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ここ数年話題となった世襲企業について、沿革から失敗に至るまでをまとめた本。著者は数多くの企業経営者に関する著作があるが、どれも大変興味深い。本屋によくある「特定の経営者のヨイショ本」とは一線を画すものであり、短く沿革もまとめてあるので、「新聞で耳にしたことがある」程度の読者でもついて行ける内容になっている。
それにしても、ここで取り上げられた社長たちはいわゆる「経済誌」でインタビューを受けた人たちばかり。ある意味経済誌の見る目のなさを裏付けてるような気がする。
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あり意味、どの企業も最初は同族企業、経営者は私欲を捨て、世のため、社員のために、それが企業永続への王道、そう感じました。
感謝です。ありがとうございます。
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まあ、事後であれば批判するのは簡単だが、破綻や不祥事が発覚するまでの、マスコミの持ち上げ方も滑稽でおかしいのがわかる。
しかし、こんなにも大企業なのに滅茶苦茶な世襲企業が多いとは。
中小の世襲企業の方がよっぽど真面目。
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ファミリービジネスの特徴を研究したくて購入。大王製紙、武富士、スズキ、ワコール、ヤマハ、林原、セイコーの事例が紹介されているが、「ゴシップ記事まとめ」状態で残念。学びとしては、後継者(たいがい息子)がカネに目がくらみ、脱税、粉飾、ギャンブルに手を染める→そういう行動を諌めるNo.2(身内含む)を保身のため次々に排除→歯止めが利かなくなり、最悪破綻を招くというパターン。カネの魔力に取り付かれることがどんなに恐ろしく、また馬鹿げたことか。住友時代は浮利を追わずと習ったが、とても大事なことだと再確認。