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なんとなく、「コーヒー店に相談にきた人たちが、おいしいコーヒー飲みながらおはなしして、ほんわりして帰っていく」…というほわほわ気分になれるおはなしだと思ってウキウキ読んだら、意外と毒のあるかんじのおはなしが多くてビックリ。もうちょっとほわほわしたくて読んだのにな。笑
熱々のコーヒーを飲みたくなる本! そして読んだ後実際に熱々コーヒーいれて飲んだら舌ヤケド! の本!笑
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池永さんの小説らしい内容。
みんな優しくて、ちょっとした生きにくさを感じて過ごしてて。
個人的にはもうちょい毒があってもいいんじゃないかなとも思ったけど。
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こんな珈琲店があったらイイと思うが....人それぞれいろんな悩みがあるんやなと。。。ただありがちな構成かな....映画化してもいけるんじゃないでしょうか。まぁ。。。熱〜いコーヒーでも飲むかw
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人は罪を犯した時にどの様に償えるのか?社会的には罰則を受けても、自分自身で罪を背負い、おろす事は出来ない。それだけの事をしたのだからどんな形でも背負っていく事は出来ない。しかし、周りの人がささえてやる事は出来るかもしれない。
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殺人を犯した主人公の珈琲屋にぽつぽつと訪ねてくるのは・・・
思ったよりも暗いものを背負った人たちでした。
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題名は穏やかだが、殺人、不倫、決闘、暴行など、内容はあまり穏やかではない。
「俺は殺人者だから」というのが何度か出てくるが、それで箔をつけているようにも感じられて、主人公にあまり魅力を感じなかった。また、浮気の話が多くて面白くはなかった。
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珈琲屋のマスターと商店街の人々のささやかな日常。
「人を殺したことのある手」
人間の見てはいけない黒い部分を覗いてしまった気分。
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朱美ってイヤな奴!と思ったけど、ああいう行動に出てしまう気持ちはよくわかる。冬子みたいな女性は、やることなすこと癇に障るんだよなあ。
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殺人罪で服役後に実家の珈琲屋で働く行介と、その店に来る客のお話。
結構いい話なんだけど、性的表現がある場面があって、あまり学校図書館向きではなかったかも。
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出所してきた珈琲屋のマスターと、そこへやってくる人々の
お話。
冬子にあまり魅力感じなかった。
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人を殺してしまった珈琲屋の主人行介と、その周りの人々のストーリー。
連作短編集。
最近、タレーランとか、コーヒーもの(?)が流行っているのかな?と思い、手に取りました。
正直、私的にはイマイチでした。
人を殺してしまった行介のところに、人を殺したい人が集まったりする所は、分かります。
もつ雰囲気というか、集められてしまう磁力というか、それはしっかり描かれていたかと。
ただ、それぞれのストーリー自体が、あまり…だったのが残念です。
重たくなりがちだけど短編だから、ただ浅い、という感じ。
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アメリカのTV連ドラで「ER」という番組があり、ジョージクルーニーがよく "We should talk." と言っていた。
心の澱や悩みを口にすることは日本人は下手だと思う。さして起伏もない、結末も放りっぱなしの作品だが、こんな珈琲屋はあるとありがたい。
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大人のお伽話連作短篇集。殺人罪で服役した主人公が出所後に暮らす故郷の商店街での人間模様を描く。最初の数篇に人生の喪失と再生を描いて味わい深い余韻がある。
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親から受け継いだ喫茶店を営む主人公と、
その周辺の人々との関わりやそれぞれの人生を描いた作品です。
東京の総武線沿いにある小さな商店街の小さな喫茶店「珈琲屋」。
父親からこの店を受け継いだ行介は、
バブル時代に商店街を悩ませた地上げ屋とのトラブルで殺人を犯してしまう。
刑期を勤めあげて地元に戻った行介は実家の喫茶店を受け継ぎ、
罪を償いながらも訪れる人に美味しいコーヒーをいれていた。
当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、
行介が出所するのを待っていたかのように離婚し実家に戻ってくる。
そんな行介と冬子との心のふれあいを軸としながら、
商店街に暮らす人々の悩みや悲しみや苦しみが「珈琲屋」で話され、
行介と冬子によって徐々に和らぎ癒されていく。
この物語は小さな喫茶店「珈琲屋」を舞台として、
商店街に住む人々が主人公となった短編が綴られており、
短編が連なってひとつの物語を作る連作短編集という形をとっています。
不可抗力とはいえ殺人を犯した行介。
行介を追いかけるように行介の出所と同時に離婚して戻ってきた冬子。
この二人の関わりを中心にしながらも、
商店街に住む普通の人々が抱える問題を行介と冬子が静かに解きほぐしていきます。
決して爽やかな内容ばかりではなくドロドロとした人間模様も展開されますが、
ひとつひとつの短編を読み終わるときには、
心の中に温かいものが広がっていく物語ばかりです。
人の弱さや悲しみの部分にスポットを当てながらも、
日常の中でどうやって幸せを探していくのか。
人というのはどういう生き方が幸せなのか。
そんなことも感じさせてくれる一冊でした。
喫茶店というと少々敷居が高いように思えますが、
こういう喫茶店があれば毎日でも通ってみたいなと思いますし、
今でも小さな町の小さな商店街にはこんな喫茶店があるのかもしれないなと思える一冊です。
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題名から“のほほん”とした小説と思っていたのだが違った。各章の主人公は、暗い過去や悩み多き現実と向き合っており、どちらかというと暗い作品であった。しかし、単に悲壮感が漂う作品というわけではなく、殺人歴のある珈琲屋のマスターを中心に、各主人公は過去にけじめをつけたり、新たな希望を見出す前向きなストーリーが多かった。あえて結論を明示しない手法をとったのだと思うが、急に話が終わる章に関しては少々物足りない部分はあった。もう一工夫あれば、とても面白い小説だと思う。