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DWJの遺作。きっと、もっと元気だったら、アーヤももっと騒動をおこしたはず。でもちょっと末恐ろしそうなアーヤの行く末は、自分の想像でうめればいいのね。
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魔女の家にひきとられ、こきつかわれるアーヤ。
ふつうなら可哀想な子が知恵を絞って…という展開になるのでしょうが、少々ブラックなアーヤは、それほど悲壮感もなく「アーヤvs魔女」(もちろんアーヤ優勢)の戦いへ突入し、アーヤの性格そのままの、違和感のあるラストがまってます。
中学年向けだと思うけど、好き嫌いはわかれるかなぁ。
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(No.12-59) ファンタジー児童書です。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『身よりのない子どもの家で育った女の子アーヤは、ある日魔女の家に引き取られることになった。
魔法を教えてもらえると思ったアーヤは、はじめはよろこんだ。ところが家に閉じ込められて、毎日こきつかわれてばかり。
すっかりいやになったアーヤは、魔女の飼っている黒ネコトーマスに助けてもらい、こっそり魔女に立ち向かうための呪文を作ることにした・・・。
ファンタジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作を、豪華なカラー挿絵をたっぷり入れて贈ります。』
ジョーンズさんが亡くなる前にイギリスで出版された最後の本。ジョーンズさんは佐竹美保さんの絵で飾られた日本版の本がとても気に入っていたそうです。きっと今回の佐竹さんの絵がたくさん入った本も、気に入ってくれるだろうな。見て欲しかった・・・。
お話はあまり複雑ではないので、対象としては小学校中学年からだけど低学年でも読めると思います。
あまり毒もなくとんとん拍子にお話が進み、楽しく読み終わる寸前、あらら嬉しいこと!ちょっぴりですが不穏な毒の気配が・・・・。
もしかしてこの続きもジョーンズさんは考えていたのかしら。アーヤのお母さんのこともあるし、充分ありえる。
でも残念だけどこれで終わりなんですね。素敵な本をありがとうございました。
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身寄りのないアーヤが 魔女に引き取られてって話。
短いので スラっと読める。
アーヤの本名から なるほどねぇっと思うエンディング。
遺作だったんだなぁ。
ハウルの動く城が有名だけど
この本に出てくる 家も 一風変わった魔法のかかった家な気がするなぁ。
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“そこで、女の人のことばをさえぎって、アーヤは言った。
「だいじょうぶ」
だれかをこっちの思いどおりにあやつるには、いちばんはじめがかんじんなのだ。アーヤには、それがよくわかっていた。
「だいじょうぶ。おばさんは、お母さんになりたがってるように見えないな、と思ってたし。じゃ、これできまりね。おばさんが、わたしに魔法を教えてくれるかわりに、わたしはここで、おばさんの助手になったげる」
どうやらベラ・ヤーガは、アーヤをおどしつける気まんまんでいたらしく、気を悪くしたように、ふきげんに言った。
「そうかい、じゃあ、きまりだ。さっそく、こっちで働いてもらおう」そして左がわのドアをあけ、アーヤをなかに入らせた。”[P.27]
ダイアナさんの遺作。
佐竹さんの沢山の絵が見事にマッチしていて。
アーヤちゃんには魔女の素質があったのだろうな。
将来を考えると末おそろしや。
マンドレークがアーヤじゃなくて、ベラ・ヤーガに怒った場面が好き。
“きのうは、町でいちばん高級なホテルの朝食のメニューをもってきてくれた。アーヤはそれを手にとり、じっくりながめた。
『ベッドにおとどけする朝食セット、くんせいニシンつき』にしようかな、それとも『スクランブルエッグ』?いっそ、両方でも、いいんじゃない?
ついでにヨーグルトもたのもうかな、と考えていたとき、アーヤは、ひとつだけ、まだ思いどおりにいかないことがあるのを思い出した。
カスタードが、どうしても、家に遊びにきてくれないのだ。マンドレークのことがこわくて、来る気にならないらしい。
やっぱり『ミックスグリル』にしよう、ときめたあと、アーヤは思った——でも、だいじょうぶ。この新しい家でうまくやったみたいに、カスタードのことも、あやつれるようになるはずだもの……”[P.123]
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挿絵が日本人で、挿絵の差し込み方が工夫されていて、そしてカラーなのがいい!続きをよみたかったなぁ。
魔女、魔法、家族、など。紹介したい。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作。
孤児院で何不自由なく楽しく暮らしていた少女・アーヤは、明らかに怪しい風体の男女二人組に引き取られることになり・・・?というような話。
アーヤは実は魔女の娘で、もらわれた先で魔法を覚えようと目論み、使い魔の猫・トーマスと一緒に色々たくらんで・・・と、いろいろ膨らみそうな展開の割には、アーヤの実の母親のことなど、いくつか未消化の伏線を残したまま終わった。
遺作ということなので、予定していたすべてを込めきれなかったのかもしれない。
たくさんの素晴らしい本をありがとうございました。
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この方のお話は、たくさん人が出てきて、混乱するものも多いですが、今回は少なめで、挿絵も多く、絵本感覚で読みました。
お亡くなりになったとは知りませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。
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養護施設に捨てられていたアーヤは、施設で不自由なく暮している。里親なんてまっぴらと思っていたのに、ばかでかい男とカラフルヘアーの女に里親としてもらわれてしまう。ところが、この二人実は魔女で、下働きの子どもを捜していたのだ。
魔女の仕事(いろんな魔法の薬を作る)の準備を手伝わされる。この不思議な家は、入る事は出来ても出る事が出来ない。こき使われる事に頭にきたアーヤは、魔使いの黒猫と魔女たちの裏をかくべく魔法の薬作りに挑戦する。
元気なアーヤの痛快なお話。佐竹さんのカラーイラストもふんだんに使われ、楽しく読めます。
昨年亡くなったダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの遺作。
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ダイアナ、ウィン、ジョーンズ。ハウルの動く城の作者の最後の本。魔女の子でありながら、孤児院で育っていたアーヤは魔女の家に引き取られる。魔女にこき使われるばかりの毎日に、アーヤは反撃をする。
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多分、もっと続くはずのおはなしだったんだろうなあ、アーヤが捨てられていた時の状況とか、カスタードのこととか、回収できていない(であろう)伏線があちこちに・・・仕方のないことだけれどとっても残念。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(1934~2011)は、ジブリのアニメにもなった「ハウルの動く城」シリーズを書いた原作者です。
魔女が登場するファンタジーをたくさん書いた作家で、「ファンタジーの女王」と呼ばれている人です。
『アーヤと魔女』もそうです。
ストーリーの説明を簡単にさせていただきますと、アーヤは捨て子で、孤児院のようなところで育てられるんですね。アーヤは孤児院がとても気に入っています。でもある日、ベラ・ヤーガという醜い魔女がやって来て、アーヤを引き取ります。アーヤは魔法を教えてもらえると思っていたのに、ベラ・ヤーガに毎日こき使われるだけ。アーヤはベラ・ヤーガの家から逃げ出したいと思いますけれど・・・
*
と、そんな話です。
本の帯には宮崎駿の推薦文がついていて、「ぼくは5回くらいスミからスミまで読みました」と書かれています。確かに、面白いです。
私はこの本を読んで、すこし「魔女の宅急便」を思い出しました。
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DWJの遺作。
そうかー。これが最後の作品か。。
もう新しい作品が発表されないのかと思うと悲しい。
この本も短くて、まだ広がりそうなところで終ってしまってはいるけれど
闘病中に書いたとは思えないアーヤの力強さ。
いやもうまったく良い子じゃない。良い子じゃないどころか末恐ろしい。。笑
挿絵が全編カラーで素敵。
個人的に90年代後半の佐竹さんの絵が大変好きなのですが、最近の絵はそんなに好きじゃなかったのです。
が、
これは久しぶりに素敵と思いました。
佐竹さんのジョーンズ愛が伝わってくる仕事ぶり。
まだ読んでないDWJ本。残り2冊!
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ダイアナ・ウイン。ジョーンズ、これがホントの遺作なんだなあ…相変わらずの独自の世界、小気味よい物語展開、ちょっと不気味で不思議な味わい。シリーズでこれからたくさん広がってゆきそうなところなのに、亡くなってしまって、本当に残念…