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「独身、家持、40代。犬との2人暮らしですがなにか?」文庫本の帯に書かれた文字が笑いを誘う、小説家にして少女漫画家の折原みとのユーモアあふれるエッセイ。
湘南に移住後、憧れだった犬を飼う著者。ゴールデンレトリバーのリキとの暮らしは悪戦苦闘の連続・・・しかしその苦労の向こう側に得難い喜びと幸福が待っていた。
笑いあり涙ありで犬好きにはたまらない一冊だ。これから犬を飼いたいと思っている人にはおおいに参考になるだろう。
特にリキが徐々に老いていき亡くなる場面は涙を誘う。なかなか死に直面することのない現代人にとって、生き物を飼う意義は大きい。
それにしてもこの人は行動力のある人だ。
小笠原の自然に感激し緑豊かな湘南に即移住を決めたり、勢いで八ヶ岳にドックカフェを作ってしまったりと思い切りがいい。やはり人生何事かを成すにはスピードと思い切りと決断力が必要だ。
クリエィテブな仕事で成功したい人にもヒントとなる話は多いと感じた。
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漫画家 折原みとさんが
20年来の念願かない
ゴールデンレトリバーのリキちゃんとの
湘南暮らしを綴ったエッセイ本。
犬好きには たまらない1冊。
最後は号泣。。。
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独身の折原みとが、犬を飼い湘南に家を建てた。周囲の「もう絶対結婚しないよ」の声に、エッと思いながら、やっぱり結婚しなかった(過去形はマズイ?)。
子どもの頃からの夢だった犬を飼う。出だしは、子どものころから家で飼っていた猫の話。なぜかペットとして飼ったエビ(?!)。ふとんにもぐりこんできて圧死させてしまったインコ…と、これまでのペット歴が公開される。
そして、縁あって、あこがれのゴールデンレトリバーを飼うこととなり、都会のマンションと夜型人間の生活を捨て、湘南のアウトドアガール(?)となる。
おひとりさまが体験したペットライフを素直につづります。
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イヌ好きのわたしには
たまらない一冊!
やっぱ、
イヌは家族なんだと
改めて思ったよ。
命に限りがあるのは、
なんでもおなじ。
限りがくるまで
たくさん
愛して
幸せな時間を過ごそう!!
やっぱ、
イヌ飼いたいな。
2013.10.15
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犬と暮らした13年間に起きた出来事を綴ってあり作者のファンの方なら楽しく読めると思うが、1人暮らしの人がこれから犬を飼うためのハウツーには全くならないと思う。でもやっぱり犬はかわいい。
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「犬をかいたい」。幼い頃の夢を30代で叶えてから十数年。相棒犬との出会いから別れまで、覚悟さえあれば手に入る〝イヌ充ライフ〟を、ユーモアたっぷりに描いた、「独身・家持ち・40代」少女漫画家の赤裸々エッセイ。
「天使だ……」
初めてリキと対面した時、心の底からそう思った。
クリーム色の産毛に被われた、テディベアのようなコロコロの身体。好奇心いっぱいにこっちを見つめている無邪気で愛くるしい顔。クリクリの大きなおめめ。濡れ甘納豆のような真っ黒い鼻。笑っているような口元からチロリとのぞくピンク色の舌。
P69より
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リキはまず間違えなく幸せだったはずだ。個人的陶酔が綴られるだけなのだが、迷うことなくそう思わせてくれる一冊だった。悲しみも含めて丸抱えできるだけの幸せというものがあるのかもしれない。