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この本は、古関裕而生誕百年ー不滅のメロディとして、一部「栄光のスポーツ音楽」、二部「哀しき名歌」、三部「平和・希望・抒情の歌声:、四部「放送・映画の世界」という構成で「福島民報」に連載されたものを加筆修正したもの。ということは連載は2009年あたりか。「古関裕而記念館」提供の自筆普の写真が豊富に載っているのがよい。「オリンピック・マーチ」のメロディだけの自筆譜も載っている。記念館に行きたいな。
齊藤秀隆氏提供として「竹取物語」の楽譜の写真も載っている。齊藤氏は「歴春ふくしま文庫67 古関裕而 うた物語」 (歴史春秋出版 2010.9初版)の著者で、 1941年福島県生。福島大学学芸学部国語科卒業の後、福島県内の県立高校勤務、とある。「古関裕而物語」(歴史春秋出版 2000.7)もあるようだ。
著者は明大マンドリン倶楽部に在籍していた人なので、古関の音楽を当時の世相、他の作曲家たちとからめて記述してある。新聞連載のせいか、それほどこまごまとは書いてない。
20012.8.25初版第1版
2020.7.3図書館