紙の本
二次元くん
2024/03/03 22:01
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投稿者:AIZOU - この投稿者のレビュー一覧を見る
の話の外伝
本編では二次元くんいうわりにあんまり二次元感なかったが
この作品読むとめっちゃ二次元
というかいっちゃってる笑
そして、二次元と三次元と折り合いをつけようともがくさまは
そういうの求めてなかったので、読んでて辛い
刺さる
紙の本
モテ過ぎな二次元くん
2015/09/17 16:02
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
多田万里の友人である二次元くんこと佐藤隆哉には、ブリジット・ジェイオミア、通称VJという脳内嫁がいる。頭文字ならBJじゃん!とかツッコんではいけない。茶道部のコンパで三次元女に絶望した二次元くんは、あえて自らの意志で二次元を選択したのだ。
とはいうものの、現実に目の前に三次元女が現れれば、その決意は簡単に揺らいでしまう。姉の元ヤン佐藤舞が婚約者のキングこと猿渡次郎とケンカして出戻り、自室の半分を占拠され、しかしその副作用で、高校時代の後輩の秋と再会する。彼女は、彼が嫌いな三次元女らしく、誘惑し振り回そうとする。そして大学では、同じく二次元に耽溺する愛可と出会い、妙に意気投合してしまう。
そんな、誘惑に一喜一憂する生活に決別するため、チャラ男の江別の誘いになり、連日連夜合コンに参加する生活を送っても見るのだが、どうも肌に合わない。脳内ではVJが大暴れ中だ。
結局、彼の中心に棲みついているのは誰なのか?彼自身がそれに気づき、その想いを清算しない限り、何をやっても落ち着くということはないのだろう。
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なんというか、救われない男の話しが延々と続いて、どうなる事かと思ったら、最後の最後でいい感じに着地しました。
その後の展開が本編中でも語られたら、ちょっと嬉しいかも。
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まあまあ良い話だった。
期待してなかったけど、そこはそれ、さすがは竹宮ゆゆこ先生といったところでしょうか。
最初は二次元くんのレベルの高さに慄いていたんですけど、(オリジナル脳内嫁とか)、全然ダメですね。全然徹し切れていない。二次元くんなんて称号はとてもじゃないけど冠せられない。
しかし二次元くんのリア充っぷりといったらないですねー。
楽しそうな人生送ってるじゃないですか。
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厨二病なんて言葉、存在しないのではないか?竹宮先生にかかると痛い人も実は普通に生活や葛藤しているのではと思わせられる内容でした。外伝ではありましたがそこそこ楽しめたと思います。
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ギャグで持ってくかと思いきやの人生論。江別にはハッとさせられた。
秋のパーソナリティがぼんやりしててよく分からなかった。
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二次元くんが二次元くんじゃなくなった…
「たかやせんぱいへ。ハリセンのほうがましかもです。
くるまのりたいです。あきより」
ついにゴールデンタイムにドストライクなキャラが!
満場一致で★5つ!
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この小説について何か書くと痛々しい事にしかならない気がするがあえて。
この、「汚らわしいアレやソレに海苔を貼り付けたい。
いや違う、自分だ。自分が醜いのだ。自分が海苔で包まれるべきなんだ。」
みたいなアレやソレだとか、肥大した自意識とか、二次元くんという"自称"とか、
「これは俺だ。俺の話なんだ!」と共感し、夢中で読み進める一方で、
痛めつけられ、傷つきながらも、二次元と三次元を反復横とびするその姿に
「もういい、やめろ、やめてくれ! 俺はこんなに傷ついたら耐えられないんだ!」と窓外投擲したくなる。
正直僕はとても傷ついたので、これはいい作品だと思います。
むしろ終わりがすっきりしすぎててがっかりしたぐらい。
秋ちゃんが自覚的に二次元くんを傷つけてくれると期待していたのに。
(そのくらいする権利はあるだろう)
ちなみに、「BLの受け側を自分と置き換える」性癖と「二次元くん攻め やなっさん受け」妄想を足して2で割ったら「二次元くん、セックスしましょう」にしかならないじゃないですか。
なんだそれ。 汚い!汚らわしい!もげろ!爆発しろ!死ねばいいのに!死ねばいいのに!
(しかし、前者は大っぴらに書いたらすさまじく叩かれそうなんだが大丈夫なんだろうか)
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変わりたいけど変われない。
一歩踏み出す勇気がでない。
そんな1人の男の、不器用な、だけど熱い物語。
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ひたすらフィクションの世界に没頭しているはずなのに、三次元に引きずられるこの身体や心が儘ならず、うっとおしいわけです。
自分には理想世界があり、それを強く信ずる心があるから大丈夫、と思っていても自分が身につけているのは紙装甲にも満たない海苔装甲だったりするわけです。
見たくないものは思わず海苔で蓋をしたくもなります。
サブキャラである二次元くんをフィーチャーした本作。儘ならぬ現実に苦しみながらも、もがく彼にエールを送りたいです。もう一度彼の物語に出会えたらいいなぁ。
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正直、本編より面白かった。二次元くんが二次元くんになったルーツ。いろいろ痛々しいけど、がんばった。間に合った。大事にしろよ、バカ。/舞やキングたちの描写がなんかリアル。そんな方々いらっしゃいます。
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読みながらずっと感じていたのは
「なんというオレ!」
それに尽きる。
「三次元で生きるのはキツい、けど三次元で生きなきゃいけないと思ってる」
「へんなのって言われても何が変なのか分からない。どうすればフツーになれる?」
「他の人は世の中をうまく渡っていて、ウマく出来ないのは自分だけなんじゃないか。どうすればウマくできるのか?」
...みたいなくだり。
どれだけ悩まされたか。
でも二次元君は自分なりの答えを見つけて、キッチリ立ち上がった。
泥臭いような、憧れるような姿ではなかったけど、カッコいいと思った。
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2012 6/20読了。WonderGooで購入。
『ゴールデンタイム』の名脇役、二次元くんが主人公のスピンアウト。
ただ、なんだな、彼は脇役のままでよかったような・・・(汗)
溢れ出んばかりの自意識が読んでる方まで息苦しくなるくらいで、いや、さすがにいくらなんでもここまでの自意識の塊はもういっそアンハッピーエンドでもいいんじゃないかな、とすら思ったり。
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ブリジット無双なお話。
ってわけでもないけどまあ表紙にもいるしw
お話の展開的には無難な感じに抑えてて、
ゆゆこっぽさは薄い気がする。
チャラ男の描写もそうだけど、
なんか別人が書いてるじゃないかって印象すら受けた。
ところどころゆゆこ節なんでそんなこともないんだろうけど。
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ゆゆこ先生節全開の山あり谷ありジェットコースターのような展開と、極めて繊細かつリアリティに溢れた心理描写。
圧倒的でした。
読後感は極めて爽やか。
読んでよかったです。