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これって許可とかとっているんだろうか。名前こそ変えているけれども、
紛れもなく会社というか店舗の特定ができてしまう。いくらフィクションとはいえ、結構好き勝手書いているなと。
若干のフォローはありますが。
伏線からの繫がりがしっかりしていて、話自体はうまくできていると思います。
素直に入り込めなかったのは、この世界に浸かりつつあるからなのか。
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なかなか面白い。
てんやわんやの夜のデパート!
その中に個々のバックグラウンドがあって…
最後に一気につながっていく感じが心地よい。
素晴らしい。
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新刊が出たころから、注目していた作品。文庫化され、すぐさま購入。深夜のデパートに集まるわけありの人々の群像劇。この作品は、安売りという現実だけを追い求めるスーパーや専門店、対して来てくれた人に夢を与える場所であり、存在だったデパートへの、そしてそれが可能だった時代へのレクイエムとも言えるか。稀代のストーリーテラーである著者は、このデパートを舞台に、「大人のおとぎ話」に仕立て上げ、ハッピーエンドからそれぞれの未来に希望を抱かせる幸福な再出発へと導き、読者である我々に対しても、人生の時間を噛みしめさせる余韻を与えてくれる。
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久しぶりの真保裕一。
たまたま同じ日に異なる理由で閉店後のデパートに居座る複数の人が
思わぬところで思わぬ人を救い、思わぬ人を説得し、、、
装丁から「ホワイトアウト」とは違う空気かな?
とは思っていたけれど、全然違い過ぎて…
エンターテイメント然とし過ぎていてまるでコメディーで
ちょっと期待ハズレだったかな・・・
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経営が低迷して、贈収賄事件まで起きた老舗デパートの、創業百年祭最終日を翌日に控えた夜。
いろんな立場のいろんな秘密を抱えた人たちが集まってきて、複雑に絡み合いながらどたばたする、グランドホテル形式というか、私的には恩田陸の『ドミノ』的なお話。
登場人物が多いわりに関係性がちょっと偶然にしては繋がりすぎなところが気にはなりますが、総じてスピード感もあって良かったと思う。
結構分厚いですが、ざくざく読めました。
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途中から話しの筋は大体読める。これだけ多くの登場人物を描き、話の端々にいろいろと回収すべき(とあからさまにわかるような)ネタを撒いたのだから、おおと思わせるような緻密なオチとか、つい笑ってしまうような巧妙で喜劇的なやりとりとか、登場人物に思い入れがもてるような細かい人物描写とかが必要だと思うんだけど、後半、特にラストはちょっと雑な感じがしなくもなく、残念。
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多くの登場人物のそれぞれが抱える事情と複層する人間関係がスリリングでスピーディに展開する見事なストーリーでした。読むにつれグイグイと引き込まれ、また単に面白いだけでなく要所要所で人との関わりの大切さを説いてくれるハートウォーミングな物語で、読後感も爽やかなとても良い小説でした。
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老舗デパートのある夜。離婚した妻と娘に見限られ失業して、生きる宛のない中年男、失恋した男への恨みをはらそうと企む女、家出した高校生カップル、警察を追われヤクザに狙われて逃げる男、汚職事件を起こしたデパートの社長に警備員達。もう後がない人達がそれぞれの理由で立て籠った閉店後のデパートの一夜で、奇跡が起こる。
登場人物が遭遇し、語し、誰かの起こした行動が誰かを巻き込むことで、登場人物の抱える闇と、ほぼ全ての登場人物が当事者の事件が明るみに出、そして、後がないと思い詰めていた登場人物達に、暖かい夜明けが訪れる。
語り部が章ごとに目まぐるしく変わるが、うまく流れができていて、とくに中盤以後のいろいろな伏線が絡み合い全容がわかってきて、スリリングにテンポよく進む展開は秀逸。初めて会ったはずの登場人物達が、共にこの奇妙な一夜をすごしたことで、共犯めいた親しみを持って終わる爽やかなラストもいい。ちょっと有頂天ホテルみたいな印象かな。よいエンターテイメント小説でした。
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深夜のデパートの中でくりひろげられる群像劇。
関わりないはずの人たちが、ばったり出くわしたり、関わったり、関わりなかったり?
どんどん状況が変わっていくところが面白かった。
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【読了】登場人物の多さに読み続けられるか心配したけれど、心配なく読めました。深夜のデパートでくりひろげられるドタバタ劇。最後に思わぬ感涙まで。真保作品は初めてでしたが一気に読めました。読後がホッとできるのは気分がいいです。実際のデパートってドロドロしているけれど基本はやっぱり楽しいところじゃないとね(笑)
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織田裕二主演で映画になった『ホワイトアウト』の原作者さんだったんですね。
それとは、大分毛色の違う本作。
帯にあった『ホロっとする』に惹かれて、手に取りました。(泣きたかったんだな、自分)
語り手がクルクルと変わる群像劇は、面白かったです。
ロマンスにも硬派な内容にも振れそうで、どうなるんだろうと…
登場人物達が、少しずつ1つの場所に集まっていくに従って、関係図も見えてきて。。。ってネタバレしそうなので辞めておきますが、まんまとホロっとさせられました、私は(笑)。
ただ、最後のエピソードだけは、今時府に落ちなくて、残念でした。
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面白かったです。
『ホワイトアウト』『奪取』と同じくらい好きな作品。
たくさんのたくさんの登場人物がそれぞれの思惑で夜中のデパートに潜むものの、それなりにつながりが出てきて…みたいな。
都合よすぎる、という面もあるかもしれないけど、それこそ小説。
素直にクスリと笑える部分もあり、最後は一気に読み終えました。
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とあるデパートの閉店後。
様々な事情、過去をもった人々が偶然同じ日に忍びこみ、少しずつ関わりをもっていく。
強引に引き合わせた感じの部分もあったけど、心温まる仕上がりになってるとおもう。
人は人と何かしらつながりをもって生きていくんだなーと。
映像化されそう。
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この人の作品には「ホワイトアウト」のようなハードなサスペンスが多い印象があったので、こうした浅田次郎さんの「プリズンホテル」みたいなドタバタの中にも涙を誘うような本もあることが意外でした。
登場人物同士の関係がちょっとこじつけ気味に感じられないこともなかったですが、それでもページをめくる手が止まらないほどストーリーテリングが巧みで、楽しめました。
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久々に真保裕一らしい、躍動感のある本です。最近は大人ぶった小説ば書いていて消化不良だったので満足です。