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投稿者:G-ment - この投稿者のレビュー一覧を見る
まぁまぁ、面白かった
今後に、期待できるかも
紙の本
可愛いけれどメシマズなヒロインたち
2015/09/28 16:09
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親の愛内龍太郎が英国に赴任することになり、母親で料理研究家の愛内京佳も同行することになった。姉の愛内龍子は世界放浪中で、妹の愛内華凪は全寮制の高校に通っている。一人暮らしを満喫することになったはずの愛内葉介だったが、隣家の幼馴染の香神紅緒が母親から家事全般を委任されていたらしく、至れり尽くせりのお世話を受けることになってしまう。
初めは男の意地で断り、一人で生活していたものの早晩破綻してしまい、結局、紅緒が愛内家に入ってくることになった。ところが、掃除洗濯と何をやらせても完璧な彼女は、料理だけはどうしようもなくダメだった。味覚がおかしいのか、笑える要素も萌える要素もなく、普通にメシがマズいのだ。
それでも毎日かいがいしく世話しに来てくれる紅緒に感謝しつつ、食事の時間を戦々恐々としながら迎える葉介のもとに、英国人とのハーフの従妹のリリィ・アップルガースがホームステイにやってくる。料理が比較的得意だという彼女に天使の面影を見た葉介だったが、それは早計だった。
紅緒の友人の花菱カロン、葉介の友人の藤見川冥も巻き込みつつ、主人公の周囲の存在する女子が全て料理下手という状況に苦しめられつつ、女子に囲まれていることから周囲からは妬まれるという展開になる。
第17回スニーカー大賞優秀賞受賞作品。料理が普通に下手という設定は良いとして、料理下手を要素化しようという試みは中々に苦しい感じがしなくもない。そもそもマズいのは理由もなくマズいのであって、それ自体は差別化要因になりにくい。つまりはそれ以外の要素でヒロインの差別化を図らなければならなくなるわけで、それって普通のラブコメとどこに違いが生まれるのだろう?
一生懸命差別化を図ろうとする努力は認めるべきだが、食という地味に重要な要素がダメだという巨大なマイナスをプラスとして魅力的に見せられるヒロインに作り上げることは、かなーり困難な気がしなくもない。だって、普通の容姿で料理が上手い女の子が登場したら、葉介はすぐになびいちゃうでしょ?
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マズメシを主題にした作品は珍しい、食べ物系小説がまず少数派ではあるけど。
主人公周りは概ね標準的なライトノベル設定。そして初刊にして3人も登場するヒロインがことごとくメシマズ系という話。
彼女の料理が不味いというテーマの特性上、主人公が受け身に偏るのは仕方ないが、主体性が発揮される瞬間がすなわち物語が動くときとなるか。
個人的経験からすると、「彼女のメシがマズい」も苦労するとして、「彼女より自分のが料理上手」ってのもそれなりに大変です。
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食べ物を粗末にするなぁぁぁぁあああ!
というのがとりあえずの感想。手料理が壊滅的にマズい女の子ってのはどこのラノベにも一人や二人は出てきますが、それをメインのネタにした作品です。
主人公の周りに美少女が集まって次から次へと手料理を食べさせてくれるわけですが、意外とそのへんのシチュエーションに違和感はなかった。冷静に考えてみれば「いやいやそれはおかしい」というようなご都合展開も『多いのですが、読んでいる間はそういうのを感じさせない程度に良いテンポで話が進みます。
ただ、メシがマズいっていうのが、結局は意味不明な食材使ったり油だの香辛料だの使いすぎたりっていうフィクションじみたことしてるからいけないんですよね。作中で「マンガのように泡吹いて倒れるほどは不味くないのが逆にタチが悪い」という趣旨のことが書かれていますが、この作品の料理も十分漫画の領域です。
結局、市販のレシピ本の通りに作れば全部解決するんじゃないのか?
そういうわけで、なんだか小学生男子が家庭科の調理実習でふざけて食べ物で遊んでいるのを見ているような感じでした。
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2012 9/16読了。WonderGooで購入。
馴染みのラノベブログに取り上げられていたので買ってみた本。
両親の海外赴任で一人暮らしになった生活力のない主人公のところに幼馴染が家事のために通ってきてくれるようになるのだが、何を食べても美味しいと思う味音痴で壊滅的にメシがマズい。
親戚(従姉妹)でずっとイギリスに住んでた美少女がホームステイに来て料理を作ってくれるも、イギリス風料理は主人公の口に合わずマズい。
友人の妹が兄との関係を相談しにくるついでに料理で懐柔することを思いつくも、家事を全然して来なかった上に異様な辛党でメシがマズい。
とにかく出てくるヒロインのメシがマズいラノベ。読んでるこっちまで辛くなる・・・が、主人公は幼馴染と従姉妹のことは好きなのでがんばって耐えている。友達の妹はマジうざいだけである。
なんつーか、料理の上手い下手というより、一緒においしくご飯を食べられない相手はどんな美少女でも生活をともにするのは辛いよなあ、というのを感じる話。
幼馴染も料理以外のスキルはあるんだし、別に普通のもの食ってもうまくは感じられるようなので、本人が料理するの諦めて主人公が料理覚えるか、あるいは本人がうまいと思うものじゃなくて主人公がうまいと思うものをちゃんと協力して作る努力をすればいいんだろうに、なぜ「自分がおいしいと思うものを相手もおいしいと思ってくれるはず」とか思い込むか。
そうでないと話が進まないのはわかるんだが、その点で絶望的にヒロインをうざく感じてしまう話であった・・・まあ主人公は惚れてるんだからどうでもいいのかもだが。
あとイギリス料理=マズいネタは不快です。
酢ぶっかけたフィッシュ&チップスとギネスがあればあとはいらぬ。
毎日だと超太るが。イギリス人の基礎代謝はどうなってるのか悩む。
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殺人的なレベルでなく、食べられる最低限のレベルで不味い飯を作る3人のヒロインの物語。3人のうち2人が主人公に好意をもっており、メシマズを題材にしたラブコメになっている。ライトノベルだからと許せる範囲内で笑えるようになっており楽しめたが、最後に登場した主人公の姉は許容範囲外だ。男勝りな口調、見た目は小学生、ココア色の肌にゴスロリ、弟愛と、架空のキャラクターであることをありありと認識させる。
そもそも、レシピ本通りに一から十まで作らせりゃいいんじゃないですかね……?
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主人公の親が海外へ行き、完璧超人の幼馴染が毎日世話をする。
ただ、ヒロインがつくるメシだけはマズい。
彼女は「おいしいよ」と言わせたいが・・・という話。
メシマズがありがちなダークマターじゃなくて「食べれるけどこれはアカン」なのが良い。
一巻の話自体は平坦。
終盤、姉登場からグッと良くなった(次巻も)、登場は早めるべきだった。
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作るメシがマズいのに100も理由が必要かい?
勝手にアレンジをする.
それに尽きると思うんだ.
まずはレシピに書いてある通りの材料で書いてある通りに作れ.
話はそれからだ.
というわけで
3人のメシマズ女によって
糞不味い料理を食わされ続けるわけですね.
あかん.
これあかんやつや.
現代医学では解決できない脳の深い部分に異常があるんじゃないかな.
そんな彼の地獄の食生活も
料理のできる姉の帰宅で終了ですね.
いやー,メシマズ女から開放されて美味しい料理が食えてハッピーエンド.
大団円ですね!