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ウエルダネス 自然を手つかずのままにある地域
ジョン・ミューア
1938年 スコットランド ダンバーで生まれる。
1849年 アメリカ ウイスコンシン ファウンテンレイクに入植
1869年 ヨセミテ渓谷のハッチングハウスホテルの製材所に雇われる。
1870年 ツアーガイドを始める
1871年 「ヨセミテの氷河」ニューヨークトリビューン
氷河論争に巻き込まれながら、変化をしていく。
国立公園をつくっていく、努力をし始める。
いくつかの言葉が、書いてあるが、
あまり感銘しなかった。
しかし、その取り組んでいく姿勢には、
かなり人並みはずれていて、その行動力に感心する。
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2013/12/7 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2015/4/11〜4/22
アメリカの国立公園制度を現在の形にしたといっても過言ではないジョン・ミューアの評伝。私自身、2005.4~2006.3までシリコンバレーに住んでいたとき、幸いにも計5日間、ヨセミテで過ごすことができた。また、キングスキャニオンやセコイア国立公園にも足を伸ばすことができた。その頃は、今のようなアウトドアが趣味、といえるようなものでは無かったが、素晴らしい自然には圧倒された。そこで、初めてジョン・ミューアの名前を知ったと思う。懐かしい地名なども沢山登場し、当時見た景色が瞼の裏に浮かんでくる。まだ身体が動くうちに、是非ジョン・ミューア・トレールを歩き通してみたいなぁ。
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アメリカの自然保護の父といわれるジョン・ミューアの生涯を追ったお話。ミューアが設立に大きく寄与したヨセミテ公園をハイキングしたり、残存するセコイアの巨木群を見てみたくなった。
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ジョン・ミューアのことは、本著を読むまではその存在を知らなかった。20世紀の大規模自然破壊が進むアメリカの中で、ミューアのその行動力、知識がその流れを食い止め、またミューアの人間性や魅力もあってのことだろうが、大勢の人が共に動き自然保護の流れが生まれた。日本とアメリカでは自然環境もその歴史も異なるが、ウィルダネスへの向き合い方には共通するものがある。私もミューアの言うようにウィルダネスの中に一度でも入り、触れ合うことがなければ、その価値、魅力は分からないと考える。自然保護は各地で取り組まれ、法整備もされているが、都市化が進む中で自然と疎遠にもなっている。ウィルダネスで見たこと、触れたことをその人が別の人に伝えそれを後世にも伝えていく。ミューアの功績はその思想の流れを作り、それを自ら実践したことだろう。
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ジョン・ミューアについて、
読みながら、ジョンが歩いている情景が目の前に広がり、私も一緒に歩いているかのようだった。とにもかくも、ヨセミテを歩きたくなった。
楽しい冒険の読書時間だっただけでなく、山とは何かを深く考えさせてくれた時間でもあった。
今の欧米の国立公園の規則に大きく関わっていたこと、さらに生物多様性とありのままの自然の価値を1850年あたりに見出していたのだ。