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アラサー、地方出身の女子にどストライクの内容。
懐かしいなぁ、あの頃の切ない、もやもやした気持ちを思い起こしてくれた。
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リアルにしようとしすぎてリアルでもない、ただなんか痛い感じ、ごくわずかのネガティブな共感しか生まれなかった。読後感は残念め。
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『ヤンキーとファンシーが幅を利かす』地方都市で、窒息しそうな女の子たち。主役じゃないけど8話すべてに登場する椎名くんの、微妙に残念な感じがイイ。面白かった。中身とタイトルと表紙の写真がばっちり合ってる。
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これ好きな人は『ヤング≒アダルト』って映画も好きだと思うし、『ヤング≒アダルト』好きな人は、これ気に入るのではないかと。。。
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帯にあるように
『ありそうでなかった、まったく新しい地方(ローカル)ガール小説です』に納得☆
確かにこういうの読んだことなかった。
自分は生まれも育ちも東京だから地方の詳しい事情は心からは分からないけど、
これはなんかいい!好き!
気がつくと、このユルさにジワジワとハマってた。不思議。
文体は読みやすい。
『Rー指定文学賞 読者賞受賞作』とあるけれど、
そっち方面で書かなくても結構楽しかった。
ぶっちゃけ、Rー指定文学として書かなくてもいいんじゃないの?とか思う。
この作家の第2作が出版されたら買うと思う。
それほど気に入ったかも(´`*)
ただ、最後から2番目の作品はちょっと生々しくてちょっと受け入れがたかったかな…。
ミステリとかドキドキハラハラばかりじゃなくて、たまにはこういう物語がゆったり読みたくなる。
次作も楽しみにしてます♪
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地方での暮らしに飽き飽きして、脱出を望む「女の子」たちが主人公の連作短篇集。
しかし読み進めると2篇めで
「ニシノユキヒコ」的様相を呈しだしていることに気づく。
椎名というあるひとりの男の子(あるいは男性)を軸に、
秋田でも大阪でも島嶼部でも、どこでもいい、
あらゆる地方を舞台に、物語は進んだり戻ったりする。
読み終わった後、なんだか少し参っちゃうような感触があって、
それは「女ってこれしかないのか…」
という軽い絶望によるものだと思われる。
巻末の著者プロフィールがおもしろかったな。
応援したくなる。
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地方都市に生まれた女の子たちが、ため息と希望を落とした8つの物語。フレッシュな感性と技が冴えわたるデビュー作は、「R‐18文学賞」読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説集。
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「私たちがすごかった栄光の話」 「やがて哀しき女の子」 「地方都市のタラ・リビンスキー」 「君がどこにも行けないのは車持ってないから」 「アメリカ人とリセエンヌ」 「東京、二十歳。」 「ローファー娘は体なんか売らない」 「十六歳はセックスの歳」
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さまざまな年代の<女の子>の恋や青春や日常の、夢や希望とその叶わなさの狭間で身悶えするような一冊。
なぜか椎名一樹が楔のようにどの物語にも入り込んでいるが、だからと言って主役というわけでもなく、時系列でもないのがちょっと面白くもある。
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2012.12.28読了。
あーわかる!この気持ち♡って話がたくさん詰まった地方ガール小説。
特に「東京、二十歳。」とか「十六歳はセックスの齢」とか。
中高のときに輝いて見えた男の子の、大人になって会ってみたらオーラも何もない田舎のおっさんになってるがっかり感(笑)
ここ(田舎)は私の場所じゃないって思って上京したものの、右も左もわからず戸惑う感じ(笑)
処女喪失、セックスへの興味が半端ない高校時代(笑)
どれもわかるー(笑)って何度も思いながら読んだw
鬱蒼とした田舎での暮らしの描写やそれぞれの女の子たちの気持ちが面白かったし、斬新だった。
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タイトルとジャケのセンスで言えば間違いなく2012ベスト、山内マリコ様デビュー作です。
全短編、田舎を故郷に持つ女性が題材となっています。
私自身、小学〜中学時代を田畑広がる土地で過ごした経験もあり、あの独特の乾き切った感じ、小さな世界で生きる哀愁のようなものが見事に表現されており、田舎女子の方にはもう堪らないのでないかと思います。
ある話で、東京に住み始めた主人公が一人暮らしのアパートに帰るまでの描写が出てきますが、都会の窮屈さを怒涛のように感じながらも、一方で故郷へは帰らないと強く断言している。
その矛盾の伝え方がとても巧い。
著者の履歴を見る限り、それぞれの主人公は山内さんそのものであり、自身を丸々投影しているからこそこんなにもリアルで、共感の声が多いんだろうなぁと。
逆に言えば、次の作品をどうするのだろうという期待と不安がありますが、
とにかく本作は傑作。
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都会の大人の女性に憧れる、少女たちのエピソード。どこにでもありそうなたわいのないストーリーだが、共感もあり、甘酸っぱい思い出。小説の構成はやや面白いが、内容は残らない。
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東京生まれだと、ちょっと気持ちが分からない。
商品名とか、ブランド名とか、私にはすごくわかりやすかったけど、世代がズレるとどうなんだろう。
好きなのは『タモリさんにとっての吉永小百合的な存在』
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女の子が主人公かと思ったら、実は椎名の話だったとは。
学生時代に人気者だった椎名は、なんで冴えないおじさんになっちゃったんだろう?
それが田舎ってことなのかな。
学年ナンバーワンだった彼も、今は中年太りのおっさんになっちゃったのかなぁ。
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地方都市に住み、あきらめや切なさを抱えて大人になっていく女の子たち。その中心で輝いていた男子、椎名。椎名を軸に、女の子の本音や葛藤が語られていく。私自身東京の大学を出て田舎に戻って就職したので、出てくる固有名詞や女の子のため息にひとつひとつ頷いてしまう。女による女のためのR-18文学賞をとったとか、正直表紙を見るともっと性に自由奔放な女の子が出てくるかと思いきや、皆つまらない日常に腐り、どこかにまだ捨てきれない理想を抱えて暮らしている。その等身大の姿に共感を覚える。人生、やっぱこんなもんだよなあ、と思う。決してハッピーエンドではない。その読後感は爽やかでないが、何となくなぐさめられたような温かさもあって。しばらく会っていない自分の同級生も、こんな風に暮らしているんだろうか、と主人公のように懐かしい名前をググってみたくなった。
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タイトルが良くて読んでみた。
若々しい感性…とはいっても、自分後がこんな年齢だった時のことはすでに思い出せないし、世代も違うし、共感ほしない。ふぅーん、という感想。
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大型店、チェーン店の進出が地方都市の景観を画一化し、インターネットの普及が情報格差を埋めることなく、交通機関のスピードが速くなっても、都市と地方の距離は縮まることなく、ただねじれていくのでしょうか。 ある程度共感をもって読めました。 この舞台設定をデフォルメし、ストーリーに犯罪をからませて、洗練させれば、デビット・リンチの作品のようにならないかな。