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ロスチャイルドなど古くからの財閥には興味があり、ロックフェラーなども語られているようだったので本屋さんの店頭でパラパラめくって購入を決定。
初代のマイヤー・アムシェルと5人の息子達による各分家の起こりから現代までの主要人物を家系図などを使いながら説明してくれているのは分かりやすかった。
著者独自の視点による研究なのだろうが、独自過ぎて研究成果なのかフィクションなのか分からない部分も多い。出典も明らかにされていし・・・。だいたい「4,000兆円(5億ドル)の大損は・・・」というのも誤植なのか何なのか・・・。
この著者の本は初めて読むが、常に自分が正しいとアピールして周りはダメよ的な表現が随所に見られて不愉快。「・・・諸事実の集合体しか信じない・・・」とか書いている割には本文中に「だろう」「ちがいない」という推測がみられる。
巻末の年表と現代のロスチャイルド家の人々に触れられた2点を評価して★2つ。
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題名通り、ロスチャイルド家の栄光と挫折を創設から現在に至るまで著者の視点を交えながら解説している。
はじめに書かれていることであるが、英語の"conspiracy"を「陰謀」というような日本語に翻訳することを著者は嫌っている。
著者は、ロスチャイルド家がアメリカのロックフェラー家を陰から操っているといった陰謀説を痛烈に批判している。
しかし、過去にはロスチャイルド家、現在はロックフェラー家、そして未来には、恐らく中国が世界の覇権を握り、自分達に有利であり、時にノブレスオブリージュ的な側面を見せながら、世界のルール作りを行うといった点は認めている。
この世界で一番大きなお金を持つ者が、世界を支配することをconspiracyと呼ぶが、著者は、これは陰謀ではなく、「権力者共同謀議」であると主張する。
例えば、アメリカ合衆国で開催される「ビルダーバーグ会議」がそれに当たるという。
ロスチャイルド家が近代日本を建設したという学校教育では習わなかった歴史など、著者の主張はかなり強烈であるように感じたが、反論する知識を私は有しておらず、自身の勉強不足も感じた。
かなり強烈な独自の歴史観が語られているので、この本一冊を教科書にするのではなく、他の文献と合わせて検討しながら自らの歴史観を構築する必要があると思われる。
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"ロスチャイルド家の歴史には興味がありましたので、
今回は様々知らないことを知ることが出来、良い一冊でした。
やはり今はロックフェラー一族が中心なのだなと改めて思わされましたね。
そしてアメリカが中心だということですね"
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ロスチャイルド家の興隆と没落、
ロックフェラーと石油財閥のこれから
明治維新以降の日本も登場するので、そのあたりが興味深い
世界で一番資金力のあるものが、世界を支配する
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1914年を境にして、欧州のロスチャイルド家はロックフェラー家に実質的な世界覇権をy場われて敗北が始まった。
現在の世界覇権国であるアメリカの力と富を背景としたロックフェラーの勢力にロスチャイルドはどんどん追い詰められた。
ヨーロッパの覇者ナポレオンからしてみれば、ロスチャイルド、ユダヤ商人連合こそは自分の真正面の敵であった。
ロスチャイルドがモサドを作った。
サッチャーは明らかにイギリスの保守党の貴族たちとロスチャイルドを押さえるためにロックフェラーが放った女忍者だった。
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副島の本はストレートでおもろい。
とても、ためになる本だ。
ただ、この本、誤字脱字が多い。
図書館で借りたんだけど、前に借りた人が、ほとんど偏執狂的な厳密さで誤字脱字や年代の間違えなどのチェックを事細かに書き込んでいて、「あー、これも誤字なんだー」って気づかされたり。
図書館で借りると、こういうことがあるから、面白い。
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素晴らしい。ロスチャイルドの事が良く分かった。著者はどうやって調べたのであろうか?真実と確信出来るような迫力がある。著者の博覧強記だ!狂気だ!
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読みやすさ★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★
一気読み★★★★
読み返したい★★★
私たちが学校で学んだ近代史を権力者視点で切り込むとこうも違ったストーリーとなるのか。近代日本史を国内事情だけで語ることの無意味さがわかる。
世界で一番資金力を持つ者が、その時の世界を支配する。
歴史はカネ抜きで語ることは不可能。思想や精神で歴史は動かない。
面白い、だが難しい。
細かな登場人物と詳細は複雑すぎて、一度で凡人の頭に入るわけがない。何せ社会科で習うような人名ばかりが出るわけではない。ただただ一読し、頭の世界観をさっとリセットする目的で読みきった。
見方の変わる本は読後感が心地よい。もっと早く出会いたかったと思う。
副島氏の本に今後も触れて、少しでも頭の凝りをほぐして行きたい。