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見苦しきもの・・・痩せ色黒き人の、生絹の単着たる<枕草子より>
から、作者はタイトルの発想を得られたのでしょうか
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まさかの最後…。女って怖!
読んでてほっこりしたりクスッと笑ったりぞっとしたりいろんな思いができました。ぜひ読んでみて!
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舐めていた。
21歳の筆者、
だいたいこのような話だろうなと
予測をつけていたが
見事に裏切られる。
同年代ということもあり、
本当に天晴れ!という言葉を送りたい。
私は ますほの薄が好きです。(笑)
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平安時代を思わせる八咫烏の世界。皇太子・若宮のお妃になるべく4家の姫がしのぎを削る。妨害や嫌がらせ、黒い陰謀が渦巻くなか事件が起こる。妃の座を射止めるのは果たして誰なのか。
平安時代がベースとなって作られた世界なんだと思うので、その時代が苦手だと読みにくいかもしれません。
ストーリーの展開は途中まで「もしや変哲のない恋愛もの!?」と思わせておいて、しっかりドロドロした腹黒いミステリー(?)になっていくのが面白かった。
しっかり読者をあせびに寄り添わせておいて、、、、
どの登場人物も食えないキャラでかなり個性的。だからこそ、4人の姫が出てきても混乱しないですんなり読みやすかった。
このちょっと変わった八咫烏の世界。面白い世界なんで、続編とかサイドストーリーとかも読んでみたいな。
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ラストは一気読みでした。まさかの展開どんでん返し。
久しぶりに面白い和製ファンタジーを読む事が出来ました。
読み始めてすぐは漢字の読みに慣れなくてちょっと手間取りましたが、友人から手帳やメモ帳に書き出すといいよと教えてもらい書き出してみたら後はすんなり物語に集中する事ができました。
またそんな事があったらこの手を使う事にします。
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ミステリーになるのかな?
思ってたのと違くて少し残念な半面、単純な私には楽しめるストーリー展開でした。
ただ、文章が全然追いついてない感はあります。残念!
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「烏に単は似合わない」
書店でこの表紙を見た時に「またえっらく可愛い表紙だな」と思った。
帯を見れば、「松本清張賞受賞!」とある。
著者名を見る。
あぁ、これか。
ほんの少しだけ知っている方の名前だったので、たんに面白半分という形でレジに持っていった。
***
内容についてだが、序章をぱらぱらっと読んでの感想は
「何だかコバルトやら角川ビーンズとかにありそうな設定だな」
ということ。
4人の皇宮妃候補。
それぞれの住居が春夏秋冬に分かれている部分が何となく源氏物語を思い出させる。
四季の描写は日本的でありつつ、どこかオリエンタルな雰囲気もある。
夏の描写が特に好き。
この物語がコバルトやビーンズと違う部分は最後の最後まで若宮が登場してこない辺りにある。
また、手紙のミスリードも上手い。
こっそりと交わす手紙のやり取りに、「もしかしてこれは…」とどきどき胸を高鳴らせた人はきっと少なくないはず。
それぞれの姫君たちの描写、またそれにつき従っている女性たちの細々とした性格、やり取りがかなり面白い。
続編があるのかは知らないけど、なくてもいいかも。
阿部さんの他の作品が早く読みたい。
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八咫烏(やたがらす)が支配する世界。次代の王(金烏)となる若宮の后選びとして、王家を支える四家の姫君が登殿することとなる。
見目美しいながらも四者四様に性格の違う姫君達は、それぞれに家の事情を背負って登殿する。
びっくりだー。全五章のうち四章までは后選びを巡る権謀術数のお話で韓国時代劇もかくやって雰囲気だったのが五章にはいって愕然。言われてみれば張り巡らされた伏線の数々。読み終わった直後に最初のページから再読したくなる。さすが松本清張賞。
それにしても、表紙のイラストが絶妙。
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前半はそれなりに読めたけど、後半が。。
最後に出てきた人に、話をまとめられてもな。全てにおいて腑に落ちない。
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阿部 智里先生、ありがとうございます。
松本清張賞ってこういうジャンルのものも該当するの? って不思議な感じ。アジアンハイファンタジー?
読んだ感じはまだラノベに産毛が生えた程度という感じだけど、未熟なのは安部先生自身が自覚されてるようなので私が言うところではないなと。
でも、4人の姫の葛藤もよかったし、着地点ソコ?っていうちょっとした(読めた人は読めただろうけど)サプライズとか、
一番の天然さんが、天然さんですまない天然が故の罪を暴かれて堕ちるところは面白かった。
今後が楽しみです。
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懐かしの少女漫画主人公タイプが勝利だったら胸糞悪いな~、コバルト文庫行けよと思ってたら、そこまで作者の計算通りでした。
綺麗なひっくり返しは、多少出来すぎだけど清々しいです。
他の方の感想を読んだらどんでん返しへの伏線が足りないというのが多め?
確かに作品内にそれらしき伏線は見当たらない。でもこの作品の場合、典型的な懐かしの少女漫画風というのが伏線なんじゃないだろうか。メタ伏線というか。
こういうタイプの物語がどういう着地をするのか、皆が一般常識として備えてるのを前提に作られてる感じ。上手く言えないけど。
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最近流行っている乙女ゲー風ラノベ的なミステリなのかー。あ、ファンタジーも流行ってら………と思ってたらだまされた(笑)
これ表紙からして騙す気満載だよねぇ。
うんまぁ、マジメに読むと「あれ?」とひっかかるところはあるんだけどさ、乙女ラノベ風に騙されたよ!
しかしながら、氷室冴子氏の「なんて素敵にジャパネスク」を読んだ身からすると、この舞台のエセ平安風には若干ついていけなかった……。うん。なんというかちぐはぐなご都合主義の(文化的な意味での)風俗だなぁと。
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最後(第5章)まで読むとそれなりに納得できる作品でしょう。
どちらかといえば女性向け。
「松本清張賞」という言葉で選ぶと期待はずれという評価になるかな。
帯にある「熾烈な争い」というのも誇張。
選考委員の言葉では、北村薫氏の「作者の筆は、若々しく冒険に満ちている」という評価が印象としてはマッチする作品。
源氏物語女性サイド+後宮物+ファンタジー。
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読者の目線をあせびにしてからの最後の流れは本当にびっくり
松本清張賞をとっていたというのは読んだ後に知ったことなんですが
これは賞とるよな~とすごく納得
個人的に和風な舞台、衣裳や装飾などの描写がとても好きです
若君が本当に最後にしか出てこなかったのが残念
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若宮の后を選ぶため、四人の美しい姫君が後宮に集められた。しかし、肝心の若宮は後宮を全く訪れない。主役不在のじれた空気の中、それぞれの思惑と駆け引きが交差し、事件は起こる――。第19回松本清張賞受賞。
和風ファンタジーでミステリー。あまりファンタジー要素は感じられなかった。視点の関係上、何が起こっているのかよく分からない状態で物語の大部分を読まされるので、最後の謎解きは「!?」の連続でした。その大逆転を快感と感じるか、不快と感じるかは好みだと思います。単純な私は残念ながら後者でした…信じていたのに裏切られました(笑)
四人の姫君それぞれに四季のイメージが当てはめられているのですが、物語上でも四季が移ろってゆき、その描写が美しかったです。和風いいですね。