紙の本
タイプの違う二人が目指す共通の場所
2015/09/28 16:33
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
福井に帰った綿谷新と再会の約束をした綾瀬千早と真島太一だったが、中学校という環境は彼らの状況を変えていた。地元の公立中学校である東大里中学校に進学した綾瀬千早は、早くかるたをやってくれる友達を作ろうとしてがむしゃらに誘いをかけるものの、誰も相手にしてくれず、孤独を味わっていた。
唯一の仲間であるはずの真島太一は、私立の進学校である開明成中学で自分よりも出来る平井悠貴と出会い、自分の努力をあざ笑うかのように全てを攫っていく平井に敵愾心を燃やしていた。そして、目の前の相手と向き合うために、かるたを切り捨てようとする。
最後の命綱だった太一まで失い、益々孤独を深める千早の前に現れたのは、陸上部の長距離選手でクラス委員の堀川みちるだった。彼女を通じて恋の歌を愛する先輩の稲葉奈保と知り合う千早だったが…。
自分がただ一つ大好きなかるたをみんなに知って欲しいのに、誰も見向きもしてくれないという孤独感に苛まれつつも、ひたむきな真っ直ぐさだけを武器にして突き進み、曲がることも折れることもなく突破口を切り開いていく千早と、曲がったり折れたりしながらも、悩んだり後悔したりしながらも、元々の道へと立ち返っていく太一という少女と少年の中学時代を、伊勢物語と百人一首を織り込みながら描いている。特に、千早のダメなところが全開!
次巻は新の中学時代の物語になるそうだ。
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んー。
彼らの中学時代ということで
飛び付いて購入したけど
文章に馴染めなくて途中からは
拾い読みだけしてしまった。
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マンガでは語られることのなかった、千早と太一の中学生時代。
原作で触れられていない中学生の3年間って、やっぱり大きいなぁという印象だ。
小学生の時ほど無邪気でなく、
高校生の今ほど分別もまだついていない、ちゅうぶらりんの状態。
やっぱり二人とも青いなー!(笑
千早はカルタ熱が高すぎて、周囲から浮いてしまい「変人」扱いされ、
太一は(エリート校ゆえ)周囲が全員ライバルという意識しか持てず、
境遇は違えど、理解りあえる友達が出来ずにいたんだなぁ、と思う。
親友、みちるちゃんとの出会い、
なぜ瑞沢高校に入ったのか(また、高校で太一と再会した時に彼が驚いた理由)も判って、ちはやふるファンとしては嬉しいかぎり。
次巻は新の福井編。
ああ、楽しみ!
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文章はあんまりうまくない・・・と言ったら怒られそうだけど。ぎこちなく感じたかな。変に漫画とかぶってくるとなおさら千早のモノローグがこっぱずかしいというか。
でも太一の中学時代は何となく思っていた通りで良かった。
高校生になった太一を見て、こいついい意味でちゃんと挫折を味わったな、って思ってました。
まあ、ほんとのことを言うと周りのレベルが高くて頑張っても1ケタにしか入れないとかそんな感じを予想していたのでまさか2位だったとは 笑
でも実際2位っていう方が悔しいですしね。
たぶんちはやふるのキャラクターの中で一番人間味溢れていて、感情移入できるのは太一だと思うのですよ。
だから、ここでスポットライトが当てられるのは当然かもしれないけどやっぱり嬉しかったですねー
本編でも活躍を期待してます
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漫画本編では描かれなかった中学時代のお話。
太一は学校に塾に部活動にかるたに……。太一の人生山あり谷ありすぎ……。それでも太一は逞しく生きてるから応援したくなる。
千早は何から何までかるたかるたかるた。とにかくかるた。かるたのために東へ西へ。かるた仲間を探して北へ南へ。一度はひとりぼっちになった。そして良い先輩に出会った。かるたのためにかるた以外にできることをやり始める。それが千早の中学時代。見守っていたくなる。
漫画本編に登場してないキャラクターが漫画本編にちょっとでいいからゲスト出演とかしてくれると歓喜します(笑)
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大ヒット漫画「ちはやふる」が小説になりました!!
漫画では描かれなかった中学時代の千早と太一の不器用な青春!
「かるたを続けてたら、また絶対会える」
離ればなれになる新と交わした約束を胸に、中学に入学した千早と太一。千早はかるた仲間を探そうとするが、空回りばかり。太一は秀才が数多く集まる開明成中学で自分の限界を知り、かるたへの情熱を失っていく。
千早と太一の距離は少しずつひろがっていき……。
漫画では読めなかった中学時代を描く、まぶしすぎる青春かるた小説、誕生!!
こんな風だろうなと一人で思うだけだった千早の中学時代を、歌と一緒に瑞々しく描いてもらえて、とても嬉しいです。
末次由紀
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漫画ちはやふるの、小説版。
漫画では小学生時代と高校生になってからの物語が描かれていて、小説ではその間の、描かれてこなかった中学生時代が描かれてる。
今回は千早と太一の、それぞれの話。
漫画に通ずる部分がちらほら出てきて、なかなか面白かった。
次巻は新の話とのこと。
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太一とちはやの中学生時代のお話。
漫画の世界観が壊れる事なく、自然に入り込んで読めます。
不器用な2人の成長の様がほほえましい一冊。
普段小説を読まない人にも是非読んで欲しいです。
このエピソードを知らないのは勿体無い。
この本で、太一の好感度が上がりました(笑)
12月に発売される新のエピソードも楽しみです( ´ ▽ ` )
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ちはやふるの中学生時代を描いた作品。
一巻は太一と千早の章。
太一は小学生の頃とは違い、視野の広い大人な子になっていたがどうしてそうなったのか。
千早がどういう経緯で陸上部に入ったのか。
それぞれの苦悩と成長の中学生時代がここにある。
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千早と太一の中学時代が描かれていますが、明るいとはいえないです…トラウマ編というか、それぞれの挫折と苦悩が描かれていて切なくなりました。最後は希望を持てるようになっていますが、細かいところまで知りたいコアなファン向けだなという印象です。
でも読んだあとに原作の高校生編からをすごく読みたくなりました^^この小説から続いていくんだな、と思うと楽しめると思います。
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よかった!中学時代のストーリー、とても清々しくて、それぞれのドラマがあって、太一は太一らしく、千早は千早らしく、まわりと過ごしているんだなぁと思いました。ふたりの中学生生活にとても興味が持てました。ところどころで百人一首に触れるからだと思いますが、伊勢物語を取り上げたり、古典好きの先輩に出会ったり、かるた愛をどんどん深めているところは読んでいて幸せな気持ちになれました。読むとまたマンガも読みたくなってしまう。中学時代のストーリーを知ってまた違う気持ちで読めそうな気がするから。
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まあそんなに、なかったかな・・・面白いとこが(あら)。 半公式だと思うけど、特に深まった感もお得感も・・・そんなには^^; ちょいちょい文章のリズムが悪くてそれも気になった。 古典の先生くらいかな、印象に残ったのは。マンガはちょう面白いし、それで十分^^
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漫画を読んでいたので、ストーリーに入りやすかったです。後先考えずに突っ走って失敗するのは主人公にはありがちだけど、それくらいしないと話が成り立たないのかも。身近にいたらさすがに引くけど。
娘に頼まれて買ったのに、本人が学校に行っているあいだに読んでしまったd(^_^o)
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まさか『ちはやふる』から小説版が出るとは…しかも中学生編とは…!
書店の平積みで知ったのでとても驚きました。「なんで『ちはやふる』新刊が2冊!?……え、小説?」
大好きな『ちはやふる』ですから、もちろん小説も読みます!
これはもしかしたら漫画本編を読んでいないと楽しめないかもしれませんねー。
小学校を卒業して別々の中学校に進んだ千早と太一の話。
幼き頃のひねくれた太一が久々でした。
また、小説オリジナル?の登場人物がなかなか味があって良いです。
千早が3年生の先輩と「最後のかるた」をやるところがちょっとジーンときました。
漫画のノベライズということで、経験上正直そんなに期待はしていなくて漫画本編とは別物として読む心構えはしていたのですが、その必要はなかったです。
表現等さすがに多少軽くはありましたが、筋は漫画本編に合わせて上手く書かれているなぁと思いました。
百人一首の和歌の解説も漫画よりちょっと多めです。さらに「ちはやぶる~」の在原業平が主人公と言われる『伊勢物語』についても何度か触れていて、勉強になりました。長文で説明できる小説だからこそできることですよね。
しかし、ストーリーも書き方も満足な小説だっただけに、これを是非とも末次先生の描かれる漫画で読んでみたかったな…!と。(笑)
わがままですが(笑)
でもどうしても挿絵だけじゃ勿体ない気がします…!
まとめますが、何にしてもこの『小説 ちはやふる』は良い作品だったと思います!
次巻は転校後の新のエピソードということで期待しています。
『ちはやふる』が好きならば是非とも読んでもらいたい作品でした。
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漫画が大好きで購入。うーん。漫画で読みたかったw。最後の章よかったけど、それまでは微妙。千早にイライラした。陸上部入ってからの話が読みたかった。太一もそういえばこんな嫌な奴やったと思い出した。もう一度漫画を読み直そうと思った。