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この小説は、1冊でこれだけの大どんでん返しとドキドキ感ある内容でした。まさか最後に署長を引っ張り出し、南良さんまでもが関係者になるとは思いもしませんでした。
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2012/11/20読了。
一気読み。面白かった(殺人事件の話で面白いという言葉が適切かは別として)。
最近、ミステリー?を手に取ることが多い気がするな。瞬時に現実逃避できるからかしら。
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第56回江戸川乱歩賞受賞作。
ドラマ化もされた。
*****
“冷静なリーダー、圭介。お坊ちゃんの直人。悪ガキの淳一。そしてお転婆の万季子。”
幼なじみの4人はひとつの殺人事件を機に再会を果たす。
そして、彼らは過去の事件とも再び向き合うことに…。
*****
面白い~んだけれど、全体的に都合が良い展開が多かったように思う。
嫌いなタイプの小説ではない。
でも、ちょいちょい気になる点が。
いくつかの細かいエピソードは置き去りになっているし、ラストはそんなにうまく皆集合できるの?と。
あらすじ、として本の紹介を読む感じでは地味ではありながら中身が濃い作品なのでは、と勝手に期待していたので、物足りないというかちょっとズルイ…と思う話の持っていき方がちらほら。
タイムカプセル、再会といったキーワードや事件の発生などの章の見せ場など面白いポイントはいくつかあったので、もう少しつなぎが面白いと良かったな。
過去の事件や傷を共有しての幼なじみたち、その姿は切ない。
南良さんのキャラクタは好きでしたが、彼の謎が明かされる前に伏線が若干唐突に出てきたのでちょっと勿体なかった。
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TVドラマでやるというので慌てて読了。単純に展開するかに見えた事件が過去の秘密やそれぞれの思いと絡まって真相が明らかになる。うん、ザクッと一気読みできて良い小説でした。
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みんな同じ時間に体験した出来事を発端に、再び会うことになるまで各々が各々に関連した秘密を持ち、それらをひとつの事件をきっかけにお互いに告白しなくてはならなくなる。
結果的にそれらは真実へ導くわけだが、最初のきっかけがやはり腹落ちしない。なぜ息子は万引きしたのか、その背景も描いてほしかった。
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小学校の同級生が残していた過去が露わになってしまった時の本。
小学校の時に起きた銀行強盗事件。そこに居合わせてしまった小学生4人が大人になり、スーパー店長殺人を機に再会する。20年前の信頼を皆が貫き通すことができるのかが見所。設定等はありがちだし、言い回しも若干のくせがあるけれど、一気に読める系の小説だと思った。
ここに戻ってくる、といえる場所があるのは素敵なことだと感じた。ただ作中の舞台のみつば台が地理的条件がいまいち自分のなかで収まらず、いったいどこがモデルになっていたいのかがわからないままだったのが不満。
豊洲の紀伊国屋で購入。
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小学校卒業直前、悲しい記憶と共に拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼馴染4人組。23年後彼らはある殺人事件をきっかけに再開する。少ない登場人物と事件の中で繰り広げられるストーリー。状況は二転三転、流石に江戸川乱歩賞受賞作、なかなか面白かった。
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江戸川乱歩賞作品
四人の幼なじみが再会し、
幼い頃の心の傷と現在に起こった事件が絡んで行く話。
前半の進みが遅く、後半まで辛かったが、事件の背景が細かく描写されていて面白かった。
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読みやすい話で一気に読了。
再会する4人のそれぞれの思惑が絡んで、予想外の展開になるところは面白かった。
きっとドラマ化しやすいんだろうな。という感じ。
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江戸川乱歩賞作品。タイムカプセルに拳銃を隠した幼馴染四人の話し。過去の事件を小出しに現在の事件が進んで行く。江戸川乱歩賞作品は先が気になり一気読みパターンが多く本作品も同様。やり手刑事の人物描写が薄かったりちょっとご都合主義な箇所はあるがそれでも十分楽しめる。江戸川乱歩賞作品、結構好きかも。
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僅かな手がかりが掴めそうな手前で4人の視点が目まぐるしく展開していき、徐々に真実が明らかになっていきます。真相を伏せて4人それぞれの行動や心理を追っていく構成には少し飽きました。
強引な設定やストーリーが少し残念で、面白く読ませようとする意図的な仕掛けや構成にこだわるほど逆にこの小説の限界を感じました。
第56回江戸川乱歩賞に期待した分長さだけが印象に残りました。
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いい意味でも悪い意味でも永遠の仔を髣髴とさせる雰囲気で。割と好きな内容でした。
南良刑事のポジションが浮くかなーと思ってたけど、きちんと回収できてたしね。まあ既定路線だけど。
登場人物をそれぞれ立たせつつ無理なくストーリーを楽しめるバランスが綺麗でした。
こういう幼馴染との再会っていうストーリー好きなんですよね。
哀愁漂う感じで。少し自分の過去を憂いてしまう部分もあるっちゃあるけど、悪い感情でもないし。
言うなれば、大人になった各々にスポットを当てすぎて逆に幼少期の感覚を描き切れていなかった気もするかな。
4本の椅子の足が3本になったからバランス悪い・・・ってのもどうかと。3本でも立つよ。
比喩を用いたかったのは分かるんだけど、十数年交流が絶たれてしまった理由としては弱いのでは。
まあ加筆しすぎて焦点がぶれてしまうよりはこっちの方がいいのかもしれませんが。
万季子の息子正樹君と圭介の再婚相手は気の毒な限りですな。置いてけぼりな感は否めません。
展開は非常にベタですが・・・ 娯楽小説としては一定のラインを保てていると思います
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23年前の事件と今回の殺人事件。
幼馴染4人がそれぞれ秘めた過去を持ちながら、
葛藤していく様子がよかった。
終わり方にもう少し救いが欲しかった。
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中学卒業以来バラバラになった4人の再会。それぞれがそれぞれの事情を抱えて。そして徐々に露わになっていくそれぞれの過去。
…ありがち感あり。
おなじ市内に住む役所にお勤めの方の作品と言うことで読んでみました。
今ひとつのめりこめませんでした。
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文章に癖はなく端的なので、ストレスを感じることなくスラスラ読めました。
プロットも決して目新しい点はありませんが、丁寧に練られていて好感が持てました。
しかし、家を飛び出した博美が、東京へ向かう万紀子親子と偶然一緒になり、行動を共にするという設定はご都合主義的な展開だなと思いました。
その他、万引き少年の心をフォローしていない点や、メイントリックに難がある点も気になりました。