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人を選ぶ文章だと思うが、とにかく糖を止めることが大事だということは伝わった。しかしそれがなかなか難しい。
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生物進化の過程から見ると、生き物は最初に腸を40億年前に獲得、それから遥か後の5億年前に脳を獲得した。
腸には脳と同程度の神経細胞があること、脳と異なり意思が強固で、下痢を起こして病原菌を排除したり、免疫力をつくり、体の健康を保っているなど様々な役割を持っていることが説明されていた。
また、脳自体の成長過程から考察した結果、幼児期に英才教育を施したり、良い子にしようとする事は脳の正常な発達を阻害し、大人になってから様々な障害が出てくることがわかってきたようである。
ぜひ、本書の知恵を活かし真に健康で快適な生活を送れるよう努めたいと感じた。
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進化の歴史を辿ると腸が主で脳は従であることがごく自然な解釈であると思うのだが、世の中一般の考えはなぜか違ってます。
脳を主体にしないと困る人が多いのでしょうね。
著者の主張はディテールにおいてはどこまでが真実かはわからないが、腸が主であるという大枠の部分は正しくて、なによりも自分の中にサナダムシを飼ったり自ら体感したことがベースになっているという事実は大きいと感じる。
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「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」という本も出版されているくらい精神疾患の薬剤は本来必要のないものであろう。筆者が指摘するように脳は単純なので、腸に支配してもらうのは重要かも。
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はぁ~元気なおじいちゃん!いろいろと(笑)。「脳は腸に比べてずっと新しい器官なので、まだ人間は脳をうまく使いこなせていない」というお話。目からウロコ!少子化の原因を生物学的に語るところもまた面白い!
笠井奈津子さんの『甘い物は脳に悪い』がすごく面白かったのだけど、その本で「ほぉ!」と思った内容に、生物学的に説明がされていて、すごく面白かった&納得。人間の身体って本当に良くできてるんだなぁ、と感心するのと同時に、いつのまにか脳みそが考えることに惑わされていたんだなぁ、と気づかされました。
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キセイチュウ博士こと藤田紘一郎先生の最近出た本です。書店で目に付き、タイトルが面白いなと思って手に取りました。
第1章はタイトル通り「腸が脳よりかしこい」、腸の神経系の話など専門分野を交えていかに脳がだまされやすいか、の話が続いています。第2章は「幸せな脳は腸が作る」、第3章は「腸を可愛がれば、脳はよくなる」とご自身の子育て体験なども交えながら腸内細菌の役割や早期教育の弊害などについて腸からの切り口で書いてあります。この早期教育のところでは3歳までは自然の中で感覚的体験を数多くさせ、その上に知識を載せて行くことで脳内に発生した無数のシナプスの刈り込み作業を行い、個々の興味に基づいた回路が脳内に形成されていくのだ、というくだりが大変興味深いところでした。そしてその脳の発達には我々の体の免疫力を高め、生きる力を生んでくれている腸内細菌が欠かせないのだそうです。「腸は第二の脳」などとは最近聞きましたが、著者によると第二ではなく、第一の神経系ということになるそうです。腸の重要性は今注目を浴びてきていますが、その第一人者がこの藤田先生ではないのでしょうか。
最後の第4章「食べ物は脳をだます、腸はだまされない」のくだりもまた非常にためになる話が満載でした。人間がエネルギーを得るシステムには「ミトコンドリアエンジン」と「解糖エンジン」の2つがあるという話、そして別の本でも読んだ老化物質である最終糖化物質AGEそして脂質過酸化物質ALEのことが書いてありました。ヒトの体はこうして酸化して老化していくのだ、そしてそれを防ぐには、というヒントが満載ですね。この最終章だけで本が一冊できそうな内容の濃い章です。
今までに先生の本を読んだことがある方にも、そして初めて読む方にも大変お薦めできる本です。腸を鍛えよう、と思う方、必読の書ですよ。
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カイチュウ博士である藤田紘一郎であるが、かなり酷い糖尿病であったとは知らなかった。その糖尿病の克服のために糖分接取制限療法と関連付けて、腸の大事さを自戒をこめて書いた医学本というよりも牽強付会的エッセイという感じの本だ。
甘いもの、脂肪分のあるものを食べることを欲するのは脳であるが、脳で必要とされるドーパミン等の神経伝達物質も大半は腸で生成されている(?)などの話題から、もっと腸に良い糖質制限の食物を取り腸内環境を改善すれば、糖尿病どころか花粉症やうつなどの現代病も改善するはずであるというのがその趣旨。
とは言えやや自らの経験に寄りかかりすぎのところと、題名にある脳は馬鹿で腸が賢いと云う結論に結び付けるのはやや無理があるように思われる。否、別に腸を大事にすること自体に特に異論はないのだけれども、ここまで全てが腸に依存する人体という話の筋立てに違和感を感ずるということである。
一歩間違えば、「あるある大辞典」の「納豆を食べれば全て健康」と云うような余りに短絡的な結論を導き出すような感じの本である。まあ飽くまでも「娯楽」と言う感じで読んでおけば良いのであろう。
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あの寄生虫博士の最新作。勘違いしやすく暴走しやすい脳と、勘違いしないで体の具合を調整する腸の話。博士の主観的な意見が結構含まれてはいるけれども、脳って結構ダメだよね、っていう考察はためになる。「アハ体験」っていうイン○キあったよね。。。
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脳ってすごいと思っていましたが、腸は40億年前に出来たのに対し脳ができたのは5億年前。生命は脳がないまま8割近い歴史を歩んできたという話にびっくりして、購入しました。
まだ読んでる途中です。
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胎児は調から先に生まれてくる事になるほどなと思った。
腸の事そのものよりも、教育論、健康的な食事に関する内容が多く、
メンタル的に問題を抱えている人やダイエットしたい人が読むといいかも。
後半は難しい単語もたくさん出てくるけど、面白い内容で最後まで一気に読めました。
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「笑うカイチュウ」の藤田博士が面白いことを教えてくれた。脳はバカだというから読んでみたら、なるほどそうかもしれない!という発見が。腸を大事にしないと、質の良い人生は送れないですね。
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腹を据える、腹が立つ、腹を割って話すなど、ヒトの感情や思考の元を脳でなく腹(腸)で表現する諺が日本語にはたくさんある。
英語でもguts feeleng なんてあるしね。
ヒトに限らず生物の思考は脳だけでなく腸が司っている、なぜなら生物に腸は40億年前に出来たのに対し脳ができたのは5億年前というフレームワークで寄生虫学者の藤田センセイが説く科学エッセイ。
脳が肥大化した現代の人間(日本人)は草食化してしまうが、腸だけで考えているミミズの交尾は実に幸せそうだとの表現は、センセイが本当にうらやましそうで、生物学界の渡辺淳一だなw
まさに「腹に落ちました」(笑)
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「脳はバカ腸はかしこい」何のことやと思いましたが、簡単に言うと、腸と脳はそれぞれの役割を持っていて、関係し合っている。趣くままに(脳がほしがるままに)食べたいものを食べていると、肥満や成人病、あるいは精神的欠陥に見舞われますよ。甘い物、炭水化物を控えて、バランス良い食生活を送りましょう。と呼びかけている。参考になりました。
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いままで考えもしなかった方面からのアプローチですね。確かに脳が出来たのは、腸よりずっと後であることを考えるとナルホドと思います。ずっと腸さんを酷使してきたので、これからは労わってあげます。
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世間では脳が大事だと言われているけど、私もそんな風に思っていたけど、実は腸が大事なんだなと思えた本。
脳を満足させるために食べてるからダメなのかな。腸にやさしく食べるのがいんだよね。そのためには見た目のキレイさや安さやジャンクなおいしさで選んじゃダメなんだな。腸が喜ぶもの、だよね。そんなん考えてくと、メタボって、脳を満足させるために食べてる結果なのかな、なんて思えた。