紙の本
いよいよ
2022/06/19 07:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には、楊令は、こんなラスト……というのが感想でした。長い物語の最終回は、もう少し違う終わり方、あったのでは?。梁山泊に、天災によるアクシデント。のり越えたあと、ついに楊令と岳飛が対決というのが流れですけど……
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楊令伝読了。自由市場は…、岳飛は…、梁山泊は…。物語はそのまま岳飛伝に続くのか…。すぐ読みたいが、ここはぐっとこらえて、まず吹毛剣を読んでから。
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とうとうクライマックス。今回は、最後の局面に向けてどんどんヒートアップして、って感じじゃなかったから、いったいどうやって物語を結ぶんだろ?って思いながら、ひょっとしてガクヒ伝でもまだヨーレーは登場する?とかまで考えてたけど、最後はそうでしたか。チョーガイのパターンで。異様にあっけなく思えたけど、その後、最後の見せ場としてガクヒとの一騎打ちが用意されてたから、読後感はかなり良くなった。ヨーレー→ガクヒへのバトンタッチの場面としても素晴らしいと思ったし。これでまた、次のガクヒ伝読むのが凄い楽しみになりました。
あと、やっぱり最終巻だけあって、今回はいつも以上にたくさん逝きました…特に水滸伝からの古株、どれだけ死んだんだろ。悲しかったのはやっぱりコーソンショーとブショーで、あとリフもとうとうか…って感じでした。
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最終巻。
長かった。
何というか,すぐには言葉が出なかった。
水滸伝と較べて,哀しみを強く感じるシリーズだった気がする。水滸伝と岳飛伝の中間に位置するからかな。
白い表紙にも心打たれた。今までの全ての死者に対して喪に服してるみたいで。
公孫勝の死に様も,何だか彼らしかった。
「夢が実現していくのを,わたしは見たくない」。
本当に公孫勝らしい。
岳飛伝での梁山泊の棟梁は呉用みたいなので,シリーズ文庫化を楽しみに何年でも待ってます。
良い作品でした。
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どのような結末になるのか、ハラハラどきどき頁をめくって行った。最終巻である以上、楊令は無事ではないだろうという予感はあったのだが、意外な最期に唖然とした。それは、あまりにあっさりとした死であった。読者は、見事に騙されてしまった。無事であってくれという、一抹の期待も裏切られてしまった。でも、なぜか、清々しさが残った。
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2012年08月 06/64
ついに完結。激しい戦と眺めるのみの自然の力の対比が印象的。もう一度読みたい。
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こんな最終章、想像以上でした。
呉用の覚悟、李父の暗殺、公孫正の死
大洪水
南宋とくに岳飛との息詰まる戦い
金の裏切り、宣賛の死
そして・・・
思わずハードカバーの岳飛伝1巻を買ってしまいました。
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楊令伝の完結編
もう少しで「替天行道」の国が実現する。その実現のため、最後の闘いに挑む。多くの困難が梁山泊を襲うが、一つ一つ切り抜けてゆく楊令。そして完結。
最後は、楊令から岳飛のバトンタッチ
楊令が作ろうとした国はどうなるのか?まだまだその先を読みたい。
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楊令の死で夢は潰えたのか、いやまた次代へと風のように靡いていくのでしょう。前シリーズの水滸伝よりは儚さ、哀しさが滲む物語でした。覚悟して死を隣りに日々生き切る漢達の姿は忘れません。次シリーズ岳飛伝の文庫化までまだ何年もかかるでしょうが、じっと待つ楽しみにしたいと思います。
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うーーーん、ちょっとすべてが中途半端だったか。
新しい登場人物に水滸伝より思い入れが入りにくかった・・・・。
登場人物が多過ぎて・・・。
詰め込み過ぎか・・・。
岳飛伝。読むのどうしようかなー?
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楊令伝もついに完結です。 フィクションであるのは知りつつ、余りにも生き生きしたキャラクターの生死に引き込まれました。 続編の岳飛伝を文庫本で読むのは数年先ですが、待ち遠しいですね^^
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前作からずっと追い続けてきた人物の物語が終った。
『水滸伝』はまさに叛逆と破壊の物語であり、志のもとに集った並みいる英雄たちが、強大な権力に挑み、壮絶な戦いを繰り広げていた。克明に描かれる漢たちの強さ、弱さ、絆、愛、怒りと悲しみに幾度も胸を熱くさせ、また熾烈な策謀や戦闘のシーンでは、敵味方問わず夢中になった。
前作に対し、『楊令伝』はその緊迫感や爽快感をやや欠いた。
四散していた梁山泊の同志たちが、北の大地に消えた楊令を見つけ出し、新たな頭領を得るところから、宗教という要素を持ち出し、人間存在や戦とは何かを徹底的に追求した方臘戦、それを乗り越え究極の戦人となった童貫将軍との最終決戦まで、すなわち本作の前半部分は、いわば単純に『水滸伝』の「続き」であり、闘争の精神が息づき、全てが戦を中心にまわっていた。
しかしひとたび梁山泊が「国」となってからは、帝を持たぬ新たな国の姿として、民からの搾取ではなく交易による富で国を豊かにするための奮闘に、物語の力点が置かれる。梁山泊、金、斉、南宋と、複数の国家が並び立つも、いずれも体制が不安定であるがゆえに、戦も謀略も複雑な駆け引きを必要とし、緻密で緊張感はあるが地味で勢いが削がれた印象がある。破壊のあとの創造、国作りの物語を極めて現実的に描いているのだから、仕方の無いことではあるが。
登場人物の価値観もますます多様化し、前作で重視された「志」を真の意味で抱き続けた(つまりただ「志」を持つのではなく考え抜き深化させ実行に移した)のは、楊令ただひとりであった。これは意図的な演出で、楊令は最後までリーダーの孤独を一身に背負っていた。彼の苦悩をみるのは、彼を愛する多くの読者にとっても辛かったのではないか。また人物も増え、それぞれが個々の思惑で動くため、魅力が出るキャラもいる一方で、印象の薄いままあっけなく消えてしまう者もいて、不完全燃焼な部分もいくらかあった。
ただ、この作品で何より印象的だったのは、「誰しもがそれぞれの戦場を持っている」ということである。前線に立ち敵を倒すことだけが戦ではない。商人が物を仕入れ運び売ることも、馬飼が馬を育て鍛えることも、飛脚が情報網を巡らせ文を届けることも、役人が法を整え政を行うことも、それに本気で立ち向かう者にとっては全ての営みが戦なのだ。
私が『三国志』や『水滸伝』、あるいは60年代の学生運動の雰囲気などに惹かれるのは、理不尽な権力に対する反抗、新しい国家体制の夢想というテーマとともに、何よりも見果てぬ夢のため命がけで戦う、ということに強い憧れを持っているからである。戦争は人を傷つけ命を奪う行為であるという事実からは逃れられないが、私の心の奥にはそういう理性を超えて、ただ思うさま暴れてみたいという荒々しい欲求が眠っているのだ。決して満たされることはないだろうと思っていたが、この作品を読んで、何も剣を手に取る必要はないのだとわかった。私には私の武器があり、戦場がある。望む戦場に立つことが許されるかどうかも実力のうちであるし、出陣するなり討ち取られたりせぬよう、鍛錬を積まねばなるまい。
さて、物語は『岳飛伝』へ���引き継がれる。正直なところ、岳飛は頑固でイジイジしたところがあって、迷う余裕も無かったがゆえに決断力に溢れていた(そうならざるを得なかった)楊令に比べると、少し苦手である。しかし岳飛は、超人的であった楊令よりもさらに民に近い存在として、人間の営みの混沌のなかで、国の姿を考え続けている。それゆえに、真の意味での「民主」の姿が描かれるのではないかと、期待している。
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ようやく終わった。北方三国志は傑作だったし、楊業伝も良かったし、水滸伝も面白かったのだが、楊令伝はジジイの○ナニーに付き合わされてる感があって、どうもダメだった。岳飛伝はどうなんでしょうね。
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「楊令伝」ついに完結!
おそらくこのラストには賛否両論あるでしょうね~。
何て言えば良いのでしょう。虚しい、儚い。でも美しいのですよね。
さらに「岳飛伝」へと続く事が分かっているのだから、
何となく展開は読めてはいたので、心の準備はできていたのですが…
それでも、最後は涙が止まりませんでした。(感涙でもあるけれど)
また「水滸伝」から読み直したら、違うものが見えてきそう。
北方先生、素敵な物語をありがとう!!「岳飛伝」も楽しみです。
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楊令伝読み終えた、うーん、水滸伝より人に勧めにくいと言うのが本音。もう一度読み直せば、感想変わるかな。
岳飛伝があることが分かっていたのも良くなかった。だって、絶対岳飛死なないもの。その代わりに、花飛麟とか武松とか宣賛とか、もちろん楊令とかそれで良いのか?とね。
全体的に、有名武将の子供が強く、なんか李英じゃないけど、妙に不満だった。
いかんな、良くない不満だけになってしまう。少し間を置いて、読み直そう。