紙の本
中国の皇帝の話
2016/03/10 22:55
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投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
秦の始皇帝から太平天国の洪秀全までの中から
28人が選ばれています。
1人1人の話は簡潔にまとまっていますので、
有名なエピソードや生い立ちを知るのにはよいと思います。
入門みたいな感じで読んでみてはいかがでしょうか。
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小前さんなので内容は良いのだが如何せん薄いなのに内容詰め込み過ぎで全てで軽くなりすぎているのがとても残念。是非一人一人の作品を書いて欲しい。
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歴代中国皇帝から、作者が選んだ28人の人物伝。
第一章は、王朝の初代皇帝5人。
第二章は、クーデターで皇位についた5人。
第三章は、短命王朝・皇位目前で敗れた7人。
第四章は、外征を成功させた6人。
第五章は、一癖ある5人。
三・五がいい。
紹介されている28人は、それぞれ知名度の差こそあれ、ビッグネーム。
でも、一・二のメンバーは、歴史上に輝きすぎてる名前。好悪は別です。四もそうか。
歴史の教科書に、載っていない、載ってても欄外みたいな人のエピソードが、楽しいです。
そこから、その人物本に広がっていくわけだしね。
そういう目的だよね、こういう人物伝。
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28人の中国の歴代皇帝を紹介。
始皇帝、漢の武帝、三国志の曹操・劉備・孫権、隋の煬帝、唐の玄宗等のメジャーどころから、五代十国・五胡十六国のマイナーな皇帝、太平天国の洪秀全など皇帝?と思うようなものまで。これだけの人数が取りあげられていても、本当に名君といわれるのはほんのわずか(後漢の光武帝、清の康熙帝等)。大概は粛清あり、外征や土木工事による重税等々何らかの失政あり。政治ってのは難しいですね。たまたま今日は参院選ですけど。
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作られた名君もいるが名前残すだけあって劇烈な個性派。コジキ坊主から成り上がった朱元障、異なる肖像画が2つもある時点でヤバイ。
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文字通り、古今の中国皇帝について綴った一冊。
当然名君から暴君まで幅広いものの、著者のわかりやすい文章で一気に読めた。
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中国史の小説をものする著者による28人の皇帝の簡単な評伝。
「創業の英雄」(王朝の創始者)
「血塗られた玉座」(クーデターで皇帝になった者)
「見果てぬ夢」(帝位につけなかった者や短命王朝の皇帝)
「天涯をめざして」(精力的に外征を行った皇帝)
「愛すべき皇帝たち」(個性派のいわゆる名君たち)
というカテゴリーで選ばれた皇帝たちについて、各8ページ前後で、簡単な時代背景、主な事績の紹介を通じ、その人となりを著者なりに読んでゆく。
平易な文体で実にサクサク読める。
著名な皇帝はもちろん、高校世界史レベルでは名前を知っている程度の人物まで、するするとその人物紹介が頭に入ってくる。
気になった人物についてより詳細な書籍に移っていきたくなる。中国史に関する興味を広げてくれる一冊だ。
人物から見た中国史の入門書ともいえる好著。