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文庫の「かもめ」を読んだ後に読みました。文庫の訳者と同じ方が書かれていたようで、文庫の解説と同じようなことが書いているなと感じました。
私個人としては、この本を読んでもやはり「かもめ」という作品がよく分からないと思いました。終わり方とかも、モヤモヤとしているので読後感がモヤモヤしているからかもしれません。
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「ヤチャイカ」人類で初めて宇宙に飛んだテレシコワの言葉、「私はカモメ」これがチェーホフの原語であるとは。
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桜桃忌、太宰治のお墓の前に誰かが置いた岩波文庫の『可愛い女』。
チェーホフの名前は知っていたはずだけど、まったく興味はわかなかった。
数年の時を経て、偶然この番組を見た。
「人生の喪服なの。不幸だから」
そのせりふだけで引きこまれてしまった。
大切なのはそのときのインパクト。いつだってそう。
知らず知らずのうちに仕掛けられていたわたしの人生の中の『チェーホフ』という拳銃が、そろそろ発射されるときがきたようだ。
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(2014.10.17読了)(2012.08.30購入)
100分de名著で取り上げられる作品は、読んだことがあるか、読んだことはなくても作品の名前は聞いたことのあるものばかりだったのですが、この作品は知りませんでした。
チェーホフだったら「桜の園」というイメージなのですが。
『かもめ』は、チェーホフの四台戯曲の一つなのだそうです。残りの三作品は、「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」です。
この本は、『かもめ』の作品解説のほかに、チェーホフの生涯、チェーホフの生きた時代、他の代表作の紹介、等、盛りだくさんの内容になっています。
チェーホフの本業は、医者だったのですね。「サハリン島」は、サハリンに住む流刑囚たちの生活の実態や、健康状態を調べるための自主的旅行だった、とのことです。
とりあえず、『かもめ』を読んでみたいと思います。
【目次】
【はじめに】宇宙を飛んだカモメ
第1回 たくさんの恋
第2回 すれちがい
第3回 自分をさがして
第4回 人生は悲劇か 喜劇か
●問題の提示(8頁)
芸術家の仕事は「問題の正しい提示」であって、その「解決」ではない、と彼(チェーホフ)は考えていました。
●チェーホフの銃(52頁)
「チェーホフがこう言っている、物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない、と」
芝居では、もし誰も発砲しないのなら小道具の銃を舞台上に置いてはいけない、小説でも、無駄なディテールを必要なく出してはいけないという、簡潔さを好み冗長さを嫌ったチェーホフの緻密な作品構成の原理をよく示しています。
●問いかけ(94頁)
「こういう人を見てどう思いますか? 皆さん考えてみてください」と、あくまでも読者に問いかけているのです。
●不条理(108頁)
人間の愛はそういった常識的な幸せの枠を超えた不条理なものであって、AはBが好きだけれど、BはCが好き、CはDが好きといったボタンのかけ違いのような無限のすれ違いこそが人生なのだ。それを表現したのが『かもめ』という芝居なのかもしれません。
●オープン・エンディング(123頁)
チェーホフの「オープン・エンディング」は、問題の解決も、善悪の判断も、読者や観客に押しつけません。作家チェーホフは決して教師や説教者にはならないのです。
☆チェーホフの本(既読)
「可愛い女・犬を連れた奥さん」チェーホフ著・神西清訳、岩波文庫、1940.10.11
「三人姉妹」チェーホフ著・湯浅芳子訳、岩波文庫、1950.02.25
「桜の園」チェーホフ著・湯浅芳子訳、岩波文庫、1950.12.20
(2014年10月21日・記)
商品の詳細説明(楽天)
無垢なものが世間に翻弄されていく様を描いた戯曲『かもめ』。日常に生きる人の悲喜劇をありのままに描いた彼の作品は、時に優しく、時に非常である。すれ違いや孤独の中に生きる人の姿を通して、チェーホフ戯曲の本質を味わう。
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話の概要を知ったけれど,正直読みたくなるほどの魅力は感じなかった.とは言いながらもチェーホフの一歩引いたスタンスだったり,喜劇と悲劇の混ざわる部分だったりするのは興味深い.