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東大話法っていう観点がおもしろいと思いましたが、自分でもときどきつかっているなあと思いました。
とてもおもしろく、深い文書がいっぱいです。なかでも
社会とセンサーとフィードバックの部分は、だれでも万人によんでほしいと
思う部分です。
子どもに聞く。原発の話。日本のブランドの話。平和で豊かで美しい国家群の話。また、日本の政治の流れ55年体制・田中派から小泉・民主党の流れの
解説は特によくわかりました。とってもいい本
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(未読の)前著を読んでいなくても読める、と書いてありましたが、想像するに前著を読んでいたほうが面白いし、前著のほうが、多分面白い、気がする。何か悔しさを覚えながら読む。
前半のプルサーマルの大橋教授への攻撃は、東大話法(の、稚拙なもの)の例として、面白いけれども、少々いやらしいかなと思えもする。そして、またここでも小泉政治(と、田中政治)の問題。しかし、盛り上がるのは後半。
礼によって非礼を打ち倒す、非暴力による暴力への勝利、そして子どもの権利のこと。思ったより優しさがある。狂った世界と、その中で探す自分の道。著者が言うように「ゴジラ」の影響が感じられます。
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「東大話法」と同じで,なんだかなーの本である。この人の理解は,特に理系の部分は,かなりおかしい,というか誤っている。誤った前提であるから,何を言っても真なのかもしれないが,全体として変な言説が続く。
この本自体が著者の主張する「東大話法」で書かれていると思う。
さらに,ちょっとあっちの世界に行ってしまっているのでは?と思わせる記述が「終章」に散見される。
2012/09/22図書館から借用;即日読み始め;9/25朝の通勤電車で読了
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冒頭のロケットスタートが凄かったです。田中角栄のとこが異質でガクンとギアが落ちる。次は『原発ゼロをあきらめない』行ってみたいと思います。ほんと、どうして止められないんだ…。わたしは日本が好きなのにな。巻末に「放射能基礎知識」があります! 素人に口を出させない態度と闘うために勉強せねばならんのか、難しいよう。八年経って「原発事故なんて大したことなかった」圧力を警戒しつつ。忘れない(2019-09-05)
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東大話法規則(p23-25)は楽しめた.芸当なんだろうが、最近このような話法をよく耳にするということは、それだけ普及しているのだろう.嘆かわしいことだ.民主主義に関して、"社会が安全に運営されるために必要なことは、違った感受性を持った人の声を、社会全体にとってどういう意味があるのかを考えて解釈する.そのメッセージを受け止めてフィードバックすることが、民主主義にほかなりません.(p075)" と記述してある.その通りだ.第3章 田名角栄主義と原子力 は日本の政治構造に対するかなり異色の理解だと感じたが、納得できる部分も多かった.最後の「突破口を求めて」で提案されている「子ども利益を最大限に考える」と「森嶋流ソフトウェア国防論」は重要な観点だと思う.巻末の「放射能の何が嫌なのか」は非常によくまとまった論考だ.