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親の背中をみて育った、特別の才能があるとは思っていない、人一倍努力家である、偶然や運を大切にする、師や仲間に恵まれる、ユーモアや仕事以外の価値も大事にする・・・
成功した人の話はどれも似たエッセンスを有するが、どれも読み応えがあり、学ぶものがある。
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とても、とても良かった。
iPS細胞のことはもちろん書かれているけれども、それよりも山中先生の生き様や信念が、すごく元気を与えてくれる。
ノーベル賞は、当然ながら簡単に受賞できたわけではなくて、何度も挫折や悩みを乗り越えて、真摯に研究に取り組んでこられたからこその結果だとわかる。
人生万事塞翁が馬
今悩んでいることや苦しんでいることが、次へつながるのかもしれない。
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山中さんがこれまでの研究について書いている第1部と、インタビューの第2部からなる本。専門のところは私には少し難しかったけど、わかりやすく面白く書いてある。全体を通じたユーモアがいい。
特に印象に残っているのは、オープンラボについて。一つの研究所で、先生が一国一城の主として研究を完結させる時代から、それぞれが専門を生かして、横のつながりを重視して研究にあたる時代へ。これって研究以外のことにも当てはまるんじゃないかと思う。だから人のつながりとか、目的の共有とかが大事なんだよね。
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ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんの唯一の自伝。前半はiPS細胞ができるまでの経緯とその可能性について、後半は山中さんへのインタビュー。iPS細胞の研究に関する点は少し難しく感じるが、だいぶ噛み砕いて書かれているため、読みやすい。山中さんが長期間研究を続け、ノーベル賞を取るメンタリティは必見。
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話題なのにiPS細胞のことをあまり知らなかったので読んでみた。
iPS細胞については分かりやすく書いてくれてるけど、私の頭がついていかない。難しい。中学生から読めるというオビの文句だったけど、理系ではない私には少し難しい。
文章はインタビューを起こした感じで読みやすい。
2012/11/18読了
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実際はわからないけど、本を読む限り、いい人の印象がありました。周りに感謝する人だなと(そういう造りにしたのかもしれません)。田中さん寄り。でも頑固なところは頑固で、強い人。
・仮説と検証の繰り返し。まずは仮説を立てるところから始まる。
・阿倍野の犬の実験をしてはいけない。
・VW. VIsion + hard Work. +presentation.
・分化したiPSを用いて疾患解析モデルをつくる。体外で病気を再現する。ハイスループットスクリーニング。
・「ぼくは薬理のことはなにもわかりません。でも、研究したいんです!通してください!」って声を張ったんです。だいぶ後になってこのときの面接官の先生から「あの時叫べへんかったら落としてたよ」といわれました。才能よりも情熱。やる気。
・飛ぶためにかがむ。
・研究の継続性ってだれが言った?すきなことしたらいいじゃない。
たしかに子供にも読めそうで、将来よませても良いかも。
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もともと医学部に入るくらいだから、頭のいい人だったと思うのだけど、
それでも人生に悩み、進路に悩み、臨床医と研究とにゆれて、
その後の人生を切り開いていく姿は、とても共感できる。
落ち込む時、調子の悪い時が2年も続くのはつらいだろうなあと。
そんなことまで、本に書いてくれるこの方は、好感が持てる。
また、この方は、手伝ってくれた学生さんの名前を出し、感謝している。
それが新しく感じられるし、とても、いい人なんだなあと思う。
よい本です。
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山中先生の生き様に、改めて感動しました。
ノーベル賞受賞に至るまでに、数々の挫折・苦労を
乗り越えてこられたのだと思うと、自分自身ももっと
頑張らねば!
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すらすら読めました.
山中先生やiPS細胞に関して,すでにある程度知識をもっていた自分にとっては,少し物足りない感じでした.もっとわかりやすく面白い書籍は他にもあります(これはどこかで読んだぞという内容が大部分).初めての山中先生の本なので,もっと深く,ユーモア溢れる内容にしてほしかったです.
研究者という職業を知るのには良い本だと思います.
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200頁弱ですがとっても読みやすい!(^.^)
iPS細胞やES細胞に関する初歩的な知識が分かるし、今話題の山中先生の苦労話や割と有名になったエピソードも満載!臨床医時代にジャマナカと呼ばれたとか、指導教官の仮説と違う実験結果が出たのに、「先生の仮説は間違ってましたが、すごいことが起こりました」と言ってしまったのに、指導教官も興奮したとか。
全般に感ずるのは著者の真摯な人柄と、研究に対する純粋な感動・興奮の状況。羨ましくもあり、自分にはここまでにはなれないな〜、と思いつつ、大変コンパクトに楽しめる本でした!
お勧めです✨*\(^o^)/*
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iPS細胞そのものは難しいけど、
この本はわかりやすい。
山中教授ってどんな研究をしてきた人なのか、どんな経歴の人なのかってことはもちろん、医学について、iPS細胞が発見されて論文発表されるまでとか、いろんなことが説明されています。
卵細胞から作るES細胞とは違って、皮膚などの細胞から作られるiPS細胞。これから研究が進んで、患者さんに移植されるようにまでなれば、今まで治らないとされていた病気も改善の可能性があるそう。いろんな問題は出てくるでしょうけど、日本で生まれたこの研究成果。日本主導で研究を進めていってほしいと思いました。
ちなみに、iPS細胞の「i」が小文字なのは、iPodの流行にあやかって小文字にしたそうですよ!遊び心があっていいですね!!
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IPS細胞についての難しいことはわからなかったが、山中先生の研究に取り組む真摯な態度、人柄が感じられた。
人間万事塞翁が馬。
V(ビジョン)W(ハードワーク)が大切。
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成功を支えた全員の功績を称える、山中先生の謙虚なお人柄が滲み出ています。
「理論的に実現可能なことは、必ず実現できる」というお言葉に勇気をもらえます。
「VW(Vision+Work hard)の両方が大切」、「プレゼン力も非常に大事」など、ふと我にかえって考えさせられました。
日本人は特にWork hardだけに偏りがちです。
そこにVisionはあるか?
常に問いかけることでとても前向きな労働になるのではないでしょうか。
財源がなく厳しい状況下ですが、科学技術の進歩へ繋げる研究費は、絶対に削ってはならないと思います。
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高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784062180160
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今年ノーベル賞を受賞された、山中伸弥先生の研究とインタビューについて書かれたもの。二部構成になっており、第一部は「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」
第二部はインタビュー
となっている。
第一部では、医者を目指した理由、臨床医から研究医になったいきさつから始まり、研究生活とどのような経緯を経てiPS細胞誕生に到達したかが、分かりやすく書かれている。専門の話も街を作る設計のたとえ話を用いて説いている所が面白い。本書を読んでいると、山中先生は本当に難病の方々を救いたいという思いから、研究を続けて来たのだと強く伝わって来た。もちろん、研究の面白さも語られているが、何のためにそれをやるのかがはっきりと打ち出されていて、まさに「世のため人のため」にぴったりの内容だと思った。
また、iPS細胞の誕生は自分の功績というより、周りの協力者の功績だと述べておられ、その人柄の良さがうかがわれる。この人は本当にノーベル賞を受賞するのにふさわしい人なんだなと改めて感じた一冊であった。