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図が多くてわかりやすいのは良いが、その分内容が薄く、トヨタの強さの秘訣はこの本からはわからなかった。
立ち読みでよかったかな…
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プロローグ
新時代のバスケット戦術① TIMESHARE
プレイタイムを全員で分け合いつねに全力を出し切る
新時代のバスケット戦術② REBOUNDSPOT
5人が必ずスポットに入り相手の攻撃を1度で終わらす
新時代のバスケット戦術③ TRANSITION
スポットtoスポットで攻守をすばやく切り替える
PART1 トヨタバスケットの哲学
勝利のパーセンテージ
勝利をたぐり寄せる3つの実行力
ディフェンス・リバウンドの実行力
勝利への土台となるディフェンスとリバウンド
オフェンスの実行力
イージーシュートが勝利へのカウントダウン
アウトサイドのルール
①、②、③の流動性が攻撃の幅を広げる
インサイドのルール
④、⑤の流動性がインサイドを支配する
PART2トランジションオフェンス
トランジションのルール
リバウンドのルール
全員リバウンドから素早くボールを展開する
スコア後のパス出し
①~③でボールを運びビッグマンがスローワーに
サイドから攻め上がる
ビッグマンの進路を確保するサイドからのボール運び
前へパスを出す
ドリブル突破に固執せず素早く相手陣を目指す
トランジションの動き
①の動き
ボールを運びながら味方へパスをさばく
②の動き
逆サイドを駆け上がりセーフティの位置に入る
③の動き
左右両サイドから0度付近を目指す
⑤の動き
中央のスペースからファストブレイクを狙う
④の動き
時間差で中央を走りハイポストからシュートを狙う
トランジションスポット
ポジションの流動性を活かし素早くスポットを埋める
トランジションオフェンスの実例
PART3 対マンツーマンオフェンス
マンツー攻略のルール
ピック&ロール
2メンゲームの基本となるボールスクリーン
2メンと3メン
攻撃の厚みが増すオフザボールスクリーン
2メンと3メンの応用
ハンドオフパス
手渡しパスでマークマンを引っ掛ける
ボールサイドアクション
サイドピック&ロール
ボールサイドの2メンと逆サイドの3メンとの連動
ポストフィードカット
パス出しを合図に5人のローテーションがスタート
ミドルアクション
プルストロング1
ローポストから引き出しビッグtoビッグのパス交換
プルストロング2
トリプルスクリーンで長距離シューターを活かす
プルウィーク
⑤を中心としたサークルローテーション
逆サイドアクション
ウィーク
③のカットアウトでオープンシュートを狙う
クリア
③のポジショニングが2メンスペースを作る
オフェンスリバウンド
オフェンスリバウンドの重要性
戦術的なオフェンスリバウンドで主導権を握る
PART4 対ゾーンオフェンス
ゾーン攻略のルール
ボールを入れる場所
ゾーンの急所となる5スポットへボールを運ぶ
ポジショニング
数的優位を作り出すダイヤモンド+1
ローテーション
ボールの動きに合わせたダイヤモンド形成
ゾーンブレイクアクション
パスアウト
⑤へのパス出しがゾーン攻撃の糸口
ボールスクリーン
ズレの連鎖がディフェンスを後手に回す
ボールスクリーンからの展開
PART5 シチュエーションオフェンス
サイドラインからのリスタート
ボールサイドを狙うリスタート
ダブルスクリーンでボールサイドにフリーを作る
逆サイドを狙うリスタート
②と④の縦の動きで逆サイドにフリーを作る
ベースラインからのリスタート
インサイドを狙うリスタート
パス展開+スクリーンでインサイドをフリーに
アウトサイドを狙うリスタート
スローワーへのスクリーンでアウトサイドにフリーを作る
ベースラインからのリスタートの応用
プレスブレイク
プレスブレイク
プレスを突破する効果的なパス&ラン
PART6 ディフェンス
トランジションディフェンス
ボールを遅らせる
素早いボールプレスが味方の戻る時間を生む
ボールサイドを守る
ボールサイドに寄ることでクイックなドライブを防ぐ
キケンなところへローテーション
マークマンを探しながらキケンなスペースをケア
オンザボールのディフェンス
ライン際に追い込む1
追い込む方向はフリースローラインが境界線
ライン際に追い込む2
サイドラインとベースラインがもう一人のディフェンス
ヘルプ
自分のディフェンスからチームのためのディフェンスへ
ローポストのディフェンス
味方の方向へターンさせて複数で挟み込む
オフザボールのディフェンス
2つのスタンス
タイトなディナイとバランスのよいオープン
スタンスの使い分け
ボールとの距離でスタンスを決める
ヘルプ
抜かれた味方へのヘルプがマンツーマンのルール
ローポストのディフェンス
ローポストのポジショニングはボールの位置で決まる
シチュエーションディフェンス
スクリーンのかわし方
ゴールまでの距離によってかわし方を変える
中央でのボールスクリーン対応
2人の連携プレイが相手のドライブを止める
サイドでのボールスクリーン対応
ライン際に追い込むトヨタ流のスクリーン戦術
特殊なボールスクリーン対応
ゲームの状況によっては仕掛けるスクリーン戦略を
リバウンド
ディフェンスリバウンドの重要性
ディフェンスリバウンドが相手の二次攻撃を食い止める
PART7 トレーニングメニュー
①、②、③のシュート練習
エルボーカットからのジャンプシュート
カット���ウトからのジャンプシュート
スクリーンを利用したドライブからのシュート
④、⑤のシュート練習
トップ→ハイポストへのパスフィードからターンシュート
ハイポストへのパス出しとカットインからのシュート
ハイポスト→ローポストへのパスフィードとターンシュート
①~⑤のシュート練習
スクリーンからの連続シュート
ピック&ロールからの連続シュート
ディフェンスの練習
ランダムなパス出しからのスクリーンディフェンス
ボールポジションに合わせ適切なスタンスを取る
監修者&チーム紹介
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現在トヨタ自動車アルバルクで指揮を執り、過去にも世界各国のチームでバスケットボールの指揮に当たっていた著者が記す戦術とトレーニング法です。良本でした。個人的にNBA関連の情報は頻繁に入手しますが、バスケ自体の戦略やトレーニングに関する本をちゃんと読んだのは初めてかも知れません。僕はバスケを小学校の6年から大学まで部活やサークルなどで行っていましたが、戦略的な動きの勉強はそれこそ中学や高校の頃以来になるかと思います。当時の指導内容を思い返し本書と比較すると、戦術の面でかなり方向性が違っている事に気がつきます。恐らく現代のバスケットボールの主流は本書のようなものなんでしょうね。NBAでよく見られる動きのパターンなども多く見られ、年々世界のレベルが上がっているバックグラウンドも、こういったアメリカ流コーチ陣の世界的な流出が主体になっているのだという実感さえしました。最近は大会などに出る機会も出てきたので、こういったバスケの理論も改めて勉強し直そうと思います。