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真実を突き止めるための裁判に向けての準備が始まる。
弁護人・神原和彦が感じる責任とは、三宅樹里の真実とは、など隠された真実が何なのか、早く知りたくてたまらない。
第三部ではいよいよ裁判が始まる。どのような真実が描かれるのか楽しみである。
中学生が行ってると考えると、ちょっと出来すぎ感が否めなくはないが、これが高校生だと随分と雰囲気が変わってしまうんだろうな。
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欺瞞だらけの大人。
嘘をついているばかりの大人。
本当のことを言わない大人。
そんな大人は当てにならない。
自分の中学校の事件なのに。自分たちの問題なのに。
このまま嘘で塗り固められたまま、真実を何も知らずに卒業して、高校生に、大人になっていくのはイヤだ。
そこで藤野涼子は決意する、ならば自分たちで真実を明らかにしようと。子どもたちだけで。
生徒たちだけによる学校内裁判を開き、真実を明らかにしようと。
突然弁護側に名乗り出た少年、東都付属中の神原和彦とはいったい何物なのか?
死んだ少年、柏木卓也と小学校時代の友人だったとはいえ、何故この裁判に関わろうとするのか?
疑問は残されたまま、検事側、弁護側に分かれ、真実を追究する捜査は開始される。
そして、少年少女たちは捜査をしながら、新しい事実に辿り着き、驚愕する。
隠されていた人間の心の光と闇。
同時に彼らたちも、自らの胸に自問自答しながら、成長する。
真実を明らかにするためのひたむきな行動を通して。
ひたむきさ。一所懸命。このみんなの姿に心を打たれる。エールを送りたくなる。
さらなる事件が勃発しながらも、少年少女たちは当初の目的遂行のため、審理開廷に向かって突き進む。
その裁判によって何が分かるのか、真実とは何なのか。どんな結末が待っているのか。
疑問と謎と、成長していく少年少女たちの姿への期待を胸に抱きつつ、最終話、第三部『法廷』へ。
(第三部『法廷』のレビューに続く)
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さすがの宮部みゆきさんと言えども、中学生たちがあまりに優秀に描かれ過ぎていて、ところどころにかなりの違和感を覚えました。
中学生……、さすがにあそこまで思慮深くはないでしょう。主人公の藤野涼子に至っては、優等生のとても素晴らしい生徒ではあるのですが、悪知恵が働きすぎて、一歩間違えれば大悪人の粋。
大人たちが、しかも警察の人間までもが、中学生相手にまるで本物の検事・弁護士に対峙するかのように、協力的なのもやや現実味にかけます。
ただし、中学生たちが学校側を説き伏せて学校内裁判を行うということからして、現実とは隔たったかなり無理ある設定なので、逆に考えれば、よくぞここまでまとめた、と思うべきところなのかもしれません。
ややご都合主義に流れてしまった第2部ではありましたが、それでも続く第3部が今から楽しみで楽しみで仕方ありません。
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学校内裁判に向けて準備を始めた生徒達は・・・
重苦しい展開の中で、普段あまり目立たない地味な生徒達のキラリと光る個性が良いなと思った。大人はそういうトコを見つけてあげないとね。
そして、続きが気になるぅ。
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三部作の第Ⅱ部。前作に引き続き700ページの大作。
中学生、まだ子供の話だが、同級生の死の真相を突き止めるべく学校内裁判をする。
出てくる人物たちが皆魅力的だ。お互いを理解していく様子もいい。これを、今現在の中学生高校生に読ませたいと思った。
読み終わるのが惜しいと思いながらよみすすめていた。この文章をずっと読み続けていたいと思った。
第Ⅲ部はもう発売しているが、図書館で借りられるのはもう少し先だ。発売の2か月も前から予約を入れてあるというのに・・・早く、第Ⅲ部が読みたい。
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発売日翌日にゲットしました。
第一部が登場人物の内面に触れてクラクラしてしまったので、
覚悟して読んだのですが、おお?ってぐらいあっさりした印象です。
第一部でのドロドロ具合からすると客観的な描写が多いように思います。
その分全体を俯瞰でみているようなそんな気分でした。
本文内に「スーパー中学生」という描写があります。
お話しはフィクションだし、登場人物の架空ですけど
すでに第一部でこの子達の人となりを知ってしまうとある場面では同級生となって「それは違うよ」と思ったり
また別の場面では自分のリアル年齢からみた彼らへ「そこまでならなくても」だったり、
俯瞰で見ているようでやっぱりどっぷりその世界に入り込んでしまいます。
第一部を読んでタイトルの意味というか何故このタイトルとなったのか
ずっと疑問だったんですが、それがこの第二部になって解けた気がします。
そうか。こっちの裁判なのね。というような。
こうやって書いていて思ったのですが、「あっさり」というのは
本文内では「あること」がずっと隠されているんですね。
見えそうで見えない、もしかしてこれ?っていうのはあるんですが
それが登場人物の彼らと同レベルでもやっとしてて形を成さないんです。
第一部であれだけあからさまに色んな悪意を見せておいて、
この二部ではずーっと何かが潜んでる。それがどーーにももどかしく
早く裁判で真実を!っていう気分になります。
すげーうまい。
どーしようもない不良の俊次が「潔白を証明したい」って最後の方で言うんですが、そこで泣いてしまいました。
かわいそうとかいうのではなくて、ああやっと言えたね。勇気出せたね。みたいな。ここは親目線なのかな。
出てくる大人は第一部よりは頼りがいのある人が多い印象。
現実の世界でもここまで強い大人がいればもう少し変わるのかもしれません。
この辺りは宮部さんの希望もあるのかな。
来月の第三部ではいよいよ裁判なんですね。
真実って知らないほうがいい事もあるのに、なんて思うのは汚れちまった大人だからなのかな。
なんて思ってしまった第二部でした。
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学校裁判を起こすことを決意し、裁判前日までの話。
弁護人神原、きになる~!
何を彼が動かしているのか。
早く最終巻が出ないかな。
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第二部も変わらずおもしろい。
一部とは違って、重くのし掛かるようなドロドロさはなく読みやすい。
どう決着がつくのか、早く第三部が読みたい
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第Ⅰ部 事件 より、スムーズに読めた。物語の中心が、ほぼ中学生になってきたことが大きいかも。しかも中心的人物が特定されたことにより、読者はそれに沿えばいいのだと思えるかもしれないが…う~ん学校法廷か
それしかない物語か!? まぁ本当に真っ直ぐな彼らに声援を送るしかないけど。弁護人になった、他校の神原君の影も気になるし、なんか、不穏な空気がある気がするけど、個人的に野田君がんばれって言いたいな。
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1巻目同様中学生達が活き活きと描かれ、ぐいぐい読まされた。
痛ましい事件の多かった『起』の1巻目に対し、『承』となる2巻目は、学校内で裁判を行うことを決めた中学生達の、真実を求めての奮闘が描かれ、爽やかな印象も。とはいえまだ謎も残り、『転結』となるであろう3巻目に向かって、気持ちが引かれるような内容だった。この長い話の組み立ての仕方が―読者を飽きさせるどころか興味をどんどん先に引っ張っていく―本当に上手いなあと感心させられた。
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小出しにされる新しい情報と登場人物、中だるみするかなと思いましたが一気に読めました。神原和彦の狙いはどこにあるのか、気になって仕方ないです。
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2012.9.21 読み始め
2012.9.24 読了
このスピード感はさすが宮部さん!!早く?部が読みたいです。
なんとなく、こうかな?と予想できる部分はあるんだけど、さて、"真実"とは。
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何の先入観もなしにそれぞれの巻のタイトルだけ知っていたので
2巻でまたなにか新しい事件が起きて
3巻では法廷にまで持ち込まれるんだ・・・・と勝手に思っていた。
だから2巻の冒頭でこの“法廷”というのが学校内裁判だと知って 正直拍子抜けしてしまった。
でも一人の中学生の“決意”が様々な波紋を広げて行き
大きな渦になって行く様子がつぶさに感じることができて
とても面白く読めた。
そして新たな疑問が。
もしかしたら柏木君の自殺も新展開があるのか?
神原くんはどんな秘密を抱えているのか?
3巻で明らかになりそう。
全くの接点がないと思われた中学生たちの交流も凄惨な事件の最中ではあるがほっこりと温かいものを灯しているように思う。
ただやっぱり中学生が皆賢すぎる。ここだけは???と思うけど
でもこれが高校生だとNGなんだよなあ。
大の大人の心を中学生ごときが変えて行くっていうことに爽快感を覚えるんだな。
3巻ではいよいよ学校内裁判が開廷。とても楽しみ^^
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こんなにワクワクしたのは久しぶり!
ページをめくる手が止まりませんでした。
中だるみするかなぁと思ったけどそんなこともなく。
むしろどんどん引き込まれました。
結末はある程度予想していますが…何が起こってもおかしくないような。
3巻が待ち遠しいです。
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ちょっと意外な設定で事件を検証していく展開に戸惑うが新しい登場人物も加わり飽きさせない。少しずつ明らかになるもどう着地するのか予想もつなかい…全ては3部へ、待ち遠しいし期待以上であってほしい。ここまでは満足!