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プリンセス・トヨトミで辰野金吾についての記述があり、なるへそと思ったのだけど、万城目さんの建築に対する愛が窺える本。
前田國男邸について、1人用戸建ての中で一番贅沢と書かれていて、確かに!と思った。
ああいう家が欲しいんだよなあ。シンプルで居心地の良い家。
建物をメインに旅行行きたくなった。
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何の気なしに借りてみたら、非常に面白かった。
近所のあの建物にこんな薀蓄があったとは!という感じで楽しめる一冊です。
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2人の建築物を見る視点が素敵。そこにこだわるんだ〜と、妙に感心してしまう☆ 万城目さんの発想の原点を垣間見たような気がした。住んでる街のことも詳しく書いてあって、身近に素敵な建物があったんだと再確認。今度ゆっくり見て回りたいと思う。
できるなら、街を散策しながら二人のうんちくを聞いてみたいなぁ。
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万城目学と門井慶喜の二人の作家が大阪-京都-神戸-横浜-東京の代表的近代建築をめぐって色々語ろうという一冊。
「近代建築」と言っても建築学で言うところのモダニズム建築ではなく「日本の近代」明治大正に建てられたレンガ造りや石造り(石貼り)の古い建物を指す。取り上げられた中で唯一の「近代建築」である前川國男邸は「現代建築」と言い切られてる。
掲載誌が文藝春秋だし、読者対象から考えても、まぁいいかって感じ(笑)
もう少し図版が多くても良かったかなぁ
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さして近代建築に興味もなく、なんとはなしに読み始めたのですが、
(万城目先生曰くの)門井先生のノーブルな薀蓄が、門外漢にも非常にわかりやすく、尚且つ興味深いトリビア満載で意外と楽しく読めました。
最初は、建物の写真が少ないんじゃないかしら、
折角のフルカラーなのに…と思ってましたが、
それもあとがき対談を読んで納得。
本書を持って実物を見に行く事こそが、読者のすべき事なのだと思いました。
私は、京都市に住んでいるので、本の中で取り上げられていた近代建築は身近にあり、
何とはなしに利用していたあの建物に、そんな秘話があったなんて!と、感慨深くなりました。
大阪、神戸、横浜、東京にお住まいの方も、同じように
是非、読んでみていただきたい一冊です。
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建築には興味も知識もなかったのだけど友達おすすめの本だったので読んでみたら面白い!
綿業会館行ってみたいなあ。九条山浄水場ポンプ室にも^^ドックヤードガーデンも気になりました。あ、あと妖怪好きの建築家の築地本願寺も。
これからは今まで何の気なしに通り過ぎていた洋館に目がいってしまいそうです。
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プリンセストヨトミの作者と小説家が各地の建築を回りながら雑談する形式で読みやすい。関西の建築が最初に紹介され、東京のは後の方に少し。
近場では、小金井の前川国男邸や、ライオン銀座七丁目店、遠くは御影公会堂の地下食堂に行ってみたい。
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建築のプロ、ではなくて物書きのプロによる建築探訪。建築本の割に著者二人のスナップ写真みたいなものばかり。しかしそれは、見たかったら現地に行け、ということだろう。
近代建築は、ぼろぼろのビルだからどんどん取り壊されていったところ、ある臨界点を超えて正反対の価値が生まれた、と。まあそれだけじゃないと思いますが。
建築のことはあまり良くわからなかった、といいながら、楽しそうに、建物と人、歴史に触れながら探訪していくさまは、とてもうらやましいなあ。
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万城目さんと門井さんが それぞれ 気いってる関東、関西の建物を紹介していくんですけど 建物の紹介と一緒に建築家がどんな人かとか この建物はこういう用途の為につくられたとか 歴史もわかっておもしろかった。
幾つかの建物は 実際に見に行きたいと思ったし すでに見たことのある建物ももう一回見てみたくなった。
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辰野金吾、というひとのことを覚えました。
東京駅が面白いんじゃなくて、辰野金吾が面白いってことなのね。
しかしあの東京駅が出た当時はきっと話題になったことでしょう
いま見てワクワクしてトキメキを感じますもの
うろこの家は単体で見たいね。模倣はやっぱりつまらぬ。
建築に興味があるひとにぴったり。詳しい外観は見に行くか本で見ればよろしい。それ以外のちょっとしたお話を知ってから見たほうが頭にも残りやすいでしょう
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大阪市中央公会堂は初めて入った時からテンション上がる建物だなと思っていたので、近代建築というくくりでいろいろな事が知れて楽しかった。
大阪、京都、神戸、横浜、東京の建物めぐりの中でドックヤードガーデンが異色で興味を引いた。
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建築の素人(のはず)の作家二人が、大胆に近代建築をめぐり、語る・・・という本。大阪、京都、神戸、横浜、東京
大阪市中央公会堂、大阪城、綿業会館、京大時計台、進々堂、海岸ビル、ホテルニューグランド本館、東京駅、築地本願寺、鳩山会館等々57件
建築家は辰野金吾から始まり、渡辺節が大きく取り上げられている。コルビュジエからの人脈模様も。
万城目学はご存知、「鴨川ホルモー」、「鹿男あをによし」、「プリンセス・トヨトミ」の売れっ子小説家。
素人にしてはというか、素人ならではのデザインに対する鋭い突っ込み、建築が建てられた来歴というか背景、建築家の人脈、人柄。
建築の専門家では考えられないうんちくの数々。非常に勉強になる。建築ガイドブックとしては超一級・・・金メダルを差し上げたい。
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建築に興味があったわけでは無いけれど、東京駅の赤いレンガと白い漆喰の駅舎のような建物の写真が掲載されていたので読んでみました。建築家や建物の事は何も知らなかったけれど、ちょっとした蘊蓄などけっこう面白いと思いました。
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建物探訪。近隣の商船三井ビル、海岸ビル、大丸神戸店、みなと元町駅などの歴史的価値と赤レンガに白いストライプの辰野金吾デザインを知る。男ふたりのツーショットは見てて暑苦しい。
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当代の人気作家ふたりが大阪、京都、神戸、横浜、東京の近代有名建築(ふたりの好きな建築)を巡り、その魅力とうんちくを対談形式で紹介した本。
西日本が多く、私自身も訪れたところが多々あるのでとても興味深く読み進められた。また建築学等の専門知識がない素人の私にも分かり易い解説と実際その建物に行き、感じたことをそのままふたりの会話で表現しているのでとても面白い。ふたりとも建築の専門家でないが建築物に興味があり、会話に表されているその博識には驚かされる。近代建築物が好きなふたりが楽しみながら巡っている。そしてそののトリビアぶりにも驚かされる。建築物から派生して、たとえば中央公論社の創設の経緯、吉川英治がどのようにして作家への道を歩み始めたかなど私にとっては「へぇ!」と驚かされることが多かった。
また私が社会人をしているとき、仕事でよく行った綿業会館が当時は古い建物だなあと感じただけだったが、これほど貴重ですばらしい近代建築であることをはじめて認識した。そのような建物に少しでも関わりを持てたことに喜びを感じた。
この本を片手に大阪、京都、神戸の街を巡ってみようか。