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子供のころからチーズのCMモデルとして芸能界入りした夕子。高校入学で大ブレイクするものの、スキャンダルで失墜。
「夢を与える」傲慢な言葉と嫌っていたけど、もう少し意識してれば、最後の結末は変わってたかな。
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最後まで、希望は感じられず
悲しく思った。こういう世界はあると思うが、夢を与える側って嘘でいっぱいなのかな…とか思ってしまった。
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はじめて読んだときは、『蹴りたい背中』からの落差、というか衝撃が高校生の私にはちょっと受け入れがたかった。
数年振りに再読、ということだったけど、やっぱり好き、ではないなぁと思う。
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幼い頃から芸能人をしている女の子の物語。
中学生までは、普通の女の子とあまり変わらない、生き生きとした子だったのに、ブレイクをきっかけに大きく変わってしまった。
きっと、いろんな経験をしないままに大人の世界に飛び込んでしまったのがいけなかったんだろうな。
最後に変わり果ててしまった夕子のことを話す記者の言葉が哀しかった。
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勝手にふるえてろに続いてまたも綿矢りささんです。
最近やたら文庫本リリースが続いている気がしますが、
きっと書けなかった時代を乗り越えて、
その後に単行本で出たものが
ようやく文庫化されてきてる感じなんでしょうね。
本作はこれまでの綿矢さんらしさがありつつも、
非日常的な子役から女優になりゆく女性を描いていて、
新鮮な読み応えでした。
ネタとしては芸能人の悲哀というありふれたものでしたが、
しかしながら虚実にまみれておかしくなっていく様が
妙にリアリティがあってどんどん読んでしまいました。
終盤は一気読みでした。
広末涼子をイメージして読んでしまいました。
広末さん主演で映画化とかされたら面白そうですね。
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数年前に単行本を読んでからの再読。
自分で手に入れたものは、自分の手でいつまでも大切にするし守ろうとする。けれど、与えられたものは、同じように守ることも大切にもできないんだ。
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面白い!
子どもモデルから、売れっ子女優と躍進していく、「ゆーちゃん」の話。
前半はすごく淡々と描かれていて、でもときどき「楽しかった」とか「うれしかった」みたいな小さな感情の揺れはあって、綿矢りさって無機質な主人公を書くんだったなとか思ってみたりしていた。
のだけど、恋をして、だけど、それだけじゃなくて、外の世界の引力みたいなものにぐんと引かれていく後半は、はっきりと感情や意志がむしろ荒々しく書かれて、前半の淡白さも、後半の荒々しさも、ゆーちゃんの気持ちそのものだったんだ、と、思った。ときに、綿矢りさすげー!って思った。
解説で、犬童監督も書いているけれど、この本にとっても、ゆーちゃんの人生にとっても一瞬だけれど、多摩のきらめきがこころに残った。
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栄光から転落まで。
フェードインして、カットアウト。
読了後は後ろ暗いが、視聴者の目線がいきている。
スキャンダルで落ちた人ってそれまでで、
それからなんて知るすべもなければ興味もないもの。
芸能界への縁はないが、万国共通の
周囲への感謝を忘れた者に対する制裁、
身を引き締めてまいりましょう。
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デビュー作の「インストール」から、多分割と好きでタラタラ買い続けている、綿矢りさの作品。
この作品は、結局何が言いたいのか、分からない感じだった。。。
あんまりうまくいってない夫婦の間に産まれた、美少女が、チャイルドモデルになって、そのまま芸能界に入って、色々大変!ってお話です。。。。
みんな、多分、何やってても、多分、多分、色々あるんだと思うよ?
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うーん。。。誰が悪い?母ちゃん?父ちゃん?暴走した夕子?ありがちな彼氏?でも夕子はかわいそう
娘を芸能界に入れるのやんなるわぁ
ま、要らない心配だけど
内容はさておき、綿矢りささんの文章のうまさと読みやすさには毎度唸ってしまう。
一気に読んでしまった。
母ちゃんの執念が最後にこう繋がるのか…と
うーん。読後が…うーーん。
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かくあるべき、って殻の中で生きざるを得ない女の子の話。
時系列通りに淡々と話が進んでいき、中盤はとても冗長です。
後半部分でもっと多摩くんの存在感がほしかった。
あえてその存在感を薄くして、主人公が自ら気付くことを作者は求めたのだと思いますが、それにしては多摩くんをはじめ、周囲によい味を出しそうなキャラが多く、意識が散っちゃいました。
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2012.11.21 読破。
後半が救われなく読むのが辛かった。
『しかし大したものを持っていないのに肌をけちる女たちよりも、彼女たちの肌は公共物としての健やかさ、人の視線に耐えられる強さがあった』
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人に夢を与える存在になればなるほど、
自分の人生が崩れて行く音が聞こえる。
創られた像と、本来の自分とのギャップに苦しみ、いかに自分を見失わないか…
夢を与えるのか、夢を見るのか
どちらが良いのかしら
追伸、夢を与えるって上から目線で嫌な言葉!!
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「小学生の頃から知ってるゆーちゃん」、高校生の頃から知ってる綿矢りさ。感覚的に近い気もする。一気に読んでしまった。
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おおくの人と関わっているのに、孤独の中にいる。
そういうかなしみを感じている人にはとても共感されるのではないかと思います。
中学や高校生の時に読めば共感できたのかも。
期待に答えて愛されたい、だけど誰かに依存したい。そんな気持ちの揺れを抱えながら生きて、甘苦い現実からは逃げられない。
主人公の彼女は最後にただ疲れたのか、新しくなるために自分から捨てたのか、考えるのは面白いかもしれません。