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1巻、4巻とくらべ、圧倒的に血なまぐさく、凄惨で哀しい話でした。ジュニア本から出ているみたいですが、R指定をかけてもいいのでは?と思いました。
すっかり冒頭部分を忘れて読み進め、最後の最後で犯人とリンクした時に、ぐっときました。
あさのさんの『江戸モノ』は何となく抵抗があり読んだことがなかったのですが、この本の1/3の舞台は『江戸』で、悪くない と思えたので、これから他の本を手にしてみようかと思いました。
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「メフィスト」に連載されたものの単行本化で、シリーズ3作目。
平安京で人を殺すのを愉しむ盗賊狗丸を待っていたのは、故郷に残したまま死んだ妻の亡霊。
それと繋がりそうもない、現代の男子高校生。しかし夢の中の通り魔事件に絡んで、とんでもない展開になってゆく。
ミステリーというか、ファンタジーというか、あさのワールド(笑)。
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二つの話がつながっているとは思わなかった。
爾は、人をいのちとして見る、木偶としてみない人。達樹はそうでなかったということか。自分が誰なのかを忘れるなということば。2でも自分の気持ちを大切に生きる事が書かれていた気がする。自分が自分として生きることができなかった達樹が気の毒。
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未練を残してこの世を離れられないひとを手助けする少年にまつわる不思議な雰囲気の話。
シリーズ3作目だが、白兎は狂言回し的な立ち位置で、主人公は毎回違う。
普通の人間ではないことは最初から明らかだったけど、今回その感がますます強くなった。
いつか白兎の正体が明かされる時が来るんだろうか。
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白兎(はくと)シリーズ第3弾。今回も再生のお話なんですが、ミステリー仕立てで今まで以上に楽しめました。
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看護師の母とふたり暮らしの高校生、三島爾は、怖ろしい夢を見た翌朝に起こる、さまざまな異変な悩まされていた。
指に捲きついた女性の髪、全身にまとわりつく血の臭い…。
異変のあった夜には必ず、近隣で通り魔事件が発生していた。
人殺しは、無意識のおれなのか?
意を決して親友に相談しようとした爾の前に、見知らぬ級友が現れる。
(アマゾンより引用)
最後、そう来たか!って感じ
そこにつながってんのか
何か良い意味で裏切られた。
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盗賊となった狗丸。その盗賊の頭領であった男には鬼であると言われる。狗丸は人を殺す時笑っているのだそうだ。それも実に楽しげに。ある時故郷に残してきた妻を思い出す。そして自分の名を忘れたことを知る。
人には奪うものと奪われる者がいる。
この世は、奪うか奪われるか。
16歳になった朝から怪奇現象が起きる。手の傷、絡みつく女の髪の毛。そのあとニュースで女性が亡くなったことを知る。しばらくすると今度は頬に血がついていた。そのあとサラリーマンが亡くなった。そして今度は4歳の少女が。
もしかして通り魔の犯人は無意識下の自分であるのか?そして自分とずっと知り合いだと言う見知らぬ級友の存在。