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ゲーム理論の公式などは無く、囚人のジレンマ等、問題をちょこちょこ挟みながら【損失最小・先読み・先手】というゲーム理論の目的や考え方を学ぶ本でした。実践的に考えると行動経済学の考え方も必要ということで、当該学問も少し載っていました。
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数式でなく和の心で解くゲーム理論本?
ゲーム理論をかじってみようと、まず最初に手に取った。
わからない話はほとんどなく、初心者でも平易に考え方を把握できた(つもりになれた)。
一般的なゲーム理論本とは一線を画していることを訴えたいがために、愛だの、なんだのと、少しうざい感じも。
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難しいことを分かりやすく、確かに直感的に理解できたかもしれない。積極的に使わないと定着しないんだけどね
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ゲーム理論の本の中ではあたりだろう。
ただ、ゲーム理論というものがどの位置にあり世の中にどのくらい密着しているのかまでは見いだせない。
あくまで机上で行う論理展開であり現実社会が即それに対応するだけまとまっているかと問えば否決だと思う。
何においてもそれを現実世界で使いこなせてなんぼでありその点において言えば今までの本の中では理があると感じる。
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逢沢明本を久しぶりに読む。
ラストに登場する、ケネス•アローの一般不可能性定理が示唆する点がおもしろい。
【アローの一般不可能性定理】
以下の条件①〜④をすべて満たす決定法は存在しない。
条件① 選好の順序が堂々めぐりを起こさない。
条件② 選考結果と無関係なはずの選好対象が、なんら影響を及ぼさない。
条件③ みんなが「AがBより望ましい」と考えるなら、決定もそうなる。
条件④ 「独裁」という決め方を除外する。
これは、数学的に証明されているのだそうで、民主主義の限界、知の限界を示す、というのが相澤先生の説明。脳科学にも当てはまるのだそうで、ニューロンの信号処理も基本は多数の入力信号の「多数決」なのだそう。
一生懸命考えた結果、なぜこんなバカなことをしてしまったのか、と悔やんだりするのは、アローの一般不可能性定理が脳内で悪さをしたのが原因だったのかも、と。