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最高に楽しかった。植物はすごい!まさにそんな感じだった。著者の田中修さんが書かれる文章も読みやすく、面白い。同著者の本を他にも読んでみたい。
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植物のあまり考えなかった生きる仕組みがわかりやすく解説されている。すごいが続くので、ややマンネリ感を抱いてしまうが、雑学として持っておいて損はないと思う。畑作りや庭づくりの参考にもなった。
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生物分野では、やはり動物や昆虫や爬虫類なんかが人気で、植物はちょっと地味というかあんまり面白くないんじゃないかと思っていた。科学博物館に行っても植物系の展示は人気がないし。
でもそれは間違いだった。植物は面白い。我々動物とは生きる基本戦略が全く違う。そこがすごい。発想が斬新。
畏れ入りました。
田中先生の語り口は柔らかくやさしい。こういう本は一般人向けだからあまり難しくならないよう気を配って書いたのだとは思うが、ところどころいい加減なところは気になった。が、植物そのものの本質的なすごさは充分伝わった。中学生くらいでも読める平易な文章も良かった。
『昆虫はすごい』より面白かった。
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暖かくなってくると生えてくる面倒な雑草の事を知ろうと思って読んでみました。
植物って動けない分、いろんな手段を使って生きているんだという事がわかりました。
人の浅知恵なんかでどうこうできる事じゃないんだな〜っと…
考えたら植物がなかったら今の自分たちもいなかったかもしれないし…
感謝しないとと思いました。
でも草刈りは面倒かな…
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植物の勉強です。
植物が思っている(と、ヒトは思っている)。
(2015年10月03日)
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植物の光合成が、すべての生物(動物も)のエネルギー源だということなど基本がよく分かり興味深かった。そうした基本のほかに、種なしのフルーツがなぜ子孫を残せるなどかなどの疑問も解決できた。様々な植物の話題に及んでいるので、個人的に関心がないものに対してはやや退屈。ただしそれを飛ばし読んでも買った価値がある本だと思う。
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毎年NHKラジオで行われる人気放送、「夏休み子ども科学電話相談」で植物を担当している、田中修先生が手がけた本です。
「いっぺんいうてみよか?」の名フレーズは、今年の夏に、Twitterでもちょっとした人気でした。
一応大人向けとなってはいて、高校生物程度の専門用語も出てきます。とはいえ全体に文章は平易です。
時折、漫画のように笑ってしまうような、コミカルなエピソードも挟まれています。
なので実際は小学校の高学年児童や中学生でも楽しめると思います。
因みに、巻末で謝辞を述べられている高橋亘先生も、今年の夏に電話相談の植物担当を行っていた先生です。
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2016最初に読んだ本がこの本でよかった、と思えるくらい面白かった。正確には、興味深い内容が書かれていた。普段我々が何の気なしに接している植物の色、香り、味などが植物の生存本能、つまりタネを守って残すための植物の工夫によったものであることが、多くの例を用いて、分かりやすく説明されている。植物を見るときにこの本の内容を思い出し、その植物の工夫に感心することであろう。暖かくなったら植物園に行ってみようかしら。
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内容がゆるい…。
へーそうなんだー!という内容ではなくて、ふーん…くらいなんです。
眠い。。
せめてもっとそれぞれの仕組みを掘り下げれば興味持てたのかな。
植物初心者向けのようだけど、その割りにあまりキャッチーな話題がない。
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植物って、確かにすごい。そして面白い。
特に後半の、植物が紫外線や熱、寒さから身を守る戦略については興味がそそられた。
日中の気孔からの水分の蒸発を防ぐために、夜二酸化炭素を取り込む仕組みを作り出したサボテンなどのCAM植物。
それから、次世代を作り出す仕組みの話も。
温州ミカンが日本原産ということ自体知らなかったけれど、この種のないミカンも、花粉が種を作る力がないだけで、雌しべがほかの品種の花粉を受粉すればきちんと種ができるそうだ。びっくり。
無花粉スギの話も面白い。
無花粉なので、種はできない。
花粉ができる杉の花粉で受粉させることで種を作るそうだ。
しかしそれだと、花粉ができる杉かもしれない可能性もある。
確かめるには花を咲かせる十数年後!となるところだが、植物の背丈を伸ばすジベレリンという物質をかけることで、なんと2年で見極めることができるとか。
ところでヒノキの香をのもととなる物質は、ヒノキオールというらしい。
本書を読むと、結構いろいろと日本語の植物名がそのまま使われているものが散見されて面白い。
日本にしかない種が多いということでもあるんだろうなあ。
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光合成。トゲや毒による保身の術。少々食べられても平気。
種は自力で飛ばすか、動物を利用するかして、勢力拡大。
紫外線をものともしない抗酸化力。殺菌力。樹木は超長生き。
などなど、人間にはできないワザの数々。
太古の昔に海から上陸を果たして以降、植物たちは黙々と努力を重ね、
それらの能力を身につけてきた。・・というくだりで、胸があつくなりました。
ドリトル先生物語に描かれた、意思をもって月世界の一員たる月の植物の姿は
絵空事でなく、ごく身近にあったのです。
一読して以来、食卓での合掌の意識が深まりました。
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植物も生存のために色々と戦略を立てていることが判る一冊。
以下は個人的になるほど、と感心した点。
■ワサビの学名は「ワサビア・ヤポニカ」という。
■ゴーヤーは熟すとタネのまわりが甘くなり食べられる。
■イチジク、パイナップル、パパイヤにはタンパク質を分解する物質が含まれる。
■アジサイの葉っぱには生産系の物質が含まれているらしい。
■植物に含まれるビタミンCやビタミンE、アントシアニン、カロテンなどの抗酸化物質は、太陽の強力な紫外線によって作られる活性酸素から植物自身を守るために生成されている。
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NHK子ども科学電話相談でも素敵な回答を聞かせてくれる田中先生。
植物について「へぇー!」と思うことがこの本にも多く書いてあり、感動した。
「植物ってすごいんだよ」と言ってみたところで、人にそのすごさはなかなか伝わらない。毒を作る、とか、身を守る、とか、生き残る術をいろいろとっている、といってもその感動はイマイチだ。
だけどこの本のレベルで「詳しく」書いてあると、新鮮な感動と実感がある。
私も人にすごさを伝えるときには詳しく言おう、と思った。
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田中修 「植物はすごい 」植物の特性を わかりやすく説明した本。植物のすごさに驚き、植物も 次の世代に 命をつなげるために 生きていることに 気づかされる。植物を見る目が変わる。特に 菜の花が 肥料、なたね油、バイオディーゼル燃料、土壌の放射能汚染緩和効果に驚いた
植物のすごさ
*少しくらい食べられても生きていける
*食べられないためのトゲ、渋み、辛み、毒を持つ
*カビや病原菌を退治するための かさぶた、香りを持つ
*葉が親株から落ちても 腐葉土となって 親株を育てる
食べられても生きていける
*小さい種から 大きい野菜に成長する
*自分でエネルギー源となるブドウ糖などを作る
*自分でアミノ酸を作るので、肉を食べなくていい
*全ての動物の食糧を補っている
*動物に食べられることで移動できる
「植物が果物を作るのは 子どもである種を作り、次の世代へつなげるため。果皮は 種を乾燥から守るためにある」
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全くの偶然から生物が生まれ、それぞれ異なる道を動物と植物は歩んできました。われわれ人間から見ると、まだまだ夢のような光合成が出来たり、紫外線から身を守る色々な抗酸化物質を作ったり、生き残るために本当に植物は「物を作る」生物です。凄いです。