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細田さんの私の中の立ち居地が
「90年代以降の貧乏実写日本映画のいいところをわざわざアニメで再現する人」
という方向で固まりつつあります。
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映画を振り返れるとともに、監督はもちろん制作者陣のあつい情報が詰まってて、買ってよかったー!ていう感じです。
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オフィシャルガイドというだけあって、
ヴィジュアルに関する情報量がまずすごい。
そして設定に関する内容、
監督、キャスト、スタッフのインタビューまで充実している。
とくに、ストーリー内容をカットやセリフを交えて追っていき、
パートの節目ごとに監督のそのストーリー、カットへの思いや苦労が書かれている足跡ノートがよかった。
さらに巻末の細田監督のロングインタビューもボリュームがある。
その中で「おおかみこどもの雨と雪」の着想について語るところが、
ほかの雑誌記事以上に細かく充実していてよかった。
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内容紹介
細田守監督が描く、親子の絆の物語。監督をはじめとするスタッフやキャストのインタビュー、資料で徹底解説。感動のストーリーとスタッフの想いを届ける公式ガイドブック!
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映画の細かい設定、デティールの部分がやけに生き生きしていると思ったら、その舞台裏には、十倍くらいのこだわりが隠されていた。
いちばん美しいなとおもったのが、家族三人が雪山をかけぬけるカメラワーク。見ていて気持ちよい描写。圧巻です。
花という女性-母親の魅力は、子どもが離れていくことも受け入れて、子どもたちを全力で受け止め、信じ、見守ったところにあるのではないかと。
スポットライトもあたらず、当たり前のことを懸命にこなしている母親の中こそ本当のヒーローなのかもしれない。