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まあ最終巻ということもあって、楊令は死ぬのだろうなとは思っていましたが、終盤までは本当に死んでしまうのだろうか?という感じでした。でも、まさか最期はそのようになるのだとは思わなかったまさかの展開でしたが、そういえばこれまでも同じような展開が何回かあったなと思いました。
これまで梁山泊を支えてきた公孫勝、武松、花飛麟、張平、宣賛なども死んでしまいましたが、生き残った猛者もいるので、この続きである岳飛伝で、この後どのように展開していくのかが楽しみです!
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終わってしまった!!
率直な感想。
楽しみが~~。
にしても最後の展開は…。
岳飛伝も読むけど文庫でてないしな~。
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衝撃の結末。何とも言えない喪失感。胸にぽっかり穴が空いたような。
このシリーズの最大の魅力は「死に様」のカッコよさ。
前作では男達が猛る炎のように命を燃やし果てていった。今作「楊令伝」はまるで一陣の風のように男達が散っていく。生き急いでいる若武者も、死に場所を探している歴戦の強者も。時には呆気ないと感じるほどに。
楊令という英雄も彼が思い描いた国もまるで夢だったのではないかというほどに儚くて気高い。
幼少時からその成長と過酷な運命を描き続けた作品のシンボル的キャラなだけに著者・北方氏も相当悩んだはず。
このラストには賛否あるだろうが余りにも大きく孤高の存在になってしまった楊令に与えられた「安息」なのかもしれない。
稀代のカリスマを失った梁山泊の面々。
生きる事を宿命づけられた岳飛。
残された男達の志はどこへ向かっていくのか。
やっぱり気になって仕方ない。ここまできたら「岳飛伝」も読まなければ。結末を見届けなければ。なぜかそんな使命感を覚えてしまっている。
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たしかに、あれだけ強い主人公だから、こういう終わらせ方しかできないだろうなあ。
しかし、疲れた。
後半の内容は、マンネリ気味。
「岳飛伝」に続くのだが、読むかどうかはわからない。
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大体残りのページ数で察せていましたが、そんなところで終わってしまうのか…と。
楊令は死んでしまったけど残った梁山泊はどうなるんだろう。その辺は全部次シリーズです。
欧元がいつからどうやって加わってきたのか思い出せないまま最後の数巻はなんとなく読んでいたのですが、花飛麟の地の文のあたりで「これは」と。そういえば名前だけでほぼ登場してなかった人がいましたね。完全にやられました。
終盤李富が死ぬ前でさえ青蓮寺があまり出てこなくなったのはこのラストの展開のためというのもあったのでしょうか。ここまで来て立ちはだかるのかーという。
この後どうなるのか全然読めないので、岳飛伝も楽しみです。古参の死にたがっていた呉用や寂しそうだった史進が気になります。
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ああ、そうきたか。
主人公の名のついた『楊令伝』
彼が脇に回るわけはない。
そして、生き続ける限り、彼は物語の主役を張る男だ。そう生まれついている。
だから、楊令の命の終わりがこの作品の終わりだと予想していた。
だけど、全然死ぬ気配はない。
梁山泊の大きな柱が1本、また1本と倒れていっても、彼が倒れる気配は最後までなかった。
それでもことが起こってみたら、ずっとそこに答えはあったような気がする。
楊令よりずっと年下の秦容が「生意気を言いますが、おれは同情していました」と言った。
楊志が命をかけて守った息子であることから、梁山泊を背負って立つ男の運命を生きることになってしまった楊令。
ひとつ間違えばそれは、秦明の息子であった秦容の運命だったかもしれない。
子どもらしい子ども時代は短く、梁山泊の夢を生きざるを得なかった楊令。
それでも思ったよりも梁山泊の人的ダメージも領土的ダメージも少なかったのではないだろうか。
この先は岳飛の話にシフトしていくようだけど、けっして消滅したわけではない梁山泊という生き方を、この先どうやって見せてくれるものか、わくわくする。
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水滸伝に引き続き、一気読み。
単なる国をかけた闘争を描くだけでなく、『志』という不確かなものに戸惑いつつも、前進する男たちの生きざまが面白い。壮大なストーリー展開の中で、たくさんの登場人物が出てくるが、それぞれが個性的で魅力的。よくもまー、これだけの人間それぞれにキャラを立たせられな。そして、そんな魅力的で思い入れもあるキャラが、次から次へと惜しげもなく死んでいくのが、なんとも切ない。最後の幕切れは、ウワーーっとなったし、物流による国の支配がどうなるのか気になってしょうがない。次の岳飛伝も読まないことには気が済まない。まんまと北方ワールドにどっぷりはまっちまいました。
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楊令の最期を通して北方謙三は何を伝えたかったのか。
期待値100に対して、童貫戦までは100、以後は50か。
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本作は楊令伝最後の巻となる。
故に多くの人が倒れた。
武松:一人での旅が多かった。とてつもなく強い。水滸伝では李逵とのコンビで大暴れ!最後は暴れに暴れ華々しく同士に知られる事なく散る
公孫勝:自ら進んで汚れ仕事、彼が出てくると少し安心。どんなピンチからも脱出。死ななくても良かった気がするが一つの節目なので死んでしまった感はある。
花飛麟:楊令伝を通して著しく成長した一人!呼延淩と並ぶ梁山泊の双璧!子午山組の一人!最後は父の花栄を超えていた!と思いたい!
張平:子午山更生組の一人、笛が上手い、楊令の傍らに常にピタリと張り付く!彼の死が楊令の・・・の引き金となったのでは・・・
楊令:本作の主人公、幻王と呼ばれる。父は青面獣、育ての親は梁山泊!最後は死んでしまうんだろうなぁと思いきや、残りのページが少なく、もしや?と思いきや・・・
李富:死ぬとは思っていなかった。彼は果たして悪だったのか?疑問は残る・・・
主要メンバーが大分死んでしまいました。
梁山泊はどうなってしまうのか?誰が次の頭領になるのか?
呉用、燕青、李俊、史進・・・旧梁山泊からの人達も生きているから、何とかなるだろうとは思うものの・・・
取り敢えず水滸伝から楊令伝、長かった〜
多くの同志が志半ばで倒れていったが童貫を倒し、宋を斃し、新しい国の形を生み出した!
水滸伝最終巻で滅ぼされた梁山泊は見事リベンジを果たした圧巻の15巻でした!
最後に右腕と多くの仲間を失った岳飛はどうなっていくのか!?
英雄の物語『岳飛伝』が楽しみです。
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4.2
痕にも先にも出てこない英雄(夢)がついに去ってしまった。
第一部では晁蓋・宋江を中心に、多くの同志の背中を追ってきたけど、今回は15巻の間ずっと楊令の背中のみを追ってきた感覚がある。
いつまでも追わせてほしかった。
誰もがそう感じているはず。
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一度読んだが再読。楊令伝の最終巻、最後まで楊令が強く、孤高であり、志を悩みながらも自分を信じて貫く姿が格好いい。最後の岳飛との戦いも終始圧倒して勝利目前で従者の欧元に毒殺されるのが悔しい。
戦友岳飛との最後は泣ける。
岳飛伝へとつながる
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楊令伝、完。
梁山泊vs南宋、金国で人の命が大きく動く一巻。
一騎打ちで時代を引き継ぐのが、水滸伝シリーズのキタカタスタイルってことなのかな。