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1977年に原著の初版が出版された、国際関係論の古典的名著。今もなお国際政治における重要な概念である相互依存論と多国間協調主義を丁寧に説明しています。国際政治を学ぶ人、必読です。
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外交政策のリーダーは国際交渉のリンケージ、報復の脅威、国際フォーラムという選択肢がトランスナショナルな同盟の創出ばかりではなく、国内政治に影響を与えるという点にも注意を払う必要がある。
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1977年に書かれた文章とか、古すぎて、少し理解しにくい部分があるんだけど、第9章、第10章は分かりやすかった。
9章には、地球村(グローバル・ヴィレッジ)の話題が出てくる。
多国籍企業、トランスナショナルな社会運動、国際組織といった、国家をこえた主体が、領域主権国家の力を弱めるだろうという予測。
事実、これが書かれた1970年代から1995年までの間に、NGOやグローバルな金融市場は、国際政治においていっそう重要になった。
だが、一方で、主権国家は、いまだに強固に存在し続けている。
(といってもEUのような地域主義の主体も生まれている)
そして情報革命。
情報革命は、国際政治において、一部の官僚的エリートだけでなく、ネットワークのなかの一般市民を取り込むことで、複合的相互依存関係のパターンを変化させた。
ここから、ジョゼフ・S・ナイの、「情報と権力」論が始まる。
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Keohane&Nye,Power and Interdependenceの比較的新しく出た邦訳。しかしながら、訳がしばしば変だったので、結局原本を読んだ方が速かった。