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ああ、これは夢が拡がるいい本です。
すべての血の気の多い、そして悪いことよりはいいことをする方がうれしい野心家(企業家でも政治家でも)の人、これから社会の中枢となる若い人たちに読んでほしいなあ。そして片っ端からやってってくれないかなぁ。
カテゴリーを「実用」にしたのは、実用であってほしいから、であります。
「ブルーエコノミー」は、自然をお手本とした、連鎖によっていくつもの利益を得ることができる新しいかたちの経済モデル。
いわゆる「エコ(ロジー)」なことを考えると、手間とお金をよけいに使ってでも自然を守りましょうというようなところがあって、なんかもやもやします。こう、自然派とつけばなんでもちょっとお高くて当たり前、みたいなね。その分はちょいといいことやったった的な自己満足でおつりがでればいいですけれどもね。
あと、実は本当にそれが自然にいいことなのかもよくわかんないしなあ。
「ブルーエコノミー」はあくまでビジネスのお話なので、ちゃんと採算を考えます。自然のシステムを元にすれば、廃棄するものなんてない、というのが基本的な考え方で、いちいちなるほどなあ、と思ってしまいます。そしてかならずそのことによって雇用が確保される、というのも私の好みです。
あまりにたくさんの例が羅列されているのでちょっと途中でだれてしまいましたが^^;
最後に「日本を脱原発で経済再生させる」という章があります。
本当に、権力と実行力のある人に読んでほしいなあ....
あのね、検討するだけでもいいんです。「反・反原発」の人たちってもう最初に原発ないと絶対だめでしょ、これだから無知蒙昧な輩はみたいな前提で話すでしょ。読売新聞の社説の人とか編集手帳の人とか、とりあえず読んでください。
追伸:孫さん、頑張れ。そしてよろしくお願いします。
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・生態系を模した原材料、栄養分、エネルギーのカスケード(連鎖的)接続
・必要だったものを不要にする技術
・接続可能性を支えるプラットフォーム技術
・とてもユニークで検討すべきアイディア
の4つに分けて、事例を説明。
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単一目標達成スキームでは財政も社会保障も破綻する
複数の資金調達機械を含む総合的な計画によって、多様な課題に同時に対処する複合的なやり方への転換が必要。
これがブルーエコノミーである。
健康、人、環境に有益なものを、低コストかつ手に入る資源で実現するためのアプローチ
自然の摂理の活用。