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昭和の初めに精神病院で起きた凄惨な事件・・・
とか、あおってた割には刺激が足りない。
つまらなくは無いけれど、なんか騙された感たっぷり。
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首藤瓜於は恐ろしい作家だ。
その恐ろしさは物語の随所に見受けられるのだけれど、ラスト20ページにその本領を見た。
この物語を読んでいると、何が現実で何が妄想なのか分からなくなってくる。読むほどに混乱が増す。
物語の本筋と関係ないエピソードが続き、着地点が見えないのも読むものを混乱させる。こうしたところもある意味恐ろしい作家である。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、ラストに至る動機が今ひとつかな(現実的ではあるが)。
随所に出てくる「神」の問題については、放って置かれた感じ。
なんか、疲れたー。
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昭和初期の精神病院を舞台にしたミステリ。残念ながら、凄惨な殺人事件が起こって名探偵がそれを解決する、という話ではなかったのだけれど。スリリングな展開も多くて楽しめました。
しかしなんといってもタイトルのインパクトが素晴らしいです。でっかい烏賊、出てきます(笑)。まさかそういう出方だとは思いませんでしたが。
ラストで明かされるあることには、けっこう序盤で気づいてしまったのだけれど。それでも面白く読めました。しかし難を言うなら……タイトルにまでなってるし名探偵のはずの面鏡の存在感が薄すぎる気が。
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「脳男」のような作品を期待してたのですが、、、
探偵面鏡が印象薄い、、、
最初あたりから、もしかして、そうなのか?と思いながらラストに。
分厚いけど、サクサク読めます。
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昭和のはじめ、日本で最初にできた専門精神科病院で起きた凄惨な事件。新米医師の使降醫が、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎解きに挑むと、病院幹部たちが絡んだ忌まわしい過去と繋がっていた。謎の患者「黙狂」は何者なのか。元クジラ捕りが見た「烏賊」の意味するものとは。
・・・・うーん。なんか「あらすじ詐欺」って感じがするな。そんな話か?これ。
「凄惨な事件」って基本的にずっと別になにも起きないよね。最後の最後くらいで。その謎を解くっていってもなんだか解いたんだかどうなんだか。。「博覧強記」ってのも、そんな場面がそもそもあったっけ?そのうちそういう場面がでてくるだろう、なんたって「名探偵」なんだから・・と最後まで読んであれだったし。。。タイトルの「烏賊」ももっと話の根幹にがっしりとからんでくるかと期待してたんですが、まあそれなりくらいのものだったしなあ。特にあの看護婦のくだりとかはなんだったんだろう?
昭和初期の医療、それも精神科領域って特殊な分野での独特の雰囲気はなかなかよかったとは思いますけどね。
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なんか結論から言うと訳がわからず3分の1くらい読んで断念。登場人物の名前は普通では読めない字ばかりだし話しもあっち行ったりこっち行ったりで核心が見えない。もう少し読めばわかるのかもしれないけどその前に疲れたわ。なんかタイトル倒れって感じで医療物なのかハードボイルドなのか怪談物なのかよく解らずに止めました。
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最後まで興味を持たせてくれる謎が弱い。前半の雰囲気と、烏賊の挿話は良かったのに肝心の大幽霊烏賊の扱いがなんかなぁ~
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何が書きたかったのかよくわからなかった作品。
文章の厚みや、エピソードと考察などはすごく良い雰囲気で読み応えがあるのですが、、、どちらかと言うと、目的より手段に重点を置いてしまったのかも。
不穏を醸し出す表紙、タイトル、そして首藤瓜於ときて胸中はズキュンと射ぬかれ、最後の最後の最後まで期待(希望を捨てず)して読み上げました。が…なんとも言えない。才能の落とし穴。
詭弁的一言感想→「伝えたい事って、実は伝えなくても良いことだったりするんじゃない?」
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導入部〜中盤は次が読みたくてワクワク。看護師さんとの恋愛は余分な感じ。全体的に回り道多し。そしてあれだけ拡げながら、結末はもの足りない感じ。シャッターアイランドみたいな後味の悪さ。
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副題に「名探偵面鏡真澄」。そして日本最初の専門精神科病院で起きた凄惨な事件、新米医師が謎解きに挑む。なんて帯の文章に関わらず、全然ミステリしてません。
しかし、入院患者たちの妄想が現実と入り交じる、不可解な世界観がとても素敵でした。特にタイトルにもある巨大烏賊の話は凄いぞ。映画のシーンが浮かぶような映像的な描写も好い。
ラストは拍子抜けだが、それはそれで世界観を保ってて悪くないよ。
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松沢病院とおぼしき精神病院を舞台に、戦前の物語として語られていく。
途中には雑多なエピソードが詰め込まれ、これはそれぞれ面白いが、小説としてのまとまりは???
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途中の精神医療に関する雑話は結構面白く読めた。だが、一冊の本としてはどうかと思う。結局、何を書きたかったのか意味不明。最後の種明かしも安直。こんなカラクリ、他でも読んだことがある。途中、期待感があっただけにがっかりした。
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期待が大きかった分肩すかしをくらったような感じ
主人公の精神科医らしからぬ言動と行動にイライラし通しでした
最後までくれば、「あっ、そういうことだったのか」だったのですがね
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面白いとは思ったけど、探偵役が事件を追う必然性がまったくないのが、推進力にいまいち欠ける感じでした。
その他は舞台、登場人物など良かったんですけどね。
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面鏡さんと主人公の関係は変に穿った見方をしなくても最初の登場であれ?って思うくらいわかりやすかったので、もう少しひねってほしかったかも。