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「ガラスは存在を認められながら、一方で透明であることを求められる。」
美学が核となっていて、理系なものとは全く異なった推理のミステリー。
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黒猫シリーズ第二作!
第一作の「黒猫の遊歩・・・」よりも、長編でしかも読みやすい。
バレエの「ジゼル」について書かれていて、バレエのことを全く知らない私でも何とか読めました。少し、知っていた方がより読みやすいのかもしれませんが。
バレエ「ジゼル」を「黒猫」と「付き人」で鑑賞中、ダンサーが倒れる事故があった。
5年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
その事件の謎を解くために、黒猫の手を借りずに付き人だけで調べていく。
しかし、黒猫が亡くなったバレリーナと同居していたことに動揺する付き人。
恋心を抱く付き人、黒猫も彼女(付き人)のことが気になっているのかどうか分からないが、あっさりした恋愛でまたそれが魅力的。
事件も気になるけれど、二人の関係がどうなっていくのかが、魅力な第二作目でした。
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GL 2013.1.20-2013.1.27
なんでしょう、この現実離れした設定は•••
ミステリというより恋愛小説。
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図書館にて。
相変わらず安楽椅子探偵を気取る黒猫だが、今回はちょっと面倒くさいヤツ…と思ってしまった。
人はそんなに、思う通りに動くものなのかな。
前作よりちょっとラストが待ち遠しくなってしまった…。
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ささやかな悪意と偶然が重なったせいで生まれた勘違いが引き起こした事件。
塔馬は愛美と幾美の事をどう思ってたんだろう。
本当に愛していたんだろうか?
それに、幾美はどこまで知っていたんだろう。
それにしても、黒猫の言い方は回りくどい。
付き人が不安になるのは当然。
そのくせ、気を持たせるようなことをさらっと言っちゃうし。
これから二人の関係はどうなるんだろう。
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上質なワインを飲んでいるかのような気分を味わえるミステリ。
美しくておいしいけれどちょっと渋くて読み終えた今はほろ酔いの心地よさ。
作品全体からグラス越しに見る景色のような透明感を感じる。
これも透化運動?
前作は短編集だったけどこのシリーズは長編が向いてる気がする。
美学講義もよかったけれど今作の方がわたし好み。
さて、パリに行ってしまった黒猫とその後の付き人との関係は如何に?
次を読むのが楽しみだー
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感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-248.html
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黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。 ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの次元の関連を気にする付き人。しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないように忠告するだけだった。
仕方なく付き人は一人で事件に挑むが……。
黒猫シリーズ2作目。
今回はバレエがメイン。謎と、進展はしないけど恋愛要素もかなり高め。
相変わらず文章が美しく、透明度が高い。美学談義も謎も、ひとつの作品を構成するための要素でしかない、というほどのまとまりを感じる。
しかし、その分、登場人物の感性がアーティスティックすぎるというか、観念的すぎるというか、読者が置いてきぼりにされてしまう部分も多いにある。結局黒猫の「遊動図式」の講義もよくわからなかったなあ。
美学談義まわりの話は読み飛ばしがち。あといまだにポオを全く読んでいないので、ポオの作品についての解説はふーんと素直に読んでいる。うまいこと作品の一部にポオの話を落とし込んでいるなあと。(ポオの作品の解説ありきで話作りがスタートしているのかもしれないけど)
結局、相変わらず振り回されまくり巻き込まれまくりな付き人ちゃんがかわいい。
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黒猫かっこいい!一作目が短編だったため、だから読みやすかったのかな・・・?と二作目長編に少し不安を持っていたが、面白かった。メインのキャラもいいが、黒猫の友人が才色兼備ぞろいなこととか、才能があるからこその考え方苦悩などがわかりやすかった。本作の本筋であるバレリーナ等の話に加えちゃんと黒猫と付き人の関係が変わっていくのがよかった。三作目が楽しみ。続いてほしい。
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「黒猫」と付き人第二弾。今回は長編。
うーむ…やはりミステリーよりも美学重視?あと恋愛?ミステリーというより、二人の行方が気になって読んでいる。
装画はかわいらしい。
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掴まえたと思ったら、逃げていく。論理も恋も猫の歩みのように優美で掴みどころがない。今回は長編。バレリーナとガラス。儚い。脆い。透明感、やっぱり美しいのだ。黒猫のすべてが、付き人ちゃんへの愛を物語っているのにそれに気づくのは物語の外にいる我々だけ。前巻に続きまして、黒猫は!いいかげん!付き人ちゃんへの愛を言葉にしなさいよ!
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1巻目よりは理解できた気がする。長編になっていて、恋愛もの?
バレエの描写が丁寧で、見に行きくなる。黒猫と付き人の関係がいい感じ!
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読み終わりました!
最高に面白かったです。
エドガー・アラン・ポーの本、ますます読みたくなってきた(笑
ラストにキュンとしました。付き人ちゃん可愛いし、黒猫カッコいいし、今まで読んだ本で一番面白かった
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『黒猫の遊歩〜』の続編。今回は長編で、二人のプリマをめぐる事件に、黒猫と私が巻き込まれていく。
探偵役として「私」の単独行動が多く、美学論議が少なめなので前作より読みやすい。
そして、前作以上に恋愛要素が多め。なかなか進まない二人の関係がじれったくもあるけど、ラストは黒猫流の愛情表現とも取れ微笑ましい。次作も楽しみ。
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事件も黒猫の講義もとても面白いのに、心残りがあるとすれば、黒猫の講義の半分も理解出来ていないあたりか。あぁ、自分の学の無さが恨めしい。