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私にとっては,2つの理由から重要なテーマでした.
1つ目は,研究室スタッフとして学生や同僚を引っ張るべき役割を担っているという点,2つ目は,日本人学生に対して,よい意味で社会の現状や厳しさを伝えるべき役割を担っている点からです.
読み終えて,考えさせられることが本当にたくさんありました.私はこの著者を「残業ゼロ」という経営手法を採用した経営者として以前から知っていたのですが,残業を暗に認める勤務習慣が如何に日本に非効率をもたらしているのかを強く実感できました.
自戒するべき部分も含め,参考になる部分が本当にたくさんあります.
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キーワードは自立、徹底、結果、デッドライン、日本人。
単語でみればなんてことないが、組み合わせにより出来上がる意味とその背景にはリーダーになるということは口でいうほど簡単ではないことをよく分からせてくれる。
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新幹線品川駅でオススメされており、つい購入。「報連相は絶対、こんなマネジメントは即やめろ。」などのキャッチーなコピーにつられた。
内容は、最近の"人に優しい"リーダーシップやマネジメントの一般論を完全否定するような論法だが、根底に流れるものは部下の成長や組織のパフォーマンスの最大化など共通の話。
自分で考え、人まねでない自分のやり方を作らなければいけないと言うのもいつもと同じ。
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【読書その117】今の職場に異動して2か月と少し。職場を今まで以上にまとめて結果を出す立場になり、その難しさと自分自身の力不足を痛感する日々。そんな中で手に取った本。やはり、ひたすら自分自身を磨くことが大事。自分に厳しく成長していけば、おのずと結果もついてくるだろう。毎日日々試行錯誤だけど、自分自身を信じて覚悟を決めてやらないといけない。あとは少し心に余裕をもって、毎日を楽しんで仕事をしたいと思っている。
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トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長、吉越浩一郎氏の最新作。吉越氏の本は何冊も読ませて頂いているが、今回の本は、今までの著書以上に、吉越氏は怒っているように感じた。それは日本に対する最終通告かのようだ。それぐらい危機的な状況だというのを僕たちは理解し、行動していかないといけない。
その危機的状況の原因を作っているのは、日本にリーダーが不在だから。吉越氏が提唱するリーダー論は、昨今のリーダー論とは正反対だ。厳しい。とにかく厳しい。結果がすべてと吉越氏は言う。この本を読んで厳しいと感じた自分もそうだが、これを読んで厳しいと感じている時点でダメなんだと思う。世界ではこれぐらい厳しくてあたりまえ。日本だけぬるま湯に浸かった、平和ボケしている国だというのを痛いくらいに理解させてくれた。
日本の大企業が軒並み赤字続き。それも世界に羽ばたいていた、時代の先端技術を持つ企業が大赤字。その理由がこの本を読むと分かるはず。スピードが足りない、何をやるにしても中途半端で、責任を取りたくないから、すべてのことが曖昧。日本人らしさは、こと働くということに関していうと、まったく役に立たないのかもしれない。
本の中に、とても具体的に日本のダメな点が多数書いてある。例えばその中のひとつが、エスカレーターひとつとっても、日本のエスカレーターには、注意書きが七項目も書かれているが、海外ではまったく書かれていない。要は、言われたままに生きていれば、そこそこ生きられてしまうように作られているのが日本という国なのだ。そういう社会ではリーダーは育たない。想定外の状況でも、自分の頭で正解を考え、瞬時に判断していけるのが、リーダーの本来の資質だ。自己責任で物事を判断し生きていかないと、世界レベルの仕事ができない。そういった世界レベルの仕事をさせる為にも、上に立つ人には、絶対的に強制させる力が必要なのだ。
最後に、「成功するまでやれば、必ず成功する」この言葉をすべてのリーダーに贈ろうと締めている。そういうことなのだ。成功するまでやらないから、成功していない。赤字だったらどうして赤字なのか。徹底的に原因を追及する。追求し、対策を立てる。そして即実行。ぬるま湯に使った日本人は、ヘラヘラ笑って仕事をしている。その間に世界の企業は必死に前へ進む。もう猶予はない。企業のトップが読むのは勿論のこと(悲しいけどダメな企業のトップは、こういった本を絶対読まないだろう)リーダーの指示を受けて働く僕らも。これから社会に出て働く学生達も。日本人全員が読まないといけない。
なぜなら自分の人生のリーダーは自分だから。
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12/4読了。黄色マーカー引きながら貪るように読んだ。サラリーマンとして今後生きていくうえでの指南書にしよう。
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概ね賛同、一部はうちにははまらない感じ。部下に任せて、やらせることで成長を促す。明らかに大きく方向が違うときは修正するが、都度報告や口出しはできる限り控える。そうでないと、上司の枠を越える部下は育たない。
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勇気の湧く本!自分のリーダーシップに対する価値観が間違いでないことを確認出来た。無責任な立場の無責任な発言や能力のない無責任なリーダーシップは、やはり論外であり、自分に対して徹底的に厳しくなれない限りは本物のリーダーになれないことが著者が言及してくれている。
教育によって育てられる部分はわずかな形式知の部分であり、残りは暗黙知。言語化できない暗黙知を体得していくしかないとわかっただけで、この本は自分にとって価値がある。つまり、リーダーシップは教えられず、経験からたどり着いて結果、身につけるもの。これからは、もっと挫折をしていこうと思う。
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さらっと読める本が読みたくて、家にあったので読んだ。
トリンプインターナショナルで敏腕社長として活躍した有名ビジネスマンの吉越さんという人が書いている、リーダー論(というか、社会人として、日本人として、ビジネスマンとしての指南書のような感じ)
ワークライフバランス社の小室さんが気になる今日この頃なので、すぐに吉越さんの言っていることと同じだと思った。
この二人は結局、同じような仕事の仕方をする強力なリーダーシップがあるのだろう。
残業なし、デッドライン引く、情報をオープンに。
吉越さんはリーダー論として書かれているので、
●決めた事を徹底出来るかどうか
●部下に嫌われようが関係ない
●仕事の報酬は、もっと面白い仕事
●利益を出せ、費用対効果を意識しろ
、、というまったく異論はないものの、どうにも旧来の出来るビジネスマン口調の親近感を持ちにくいアプローチだったのに対して、
小室さんは口当たりよく
●ライフの充実
●子育て、介護との両立
●日本が抱える問題を税金を使わずに解決できる
今まで福祉による解決のアプローチだったようなものが並ぶ。
より新鮮で注意を引かれた。
でも結局、やり方は同じ。
吉越さんがいう、適正な仕事の与え方が結局ミソだと思う。
本人の能力よりちょっと難易度の高い要求をし続ける。
的確に能力を捉える力も必要だし、どこに無理を持ってくるか常に微妙な采配が必要だと思う。
今まさにうちの会社で取り組むワークライフシナジーがどうなっていくか楽しみ。
社員一人ひとりがリーダーとして活躍できるような人材になった時に初めて生産性の高い残業なし状態を実現出来る事なのかもしれない。
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実践的であり、読んでいてあきない。示唆に飛んでいるため、自分の今と照らし合わせて見ることが出来る。借りずに買った方がよいかも。
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◾︎2015/09/20 2回目読了。
■「はじめに」にもあるが、リーダーシップは暗黙知であり、教えられない。みな自分の経験で試行錯誤しながら自分なりのリーダーシップを身につけると。本文でも、リーダーシップにおいて形式知の占める割合は5%程度に過ぎず、残りの95%は暗黙知であり、そこに本質が宿っていると書いている。同感である。リーダーシップのノウハウをどれだけ沢山読んでもリーダーシップは身につかない。やはり自分で体得するしかないのである。直前に読んだ富士フィルムの古森社長も同じようなことを著書の中でコメントしている。
■とはいえ、少しでも良いリーダーになりたい、吉越流リーダーシップを少しでも知りたいと考えている人は読むと参考になる。
■「リーダーは徹底度」と「はじめに」に書いてあるが、吉越流のやり方にしても徹底しなければうまくいかないし、徹底しても成功するかは本人次第なのだということだ。
■面白いと思ったのは、「時間は計画ではなく、実行にこそ使う、これがスピードアップの秘訣であり、21世紀のやり方なのだ。」というところ(P.42)。6割の確信が得られたら、すぐに走り出して25%のところまで行ってしまう。そうしたら、そこで一度立ち止まって再び6割方正しいと思える方向に進む。50%、75%の地点でも同様のことを行う。最初から完璧な青写真を描くのではなく、走りながら徐々にコースを修正していけばいいのである。ということ。このように吉越流は、行動部分(やり方)を示すことが多いが、判断基準は示されない。どのように判断・意思決定して6割方正しいと結論を出すかは、吉越氏の頭の中にあるし、そこに個人の個性が入るのだと思う。(1つだけ判断基準が示されているところがある(P.96)。)
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元トリンプ社長の吉越氏のリーダー論。
ありきたりのHowTo本じゃなく、あくまでも現場での体験に基づき、ビジネスリーダーとはどうあるべきか、プロフェッショナルとしての姿勢を示す内容であった。
経験則の中でしか得られないスキル。またそれらはマニュアル化出来ない事を示す。
部下を持つ立場の方にオススメ出来る1冊であった。
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トリンプの元社長の本です。
「リーダーシップについて、5%は『形式知』(社会人としての常識など)なので教えられるが、
技、コツ、暗黙のルールなどの『暗黙知』が95%を占めるので教えることはできない。
試行錯誤の経験から以外は体得し得ない」
「しかしリーダーを育てる手がないわけではなく、自分で学び育つ人間を育てればいい。」
見出しとかを見ると若干ドライに思える本ですが、
いい本です。
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一番印象に残ったのは、
仕事の達成感こそが最高の報酬であるということでした。
山本五十六さんの言葉で紹介されていた、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ、
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
というよう、最低限な報告をさせながらあとは信頼して任せる、
ことがリーダーなのだ・・・と思いました。
また吉越さんが残業を悪とされており、、
残業減らし、また睡眠もしっかりとり、
短時間で集中して仕事してゆく意識をもちたいと思いました。
またグローバルなリーダーとなるためには、
英語勉強しなければ・・・と思いました!
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プロセスを大切にする日本風な考え方とは全くことなる,斬新なリーダー論。
僕も仕事をした気になっているケースがあるので,注意したい。
部下には厳しくデットラインを設けるべし!
想定外を英訳すると
I do not see is what I do not want to see.
<2016年6月アップデート>
人事評価(目標設定)のために読み直してみたが,二度目でもおもしろかった(★5個にグレードアップ)。
吉越節満載で,ひたすらアウトプットを意識すというぶれない姿勢は見習うべきであると思う一方で,日本企業でここまで貫けるかどうかが課題と感じた。
日本式の騒がしいオフィスにいるとなんとなく仕事をしている気になり、実際自分の仕事と真剣に取り組んでいるのは短い時間だけ。実はものすごく非効率。やってみたらわかるが、個室で集中して仕事をするほうが圧倒的に能率があがり、残業するよりも多くの成果をあげることができる。
私たちは現在パラダイムシフトのまっただ中にいる。あらゆる事が史上かつてないスピードで変化しておりノウハウ書にかかれているような知識はあっという間に廃れて使えなくなってしまう。つまり、仕事においても上司に正解を教えてもらうという姿勢はもはや通用しない。特に常に判断を下すことを求められるリーダーは答えを自分で考え出せる人間でなければならない。
計画を完璧に立てるのではなく、これが正しいと60%確信がもてたらすぐに走り出して25%のところで一度立ち止まって見直すという作業を繰り返すのがよい。最初から完璧な青写真を描くのはなく走りながら徐々にコースを修正していけばよい。
経営するに当たって常に最高の条件が用意されているとはない。むしろ生涯や逆風があるのが当然である。そういう状況の中でいかに結果を出すのかが経営である。
ジャックウェルチの4E(仕事を成し遂げる情熱、組織を活性化させる、厳しさを持ち困難な決断、実行力)。これらはすべて暗黙知だから自ら学ぼうと思わなければ絶対に身につかない能力である。下から好かれることはリーダーシップではない。
360度評価なんて不要である。部下からの評判を気にしていたら判断軸がぶれてしまう。
リーダーはなによりも徹底度が必要である(誰よりも考え抜く)。徹底的にやれるかどうかに実力が現れる。会社に安らぎや和気あいあいという感じを求めているとしたら,それは間違いである。
他人の真似だろうが,いいところは自分にも取り入れた方がいい。
リーダーシップを身につけるためには,自分に対しても厳しくすることが必要であり,甘えを排除しなければならない。
プロセスを重視すべきではない。本当に正しいプロセスで進んでいるのであれば,結果は出るはずである。プロセスがよかったのに結果が出なかったという事などない。
前例に倣うのは,リーダーではない。マニュアルに解を求めるのはリーダーの役目を放棄している。
リーダーには周りを明るくするユーモアも必要。怒ったあとにはジョークを言うなどして,和ませる。
うまく��かないのは,たいていの場合,才能・能力ではなく自分に対する厳しさが足りない。考え抜いて,決して雰囲気や感覚では決断しない。裏付けに必要な事実情報を用意する。
ウエストポイントの士官候補生は全員格闘技が必修。危機に陥っても冷静な判断が下せるようにするため。
成長したければ、自分で学ぶしかない。そういう学習の機会を与えるのが、上司の役目。
リーダーが情報をオープンにしているのに部下と結論があわないのであれば、情報の出し方が足りないと疑ってみるべき。情報共有ができていれば、結論は一致するはずである。
リーダーになるためには,うまくいかなくても強い意志をもって何度も何度も挑戦する。試行錯誤せずに成長することなどできない。ひたすら自分を磨く。
成功するまでやれば,必ず成功する!