタジー。
挿絵がステキです。
夜の世界の冒険を経て、二人の小学生がどんなふうに成長するか、下巻が楽しみです。
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ページを開くだけで文章としてではなく映像のようにスルスルと頭に入って来る。読み易い。挿し絵がたくさんで嬉しいのですが、小さくて残念。
駒子さんの絵で、ストーリーもシンプルにして絵本にならないでしょうか?