紙の本
尖閣問題の理解に役立つ本です
2016/05/23 04:04
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投稿者:自称マイノリティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
問題が大きく取り上げられた2012年(野田政権)の著作ですが、現在読んでも役に立つ本と思います。
中国との関係において、尖閣問題が今後も問題であり続けることが理解できました。
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尖閣について、中国側から無主地であったという明確な議論を聞いたことがない。サンフランシスコ平和条約で、アメリカが施政の下に置いた地域た、日本が放棄した台湾、澎湖島のどちらに尖閣諸島が入るのかとういう点は、明らかに沖縄(南西諸島)の方に入っている。
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孫崎氏の視点には感心させられることが多い、「戦後史の正体」は名著だと思う、
本書の尖閣問題では、天児氏、小寺氏の論に親和性を感じる。
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ある意味非常に奥深い本。産経新聞読者の私にとって、この孫崎氏の一見中国寄りに見える発言の数々はちょっと苛立ちを覚える箇所やあまりにも学究的で現実国際情勢をあたかも将棋の駒を進めるように簡単に言い放っているところもないとは言えないが、客観的に物事を評価し、ナショナリズムに囚われない意見を提示するという意味では非常に頭の体操になる本。同氏の考えの根本には、「尖閣で中国と揉めるのはいいけど、その後、日本はどうしたいの?」という姿勢が終始貫かれている。勿論、保守的な考え方って非常に大事なんだけど、それを子どものように、やりっぱなしではいけなくて、本当の意味での国益を考えて、落とし処もちゃんと一緒に考えないといけないと思わせる本。
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理論的で良かった。ポツダムとカイロ宣言、サンフランシスコ条約を基盤に尖閣は棚上げがよいとしてる。共感できた。領土問題はゼロサム、、経済のようにウィンウィンはない。これは的を得ている