紙の本
ストーリー戦略の要諦と具体的なエピソードがわかる良書
2021/07/27 19:14
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投稿者:empath - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーの名著と言えば、楠木健さんの『ストーリーとしての競争戦略』を思い浮かべる人は多いでしょう。本書はその十年以上前に書かれた本ながら、ストーリーを語る要諦について著者の経験を惜しみなく記した名著。
ストーリーのポイントをコンパクトにまとめつつ、それぞれが具体的なエピソードを伴って、本書の中でまさしく実践されているので、何より説得力があります。
本書全体がストーリーそのもの。
思わず大きく頷きながら、ページをめくっている自分に気づくはず。読んだその場から実践に役立つ、素晴らしい本です。
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個人的には「ハウツー」的な本を読むのは好きではないのですが、最近よく「ストーリー」は語られるので、読んでみました。確かに若干「小手先」と思う個所もありますが、たまに良いことも書かれています。最もそうであろう(且つ自分の中でも克服しなければ、と思っている点)点は、「上手にストーリーを語れるのは、感情のような「理屈で説明がつかないもの」を恐れず、むしろ謎めいたものに魅力を感じる人だ」という点です(特に前半)。
たまにこうした示唆があるのが、勉強になりました。
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人を動かす、人に何かを伝える場面において論理や、合理性だけではいけない。ひとの感情や、精神的な部分に訴えかけるところなしには話は退屈で、聞く難易度が極めて高くなってしまう。
そこでわれわれはストーリーとして物事や、自分自身について伝える努力をしなければいけない。
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自分が何者で、なぜここにいるか、どんな考え方をする人物かなど、他者との関係を円滑にするにはデータ・事実を示して説得を試みるよりも、相応しいストーリーを語ることによって共感を得ること。
そのためには自分の感情の動きを見つめ、そこにある思いを語ること。
長いストーリーが必要なわけではないことを指摘する著者だが、この本の冗長さ散漫さは何だろう?
網羅的に全体を伝えようとするよりも、エッセンスを整理しポイントを明確にすればもっと多くを分かりやすく伝えることができるというストーリーは、著者には響いていないのだろう。
13-41
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人前で話をすることが多い人には素晴らしい1冊だと思います。多くの人を引きつける話をするコツが詰まっています!是非学んで下さい!!
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ハウツーではなくて、"語り"が持つ力と適切な使い方を説いている。
語ることの意義からはじまり、話題は他者の語りを聞くことの大切さに移っていく。先導するリーダーシップと、気付かせるサーバント・リーダーシップの共存として理解した。
考えふりかえれば、これまで大切なことをザルのように逃してきた気がする。
"語り"のスキルを高めて、敏感に人のことを感じれるようになりたいと感じた。
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ロジカルな話し方、裏付けの取れたデータ。それらを伝えたところで、人の心を動かすことはできない。そのためには感情を込めた「ストーリー」が必要である。「ストーリー」の必要性からその説き方まで、ストーリーテリングのすべてが詰まった一冊。
事実が人を動かさないのはなぜか。ロジカルに結論を出しているつもりでも、結局人は感情で動く生きもの。だから、反対意見を頭で理解することはできても、本心から納得することはなかなか難しい。事実をそのままぶつけてしまいがちな私には、とても考えさせられる内容だった。
ただ、そのツールとしての「ストーリー」はいまいちピンとこなかった。寓話や民話が例として挙げられていて、すごくアメリカぽいなぁと思ってしまって。日本ではどういう話になるんだろう? でもきっと、もっとビジネスにも感情があって良いんだ、ということなんだろうな。家族や、友人の話。そこに意図があれば、より効果が出るんだろう。
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人を動かしたいとき役に立つ6つのストーリー
①「私は何者か」というストーリー
②「私はなぜこの場にいるのか」というストーリー
③ビジョンを伝えるストーリー
④スキルを伝えるストーリー
⑤価値観を伝えるストーリー
⑥「あなたの言いたいことはわかっている」というストーリー
相手の行動を望ましい方向に導くうえで、ストーリーほど押しつけがましくない方法はほかにない
ストーリーを重んじる人たちは、「人間は合理的ではない」という認識を土台に行動する。人を動かすのはなによりも感情だとわかっているので、まず感情を動かしてからデータを示す
ストーリーを使って、相手の「現実」を押し広げるのだ
人間の思考と行動は、非合理的な感情面に強く影響を受ける
万人が共有する人間的な側面に触れることを、自分ならではの具体的な逸話で語る
五感に訴える要素を入れる
関心を払われたいという人間の欲求
人間はみな二面性を持っている
相手との間に橋を渡す
どう考えるべきかを相手に意図するのではなく、ストーリーを聴かせる。この方が相手に敬意を示せる
人を動かすために、相手に自分の違いを認めさせる必要などない。必要ないどころか、そんな戦いを挑んだら勝ち目はない。相手のプライドを目覚めさせ、競争心に火をつけてしまうだけだ。
相手を追いつめてはいけない。上から見下ろして説教するのも良くない。相手をリラックスさせ、ストーリーを楽しませるのだ
効果音、音楽、絵、写真、ユーモア、対話、手触り..新しい世界に現実味を感じさせるうえで役立つものは何でも活用すればいい。そうやって聞き手を引き込んで、その人自身の意識と無意識の両方に働きかけるストーリーを、あなたと一緒に作り上げさせるのだ
ビジネスは私的なものだ
人を動かしたければ「感情的」になることが不可欠
聞き手を退屈させないための戦術
①具体的に話す
一般論は、聞き手の頭脳に十分な感覚的・感情的情報を提供できない。理屈は、脳のごく一部にしかはたらきかけないから。一方、具体的なストーリーは脳全体に働きかける
②話すのをやめる
③聞き手にジレンマを共有させる
④聞き手とのやり取りを減らす
ある人に「好奇心をもつ」ことと、その人を「理解しようとする」ことは、天と地ほども違う。好奇心のおかげで見つけられるストーリーこそ、あなたが語れる最も面白いストーリー
あなたがストーリーを語る上で最大の強みは、あなたが人間であるという事実だ。あなたは一人の人間として、たいていの人間が何を愛し、何を嫌い、何を恐れ、何を望み、何を嘆き悲しむかが分かっている。こうした万人共通の感情を通じて、あなたと聞き手、さらには聞き手とほかの聞き手を結びつけるようなストーリーがあれば最高だ
あなたが相手に売り込んでいるものの本質は"希望"である
勝者のストーリーを語り聞かせている人は勝者になる可能性が高い
人間の脳は、生き延びるために危険を避けるようにできている。警告のストーリー、悲劇のストーリー、恐ろしいストーリーには注意を引きつけられやすい
ストーリーを見出すための7つのテクニック
①パターンを探す
②因果関係を探す
③教訓を探す
④有益なものを探す
⑤自分の心を揺さぶるものを探す
⑥未来の筋書きを探す
⑦ストーリーに関する記憶を探す
ストーリーは、客観的なデータと違って、感覚の「言語」で私たちの脳にはたらきかける
クリティカルシンキングからストーリーシンキングへ
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2013年63冊目。
これまでの「ストーリーテリング」の中で体感してきたことがほとんど書かれていた。
左脳以上に右脳に訴える語りをしたい人は必読。
心理学的な面からの見方もあったり、力を持つストーリーゆえの怖さも書かれていた点も良い。
「ストーリーとは何か」に迫る、読み応えのある良書。
■聞き手が自分で知恵を引き出せることを信頼する「プル」の戦略であること。
■聞き手にとって後々に必要なときにふと想起されるような継続性があること。
■端的に「事実」を伝えるだけでは辿り着けない場所へ、「追体験」を通じて聞き手を導けること
■「沈黙・間」は聞き手をストーリーの中へ積極的に関与させる武器であること
■準備も大事だが、語る時はある程度流れや本能に身を委ねること
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論理的思考や客観的な事実ではなくて、
感情という人間らしい部分に働きかけて、共感を呼ぶ、
ストーリーテリングに関する本。
幾つものストーリーが書かれており、
そのどれもが心に響いた。
読んでいると、その場面が想像でき、自分の中から
何かが湧き上がってきて、鳥肌が立った。
ビジネスにも使える、というのが一番目からウロコが落ちた部分。
感傷的なことは数字と理論がモノを言うビジネスの世界では成り立たないと思ってたから。
★Key Point
・ストーリーは6種類。
1.私は何者かというストーリー
2.私はなぜこの場にいるのかというストーリー
3.ビジョンを伝えるストーリー
4.スキルを教えるストーリー
5.価値観を具体化するストーリー
6.あなたの言いたいことは分かってるというストーリー
・相手の本当の欲求に働きかける。
・相手が自分の反対側にいるというレッテルを貼らない。
・抵抗を感じる典型的な反応
懐疑、憤慨、嫉妬、無力感、無関心、強欲
・自分も相手もそのストーリーの中に誘い、魅了する。
・相手を退屈にさせない戦術が必要。
1.具体的に話す。
2.話すのをやめる。
3.聞き手にジレンマを共有させる。
4.聞き手とのやり取りを減らす。
・相手のストーリーに、耳を傾ける。
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ストーリーの力と、それを身につけることの大変さが良くわかる。
ポイントを押さえればうまくストーリーが使えるようになるかな、
と期待していたが、いい意味で裏切られた。
・誰でもストーリーを持っている
・人はそれぞれ違うが、思った以上に似ている
・まずは自分自身のストーリーからはじめる
・・・あとは日々実践。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-11857500620.html
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自分のルーツであり、目の前の人をこれから先にいざなっていくための共感と真実を織り交ぜた伝え方について、章立てして紹介してくれています。
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ビジネスにおけるストーリーの重要性を説いている。
人を動かす時に役立つストーリー
1.「私は何者か」というストーリー
2.「私はなぜこの場にいるのかというストーリー
3.ビジョンを伝えるストーリー
4.スキルを教えるストーリー
5.価値観を具現化するストーリー
6.「あなたの言いたいことはわかっているというストーリー
ストーリーにできて事実にできないこと
どう語ればいいのか
抵抗派、無関心派、無気力派を動かす
相手のストーリーに耳を傾け動かす
ストーリーテラーが心がけること
人を動かす時に参考になる良書
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販売、教育、プレゼン…あらゆるシチュエーションで人を動かすためにストーリーで伝えることの重要性を説いている。組織行動や心理学的要素が多い。ビジネスは客観的でロジカルな表現が必要という先入観にとらわれていた自分には衝撃だった。ビジネスだけではなく、人の心に訴えかけるためにストーリーは有効。ただ、ストーリーを作るために必要最低限の礎は必要だし、十分条件ではない。