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読んでいて、ヤマザキマリは同世代なんだな、と、確信しました。
私の小学校就学前~小学校時代には、今の貧困よりも確実に「貧乏」な同級生がいました。そうでなくても、キャラクターのついたビニールの筆箱は簡単には買ってもらえませんでした。そして、働いてるお母さんの子供は差別されつつも、周りのお母さん(&おばあさん)達に心配され、面倒みてもらっていました。学童といったシステムがなくても、誰かが面倒みてくれていたのです。私の母も知らない子供でも危ないことやいけないことをすれば、平気で叱っていました。(うるさすぎのキライはありましたが)
忘れかけていたそんな時代が自分が体験したリアルな時代だったことを思いだしました。
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びっくりした。
あったかい。
あったかすぎる。
日常のようで大切なお話たち。
クリスマスプレゼントの話、気づいたら泣いてたよ。
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懐かしくて寂しくて温かい。
大好きで大切な本がまた増えたな。
みんなにお勧めしたい。
ヤマザキマリさんのことがますます好きになっちゃった。
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テルマエロマエの作者であり、最近は評論家としても活躍されているヤマザキマリさんの自伝的小説。小説かと思って買ったら漫画だった。決して豊かではない家庭や地域で起こる、子供にはどうしようもない出来事の数々。それでも愛情や優しさにホロリとさせられる。
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テルマエ・ロマエのヤマザキマリさんが昭和40年代の子供たちを描く、自伝的作品。団地、貧乏な家、筆箱や駄菓子屋のエピソードは、ある世代以上には非常に懐かしく、哀愁を帯びて映る。
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なんと心のきれいな姉妹だろう。いつも、ひとのためと考え,考えるより先に行動に移す。それで自分も楽しんでいる。第一話、母はバイオリン奏者「わたしはね 大好きな音楽をやるためにいろんな事を犠牲にしてきたけど後悔していないし、あの子たちにはどうしても幸せで元気で明るいママを見て育ってもらいたい…」。美大に行きたいのなら親にそう言わないと。第二話、海外演奏旅行で20日間、祖父母に預けられる。田舎のよろず屋の息子…実家に戻っていた母が帰宅。五話、好きな絵描きを仕事にしていて貧乏であっても仕方がないが、子のためには…
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母子家庭のマヤとルミの姉妹は、母がオーケストラのバイオリン奏者で飛び回っているため、2人で留守番をしたり多くの時間を過ごしている。子供2人が目にする世界には様々な人間模様があるし、母不在の時間にトラブルになることも。
ノスタルジー、と綺麗な言葉一つで片付けるには、読み手の心をヒリヒリさせるエピソードの数々。
今以上に世間体だったり偏見だったり色々なものがあって、同時に、それでも人と人の繋がりの中でなんとか生活をしないといけなかった時代の空気を感じさせられる。