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人が美しいと思うことを解体して説明してくれるのは面白かった。ただ作品としては、日常の生活感が感じられる前作の方が好み。続編があるのか分からないけれど、ぜひお願いしたい。
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美学・芸術学を専門とする大学教授「黒猫」が謎を解くシリーズの第二弾。
相変わらず、黒猫の美学談義が難しい!
ポオの作品も代表的なものしか読んだことのない私には、中で取り上げられている二作品を用いての〈優美〉と〈運命の女〉に関する考察にもついてゆけない…。
難しい所を置いておけば、長編になった分、前作よりはミステリーとしての要素も芸術に関わる部分の要素もうまくからみあって、ボリュームはあるのに、その世界にすんなりと入ってゆけた。
黒猫の天才であるが故の孤高や孤独をヒロインが癒しとなりそうで、ちょっと役不足なところがいいのではないか。
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「黒猫」シリーズ、第二作は長編。バレエの『ジゼル』を文字通り舞台に、<運命の女>、<ガラスアート>などを絡めつつの美学講義。
うーん、やっぱり分かったような分からないような美学講義……(汗)。
ワタシ的には、付き人のキャラクターが前作よりはじけていて面白かったのと、もどかしい黒猫との関係が心に残ったかな。
一度では深く入れないのは前作と同じく。
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『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の続編。
バレエ「ジゼル」の舞台でアクシデントが起きた。そして5年前にも同じ舞台で事件が起こったという。それはどうやら黒猫の過去と関わりがあるらしいが…。「ジゼル」とポオ、ガラスアートが重なったとき、黒猫の最終講義が始まる――。
続編、それも長編が出て嬉しい!理想の美のために魂を削っているような登場人物達に切なくなった。黒猫と付き人の関係もなんだか切ないですね。
黒猫の美学講義は相変わらず読み応えがありましたが、半分納得の半分理解が追い付かずでした^^;
しかし、シリーズも最終なんでしょうか。そんなこと言わずぜひに続編を。
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前作では、主人公による美学講義が濃杉、多杉で、
ストーリーやミステリーが、頭に入って来なかったけど…、
今作では、その辺りは改善されていて、読みやすかった…。
短編ではなく、長編だったのがよかったのかな~??
主人公のカップルは…、強いて言ぅなら名探偵コナンかな~。
新一をもっと理屈っぽくして、蘭をもっと可愛くした感じ…。
今作では、登場人物も最低限に絞ることによって、
主人公も、他の登場人物も、前作以上に魅力的でした…。
その分、早い段階で、犯人は絞り込まれたので、
残すは、真相、動機、トリックの妙だったんだけど…、
そこに美学評を絡めるのは…、やっぱり不自然な気も…。
緊張感のある場面での美学講釈も、ちょっと違ぅ気も…。
もちろん…、そこが、この作品の特徴ではあるんだけどね…。
今後、ふつぅの読者にも指示されるミステリーとなるには、
主要登場人物に、刑事か探偵を加えた方がいいよぅな気も…。
作品の最後に登場した刑事さんは、どぅなんだろぅ…??
もろもろ含めて、続編に期待ですかね~。
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シリーズ2作目にして最終巻のようなタイトル。これでおわり?
前作は短編集だけれど今回は長編ミステリ。
バレエ『ジゼル』を鑑賞に来た主人公と黒猫氏。
第一幕の終盤、相手役が転倒したことでプリマドンナの幾美が突然踊りをやめてしまい公演は中止になってしまった。
幾美の婚約者で黒猫の友人のガラスアーティストから5年前にプリマの異父姉・愛美が同じ演目でジゼルを演じ、舞台上で死亡したことを知った主人公は二つの事件の謎を解こうとする。
主人公の黒猫への恋心はいじらしいし、黒猫もまた憎からず思っている様子が見えるのに進展のないふたり。
途中途中、結構ページを割いて論じられる美の話は小難しくてよくわからず。 雰囲気は十二分だけれど、ちょっと抽象的過ぎていまいち入り込めない世界。
無粋な私には少し次元が高かった。
この世界に浸れないと、ミステリとしての仕掛けは小粒なため、物足りない感じになってしまう。
また幾美と愛美のキャラがほぼ伝聞になってしまっているせいで追い込まれ感と愛の強さがいまいち高まらず。
肌触りがよ過ぎて物足りない感じ。
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「黒猫の~」第二段。
今回も素敵な表紙☆
カバーを外してひろげてみるともっと素敵かも。(残念ながら図書館の本なのでブッカーがかかっており外せず。)
今回は、連作短編ではなく長編でした。
付き人の研究テーマとして、ポオはところどころにでてくるけれど、メインはバレエ「ジゼル」。
美術論にもバレエにも全く疎い私には、難解な部分が多かったけれど、そこは雰囲気にまかせて流し読み・・・。
ミステリの要素は前回に比べて少なかったように感じたけれど、シリーズものの続きとして、黒猫と付き人のほのかな恋愛模様を期待しつつ読みました。
なので、一冊の完成度としては、前作のほうがよかったかな。(まぁ、大賞受賞作品なので当然かもしれないけれど。)
文章と世界観は、相変わらず美しかった。
それにしてもこの二人、全然進展ないけどやりとりは甘~いですね。
次回作では、フランスを舞台に、また一作目のような謎をメインにした展開を期待!二人の関係が進展するのももちろん期待してますが。
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黒猫シリーズ第二弾。
ますます主人公ちゃんが可愛くなってて、主人公ちゃん好きな私はデレデレ。
黒猫は羨ましいなぁ。こんな可愛い子が隣にいて。
前回は短編集だったけど、今回は長編。
思いっきり、内容の濃い話を堪能しました。
2人の関係はどうなっちゃうのかなー。
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まさか続編が続くなんて思ってもなかったので、凄く嬉しい。
哲学的な文章は相変わらず私には少し難しいのでサラサラ読み、黒猫と付き人、いや子猫(笑)?の進展にドキドキワクワク!
ラストは何とも黒猫らしいやり方ではある、が!ちょっとさみしいというか切ないというか…。
finとあったけど、是非とも続編出してほしい!
追記
彼女というお題は黒猫が出した、と読んで相手を指す彼女という意味だと思っていたけど、彼氏彼女という意味の彼女でもあったのかな?あからさますぎるかな(笑)
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前作以上にときめき増量の長編でした!続きでてほしいな。パリ編とか!
ミステリマガジン7月号(2012)に短編『数寄のフモール』が載っているので合わせて購入しましたー。「黒猫」最初の事件。
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3に近い4かな?
面白かったです。
黒猫も主人公も恋に臆病でじわんと流れる二人の暖かさがいいなぁと。
でも、黒猫はずるいなぁ。
ほんとずるいなあ。反則ギリギリ。
美学講義に関してはあまり理解できず。むー。
バレエやってないから?
ただメインの話も主人公の話も若干弱い気がする。半年後内容覚えてるかなー。
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前巻よりも少し読みやすくなってた。
それでもまだ私には難しいけど、前ほどチンプンカンプンではなくなった。
黒猫と付き人の仲は思ってたよりも進展してなかったなぁ
続きがでるといいけど…
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最終講義……。すごく気に入ったシリーズだったので、是非続編を待ちたいところです。バレエに詳しいわけではありませんが、憧れたことはあるので、バレエと美を結びつける感覚に共感できました。透化運動については、なるほどと思ってしまいました。今後の二人の気持ちの行方が気になるところです。
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前作よりも好きです!一冊丸ごと一つの事件を追っかけてたのが読みやすかったのかなぁ。
付き人の程よい黒猫への気持ちの表れ
で、ふたを開けてみれば黒猫も…みたいな
本当に程よくて、続編でないかなぁと期待してます。
あっ最終講義となってますね(^^;)
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うーん、正直、前作のほうが好きかな。
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