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■プレゼン
1.プレゼンの中身うんぬんする前に、まず人としての魅力を鍛える必要がある。
プレゼンを聞かされる前から、すでに相手の提案を受け入れるかどうかの決定を行っている。
だからこそ、プレゼン以前に、相手に好ましい印象を与えるような行動をとることが重要なのだ。
2.プレゼンの中身よりまずはプレゼンターの魅力が重要。
3.セールスマンのようにぺらぺらしゃべる姿は、誠実さを感じさせず、表面的な印象を与え、相手の心を動かすことができない。
4.楽しそうに話せば、聞き手からの評価は高くなる。
5.話をするときには、相手の目をみつづける。野性味を感じさせる。
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●プレゼンに言葉はいらない。実際のサンプルの見本があるならそれが一番いい。
●出版社への売り込みはみんな企画書だけ持ってきて完成原稿は持ってくる人は少ない。実際の原稿を完成させていて「こちらを一読していただきたいのです。お気に召していただければ、ぜひこちらの出版社から刊行させてください」とやるほうがいい。
●プレゼンの成否は事前の根回し。あらかじめ参加者全員に「こういう提案をさせてもらいますのでよろしくお願いします」と伝えておけば会議もスムーズにいく。
「私は○○の提案をさせてもらいたい」という予告を与えておくと、相手もそれを受け入れる心の準備をしてくれる、意見すら変化させてくれる。予告話法。戦わずして勝つ。
●相手が無名なうちからコネを作っておけ。将来伸びそうな人に注目し、徹底的に親切にするとか「個人的に」親しく付き合ってもらうようにする。
●自己紹介で自分に興味を持ってもらえているか。名刺の裏に自分の出身地や卒業校を刷り込んでいる人がいる。
●プレゼンを成功させるためには「人と人とのつながり」が欠かせない。自分の出身地を明らかにするような「つまらないこと」の積み重ねがプレゼンを成功に導く。
●プレゼン前や後にも注意。会場に入ったらどこで相手に見られているかわからないのだからずっとニコニコしっぱなしでいなかればならない。
●相手ができないことを提案してもムダ。プレゼンする時は相手がそれを受け入れる準備が整っているかを確認しなければならない。
●完璧にやろうとしない。プレゼンというのは少しくらい不完全のほうがウケがよくなるらしい。
●資料にこだわるな、説明と発表にこだわれ。資料は「現状」「課題(問題点)」「解決法」などが書いてあればいい。資料を読まなくても最初から最後までどんな発表をするかを頭に叩き込んでおくほうことのほうが重要。巧みな話術で知られたチャーチルも演説の前には必ず何度も練習を重ねた。気の利いた言い回しもジョークもあらかじめじっくり考え抜いたもの、45分の演説に、6、7時間かけた。
●プレゼンには必ず「おまけ」をつける。目次にないような話をする。「今日はちょっと発表が早く終わりましたから特別におまけの話をいたしましょう。」「ここだけの話ですけど」的に話す。
●質問されたら復唱するクセをつけろ。客「他社さんの例も知りたいんだけど」→自分「なるほど他社さんの例を知りたい、というわけですね?」のように。質問には即答することが大切だが、難しい。相手の質問を復唱しつつ、ゆっくりと相手の質問に堂々とした態度で答えていけばいい。
●いかなる問題もバーで知り合った女性に説明できるよでなけばいけない。―イギリス物理学者ラザフォード
●難しい話をわかりやすく伝えるためには「たとえ話」をできるだけたくさん使う。
●話をするときは相手の目を見つづけろ。目があったからといって目を伏せてはいけない。野性味がある人は眼力がすごい。
●軽く日焼けしておくと、貧相なイメージを払しょくできる。
●プレゼンの時は、背筋をピンと伸ばす。ふだん猫背でも重要な話をするときは意識して背筋をグッと伸ばすようにする���
●中心に重点を置き、まっすぐに立つ。
●ジョンFケネディは就任直後の支持率が72%。戦後彼を超える支持率をとった大統領はいない。
●プレゼンの時は、テンション高めで話す。少しくらいオーバーでいい。
●相手と「お知り合い」になってしまう。プレや会議や講演では先に入って参加者とおしゃべりして「お知り合い」になるほうがいい。
●できるだけ「問いかけ」話法で話す。「こんなサービスがあったなあとと思ったことはありませんか?」的な。
●プレゼンの時は、ちょっと強く断定しすぎちゃっているかなと心配するくらい断定的に話していい。
●服装はビシッと決める。夏も上着は持っていっておく。
●笑顔の力。笑顔の大きさ、笑顔の頻度、笑顔の持続時間を増やすだけでみなさんのプレゼン能力は確実にアップする。
●元気いっぱいに話す。「みなさん、こんにちは!では、さっそくプレゼンを始めさせていただきますよお~!」と妙に明るくスタートするのがコツ。
●相手が唇をすぼめたらいったん立ちどまれ。唇をすぼめるのはノーのサイン。
●最初の一番に大ネタをぶつけろ。「いきなりで申し訳ないのですが、本題から入らせてもらっていいですか?」と言いながらスタート。1時間まるまる時間を使うのではなく、最初の30分で勝負するぞでちょうどいい。
●プレゼンの最初の1分間と最後のまとめの1分間は丸暗記する。
●緊張してもいいのだ。むしろ緊張しているからこそ最高のプレゼンができる。「ピーク・パフォーマンス」はある程度の緊張が必要。
●自分はプレゼン上手であると考えよう。自分が思っているより実際は上手い。
●「もう一度言いますよ、ポイントは~」「私は心配性なのでもう一度~」「くどいようですが~」のように何度も同じことを伝えるほうがいい。
●お坊さんは人生の半分は掃除をしている。いつも掃除を心がけるとマナーを感じさせる人間になれる。
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プレゼンはパワポや発表などの細かな「スキル」よりも遥かに重要な前提、すなわち「人間力」が重要!といった内容の本。うんうんその通りと腑に落ちる内容が満載でした。プレゼンする機会のある方には、非常にお勧めな一冊。
以下参考になった点、引用、自分なりの解釈含む。
・プレゼンテーターの具体的な提案を聞く前に、最初の数分レベルの印象で、提案を聞くか聞かないかほとんどが決まってしまう。だからこそ、表情や身だしなみ、立ち振る舞いが非常に重要だし、プレゼンの入り方は特に気を使う必要がある。
・駄目なプレゼンターは、そういった前提を重視せずに資料の中身にばかり気を遣い、こりまくる。聞いてる方は、そういうのを見透かすもの。大事なのは資料の見た目よりも、聞き手の関心を引き付けられるか。資料作りにかける時間の半分はプレゼンの練習にあてるべき。
・100の言葉よりも、1つの現物の方がよっぽど効果的。資料作りにせいを出すより実物サンプルを作るべき。サンプルを手に取らせることで、人は自然と愛着がわくもの。サンプルなしのプレゼンは原則避けるべき。
・プレゼン前の根回しが極めて重要。「こういうことを決済してほしい」という根回しをせずに、会議当日に「あーしたい。こーしたい。どうでしょう?」とぶち上げるから、異論反論が噴出する。事前に相談しておけば「お、頼られてるな」という心理を引き出すことも可能。この事前根回しのあるなしで結果は雲泥の差になる。
・願わくば立場の偉い人にプレゼンし、直決済を取りたいものだが、偉い人はそれ相応に忙しく、引っ張り出すのは難しい。ただ、そんな偉い人も昔は一般社員。この一般社員の時に「この人は出世しそうだ」というツバつけができるかどうかが重要。古くからの付き合いがあれば、偉くなった後も場に引き出すハードルは下げることが可能。
・名刺交換も立派なプレゼンの場なのに、何も考えずにあいさつで終える人が多くてもったいない。短い時間ながら、いかに相手にインパクトを残せるかを考えてみること。
・たとえば名刺に4ツ葉のクローバーの絵を入れておいて「あなたに幸せが訪れますように」とちょっと入れておくだけで、印象は変わるはず。たとえば自分が持ってるちょっとした趣味の資格を入れるのも効果的。その資格を軸に会話あ始められる。
・名刺そのものへの工夫が難しい場合でも、出身地を自己紹介で添えてみる。人間はもともと自分との関連性を無意識に探しており、関連性がヒットしやすいのが同郷。ラッキーにも同じ出身地だったら、それだけで印象が1段あがる可能性が高い。
・まさにプレゼンしている最中は当然集中するだろうが、その前後も気を抜いてはならない。商談相手の最寄駅からの歩いてる時から、笑顔・機敏な歩き方を意識すること。間違っても、その会社の陰口をいったり、歩きたばこをしたりしては駄目。どこでだれが見ているかわからない。
・プレゼンの冒頭で「心のバリア」を取り除く工夫をすること。営業=無理強いの塊、っと考えている人がほとんど。無理強いは決してしませんので、意見を教えてください、というよ���な事前アナウンスがあるとなしとでは、先方の受け止め方が変わる。
・人はおまけが好き。相手の反応を見ながら「ここだけの話しですが・・・」「お客様だからちょっと打ち明けますが・・」と切り出すと良い。この「ここだけトーク」まで目次に掲載したりしないように。あくまで「予定外」を演出することで、特別感がでる。
・相手がわかる言葉で話すこと。パソコンのヘルプ辞書みたいな、わかる人にしかわからない言い回しは絶対に避ける。この噛み砕きが重要。
・出来そうなオーラがある人の共通点は、ギラギラとした野性味。この野性味を作り出すのは「目力」。この目力を誰でも簡単に生み出す方法は、相手と目を合わせて視線を外さないこと。このジっとみるということが相手にコヤツはできそうだ!と思わせるコツ。(もちろん睨むのでなく、微笑みをたたえて)
・相手との心理的距離をつめたかったら、物理的距離を詰めること。なるべく近い距離で話せるポジションを確保すること。商談時も敢えて1枚の紙しか用意せず、隣に座って1枚の紙を一緒に見るのも効果的。
・なるべく質問系の表現をちりばめながらプレゼンを進めると良い。●●ということはありませんか?とかを入れえておくと、聞いてる側も「あー、そいういえばあるかも」と反射的に考える。この自然の反射を活用することで、プレゼンに巻き込んでいける。
・話す時には1文1文を短く切る癖をつける。その方が、断定調になり自信の溢れるプレゼンになりやすい。自分に自信がなくプレゼンをしていると、どうしても接続詞に接続詞を重ねて、結局何が言いたいのかわからない長い文章を一気にしゃべってしまうことが多い。そうなってないか、冷静に自分のプレゼンを見つめなおしてみること。
・究極のプレゼンは「ニコポンプレゼン」。いやーここは1つよろしく頼むよ!という笑顔を添えた一言と、相手の肩を「ポン」とたたくだけで、話が進むこと。これを目指すべき。ニコっとした笑顔が、相手の心を掴むコツ。
・接待時には「手土産」を必ず用意しておくこと。接待を受ける本人は飲み食いできる反面、家族への罪悪感も少なからず感じてしまうもの。この罪悪感を緩和するのが「家族が喜んでくれそうなお土産」。接待者の家族をも接待するという意識が必要。お土産一つで接待者の家族の評価が得られたら、その商談はスムーズに流れ出す可能性が高い。
・喫茶店での商談時には「アイスコーヒー」は頼むな。ストローでチューチュー吸っている姿はどこか母乳を吸う赤ちゃんのようで、威厳が落ちる可能性がある。威厳が落ちてしまうと、肝心の提案までもが見くびられる可能性もある。どんなに暑くても「ホットコヒー」をかっこよく飲む姿を作る方が良い。
・聞き手が、プレゼン中に唇をすぼめたら、プレゼンに興味なしの可能性が高い。プレゼン内容に落ち度がなかったのかを確認してみるべき。
・1時間プレゼンの時間をもらったとしても、丸々1時間プレゼンなど間違ってもしないように。プレゼンは半分、20分で意見交換とし、10分程度早めに切り上げられるようにするのがスマート。
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プレゼンは内容(中身)よりもテクニック
プレゼンに挑む際の心構えといった精神的なところに着目した内容が多い。
元気いっぱいにテンション高めに話す、事前の根回しなど。
ただし、納得いく内容も多く勉強になる。