電子書籍
興味がある人もない人も楽しむことができる
2020/07/31 22:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tomochan - この投稿者のレビュー一覧を見る
方丈記の引用箇所の現代語訳と
解説を楽しむことができてよい本だと思います。
題名の通りすらすら読めます。
古典に興味がある人もそれほどない人も楽しむこと
ができる本です。
紙の本
うち続く天災のあと、趣味に生きる
2020/05/17 17:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのとおり、すらすら読むことができる。
10年以内に、大火、辻風、遷都、飢饉、地震と天災と人災(?)が連続するさまを、リアルに描く。
世捨て人の随筆と思っていたが、徒然草と同じく、そうではないことが分かった。
ただ、世の中に働きかけて、解決しようということではなく、
自分の趣味の世界に生き、やりたいことをやっていたいうことだ。
コロナ禍の中、いろいろ考えされるところはあるが、一つの文学を切り開いたという点は、大きいのだろう。
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ページの上段に原文が、下段に現代語訳が書かれている。原文には振り仮名が振ってあり、文字も大きくて読みやすい。また、段落毎の解説はユニークで面白かった。
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中村好文『小屋においでよ!』展にて購入。展示された7つの小屋の中に、ソローやル・コルビジェの小屋と一緒に鴨長明も並んでいた。あと、『TOKYO STYLE』のあとがきでも紹介されていて、一度ちゃんとした読んでみようと思った。
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原文を読みたくて借りたんで解説や現代語訳はざっとだけなんですが、著者も書いてるように、というか著者本人がまさに共感する一人ではあるんですが、世の中誰しもが方丈記にあるようなことを思っているかといえば、そうではない、ということを語ってまして、これはひきこもり的な視座があったことを表していると思います(イメージでなくて、ぼくの中ではとても具体的に)。それはさておき文学的にも優れている、ということもありましたように、こういう簡素な、修飾のない文つーのはぼくも好みですね。そのことを言ってるんじゃないとは思いますが。
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徒然草に続き、方丈記も。
ゆく河の〜は印象的でまだ覚えていた。
鴨長明の体験記だが、わたしにはあまり体感できなかった、、、
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ゆく川の流れは絶えずして…の例のアレ。単なる無常観だけでなく、長明の住居哲学から生き方まで論説した点面白く、お見事。本来星4つレベルだが、飢饉のくだりで戦後の農家を強欲と表現した点で大きく評価を落とし星2つ。農業が人間生活のエッセンシャルな部分を担っている点、農作物も相場モノだし商売である点を全く認識していない。これだけ長明の「自然と一体となる姿勢」を評価しながら、職業へのバイアスがあるのは極めて残念だ。
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中学生のとき暗記させられた有名な冒頭文が、大人になってから気になっており、 全文読みたくなりました。
一貫して「人と住処(すみか)」の無常観が説かれています。 リズムがいいため、お風呂で教えていたら4歳の娘が意味も分からず覚えてしまいました!
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YouTube大学がとても面白かったので。方丈記の初見は高校でだが、若者には響くはずもないなぁと…。歳を重ねた今だからこそ、読んで良かった。再読しよっと。
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だいぶ前に読んだ本です。
本当に方丈記がすらすら読める本でした。
人生の達人である中野さんの解釈も素晴らしいです。
日本を代表する古典の一つでありながら、原稿用紙20枚程の長さの親しみやすさ抜群です。
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【内容】
方丈記の訳と解説。
無常の考え→長明さんが経験した5災害→新しく考えた住居や生き方の説明…といった内容です。
【お勧めの方】
周りの目を気にして生きるのがしんどいなと思っている方、方丈記を改めて読んでみたい方などにおすすめです。
【感想】
YouTube大学で見て、興味が出て購入しました。
内容が分かると、鴨長明さんの考え方は凡人の私としては共感する部分が多かったです。
周りを気にせず自分の好きなように、肩の力を抜いて生きるのは私の目標とする生き方なので、読み物として読んでいて面白かったです。
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方丈記、鴨長明、日本三代随筆(エッセイ)
平安〜鎌倉
★好きなことをして生きると楽しいよ
■大災害と挫折
・人と住居
・視点と美文
■出家と隠居
・ミニマリスト
・山奥ニート
■生まれ
・下鴨神社、公家、禰宜(神職)の子(18歳)
・父:長継の死→祐兼に禰宜の争い敗北(21)
■5大災害(平家、新仏教)
・安元の大火(23)
・治承の辻風(26)
・福原遷都(26)
・養和の大飢饉(27)
・元暦の大地震(31)
→絶望
・和歌所で後鳥羽上皇に歌の才認められる念願の禰宜かと思いきや祐兼に合理的に言いくるめられ跡取りは佑兼の息子へ(47)
→後鳥羽上皇はもう1つ偉いポストをつくり別の神社を格上げし、そこに長明を任命した
→しかし、長明はショック下鴨の糺の森がよかった
→長明、後鳥羽上皇の任命を断る→山へ出家
⇒糺の社事件(50)
■究極の住居=「方丈庵」
・簡易組立式
・法華経・阿弥陀像
・琴・琵琶
↓3m×3mの部屋
_________
仏教 l 生
---- l
芸術 l 活
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■出世でもない出家でもない
(この時代はこの2択のキャリア)
・念仏・読経休む
・楽器・歌・文章
・春夏秋冬(藤の花、ホトトギス、ヒグラシ、雪)
⇒⇒⇒「数奇の人」
:芸道や風流に心を寄せる人(今でいうオタク)
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「ゆく河の流れは絶えずして」
古典って読むの楽しいね。
世捨て人になった鴨長明。
これもまた栄枯盛衰なのよ。
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総ルビつきの原文、中野孝次のわかりやすく、かつ洞察に満ちた現代語訳、そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。(e-honより)
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世の煩わしさから抜け出し周りを気にする事なく自由に暮らすさまは清々しく、全て実践はできなくても気の持ちようだけでも取り込んでみたい。