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あまりにも西條が救われない。自業自得だとしても、絶対的な能力を持つ人物を期待したからか、少し残念。
事件の数は多いが、所々薄いのも気になる。その代わり筆者特有のエグさも少なかったと思う。
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エリートが後半たたみかけるように転落して行く様には引き込まれた。犯人が予想通りだったので、頭を使う部分は少なかったけど、それぞれの人物描写が深くて読み応えはあった。
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若い女性を次々と殺し、指を切り取るという事件が発生。
そんな中、捜査一課の西條は何者かにより、警察を追われる。
犯人を含めた主要な刑事数名の様々な視点から描かれる展開。
そのせいか、結構長編だったけれど、すんなり読めた感じ。
2014.4.5
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警察モノミステリ。
西條さんのキャラが好みだっただけに、物語が進むにつれて
そんなに西條を追い詰めないで~!!と、気の毒でたまらなかった…。
読み応えがあるのでミステリ、警察モノが好きな方にはおすすめです。
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警察小説にありがちなキャリア・ノンキャリアの確執や組織腐敗などではなく、さまざまな個性の刑事達をそれぞれの視点で描き分け、かなりの長編にもかかわらず中弛みを感じさせず、予想の範囲内とはいえ陳腐ではない解決まで、充実した筆致で満足できる力作でした。
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最初から犯人がわかってしまった。。それに警察って元警察官が襲撃されたら警護するんじゃないの??って思ったのだが。読みたい本が溜まってるのでさっさと読み終わりたく一気に読んだけど、微妙でした。
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若い女性を殺した後、
指を切り落とし持ち去る連続殺人犯「指蒐集家」。
捜査は「指蒐集家」に裏をかかれるような形で後手後手に回り、
警察は翻弄されます。
主人公・西條刑事は“縄張り”を無視した捜査が災いし、
予てからの確執や嫉妬と相俟って、窮地に立たされてしまいます。
連続殺人の犯人が誰かというより、
誰が西條を陥れ追い詰めていったのかが
気になって仕方ありませんでした。
一筋縄でいかないような個性が強い刑事の面々が登場し、
警察組織内の対立や人としての負の感情が前面に出ていて、
面白く読み終えました。
救いや希望はあるのか、どうとでもとれる終わり方も好きです。
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登場人物が多いわりに細かな描写が少ない。警察組織の掘り下げも中途半端で犯人像も最後にとってつけた様な設定。実験的な作品に感じた
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なんというか、この読後感。すっきりしないというか、脱力感というか(いい意味で)。
このボリュームにかかわらず読む手を止めさせない著者のすごさ。でも西條の行く末が気になって、もっと読んでいたかったような。
犯人は途中から警察官だと気づいてしまったが、ただの犯人あてのミステリではない、人間ドラマとしての本作品ににのめりこんだ。
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著者の作品がこんなに長編で読めると期待して望んだのに、いまいち作品に入り込めなかった。男だらけの警察官のキャラクターが魅力的じゃなく、途中で誰が誰だかわからなくなった。西條の急激な落ちぶれっぷり・・・
初心者ホームレスのシーンが下手に長すぎ、こんな展開どうでもいいよって飽きてしまった。最後のまとめ方も好きではないな。
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主人公設定や事件全体の雰囲気は著者の『慟哭』と酷似しており、本気で慟哭を書き直したのかと疑ったくらい。主人公の心の葛藤等は良く書けてると思うが、犯人にしろその他登場人物にしろ全体的にアンバランスな印象を受けた。
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死体の人指し指を切り取るという猟奇的な連続殺人事件、それぞれにクセのある刑事達…と、典型的な警察小説かなと思いきや、さすがは貫井徳郎、どんでん返しともいえる意外な展開が待っていた。こういう驚かし方もあるんだなあーと感心した。ストーリーの要でもある事件の方も鮮やかなトリックが隠されていた。満足!
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ドラマにしたら面白そう。主人公は魅力的だろうな。
役者が揃った後半からが一気にスピードアップして引き込まれるが、前半の一人一人の個性も面白い。ミステリーとしてよりも人間ドラマとして読んだ方が楽しめる。
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初めて貫井徳郎さんの本を読んだけど、面白かった~。
本の厚さには、時間がかかりそうと思ったけど、読み始めたら一気でした。
主人公の境遇がどん底に陥ったあたりから、物語が加速してきました。
タイトルが、ちょっと難しすぎるような気がするけど、読み終わった後は、久々に面白い本だったと満足です。
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警察物語。猟奇的な連続殺人を解決して行く過程で、癖のある警察官達の腹探り合い。嫉妬や妬み、手柄を独り占めしたい。一人の刑事が落ちて行く様子。分厚いけどスピード感ある展開でサクサク読める。面白かった。