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≪目次≫
はじめに
第1章 憧れの花魁に辿りつくまでの長~い道のり!?
第2章 三河万歳に始まり、門松・注連縄飾りで終わる江戸の一年
第3章 人気ドラマ「JIN-仁ー」にみる江戸の風俗あれこれ
第4章 脚気急増、意外に不健康だった!?江戸食事事情
第5章 目明し、岡っ引きは端から逃げ腰…大江戸版踊る捜査線
第6章 江戸から明治へ…地震、黒船が早めた徳川幕府崩壊
≪内容≫
「JIN-仁ー」で有名な、時代考証家である山田順子さんの著書。夏休みに著者の講演を聴いたので、内容的には朝かぶりながら安心して読めました。過半数の事柄は知ってましたが…。
花魁と野過ごし方の逐次や岡っ引きの実態など、時代劇と本当の江戸時代の違いなど、興味のある人にはうってつけだと思います。
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たいへん楽しゅうございました。ペコリ。
江戸の食生活・風俗をJINの時代考証家が解説してくれる本。知っている事が3分の2くらい。もう少し深堀りしたのを読みたかったな。「漫画サンデー」に連載したものをまとめたものらしいから、しょうがないか。
でも、軽いタッチでユーモアに、そして読者に分かりやすい様、身近な現代社会で置き換えて描くなど、著者の人の良さが伺える。
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TVドラマ『JIN-仁ー』や『天皇の料理番』の時代考証家、山田順子氏の著書。この方、NHKの『クイズ面白ゼミナール』の歴史クイズの出題・構成も担当されていたそうです。知らないところで、楽しく勉強させてもらっていました。
まずお江戸での褒め言葉といえば「粋」が思い浮かびますが、粋とはもともと女性に対する褒め言葉だったそうです。
女性が「粋」。男性はなにかというと、「張り」なんだそう。
「張り」とは見栄や意地を張り合うことで、江戸の反骨精神が現れた言葉と言われます。
三社祭の派手な神輿などがまさに「張り」の気合いが表れたものだそうです。
また、江戸では白米飯を食べたため、田舎から上京した人は脚気になって「江戸わずらい」と呼ばれましたが、江戸の人たちは現代の3倍以上も白米を食べていたそうです。
今は、お米を食べなくなったと言われる時代ですが、そんなわけで、現在は「玄米じゃなくて白米だから脚気になるかも」と心配する必要はないようです。
ドラマ『JIN-仁ー』の遊郭シーンのロケは、外観と吉原以外は、国立博物館内の応挙館で撮影したんだそう。今度訪れた時によく観察しようと思います。
花魁(おいらん)は、かむろが「おいらのねえさん」と呼んだのが語源。
吉原の花魁と一晩過ごすためにおいくらかかるのか。気になるそのお値段は、値引きなしの十両(百万円)だそうです。まさに高根の花だったんですね。
楽しく読めてためになる本です。
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JIN-仁-の時代考証を担当された著者ということで購入。江戸の風俗は日向子師匠にだいぶ教授されていたと思っていたが、やはり奥が深い。JINの裏話も読むことができ満足だ。さくさく読めた。
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山田 順子の講座を受講するかもしれないので、下調べがてら読んでみる。
TV番組の時代考証や番組のエピソードも有り、読みやすい。
「真面目な歴史書と思ってはいけない」と、著者が同等に書いているように、気楽に読むもの。
それでも、「URLはこちら http://edoken.shopro.co.jp/ 『江戸文化歴史検定』 : 」とかには、役に立つかも!
最後に、安政の大地震が徳川幕府崩壊を早めた一因だということ。
そして 3.11 東日本大震災が日本の今後にどう影響していくのか 見守りたいと書かれているのが印象的でした。
2014/08/14 予約 8/20 借りて読み始める。 8/28 読み終わる。
内容と著者は
内容 :
暑さ対策の必需品は蚊帳、参拝客で賑わう寺社の共通点、江戸の町は左側通行…。
江戸を知り尽くした時代考証家が、風俗や暮らしのエピソードを、独自の視点で楽しく、わかりやすく解説。
『漫画サンデー』連載をもとに単行本化。
著者 :
時代考証家・放送作家。1953年広島県生まれ。専修大学文学部人文学科卒業。
CMディレクター、放送作家を経て、時代考証家となる
→ URLはこちら http://www.spacemy.ecnet.jp/ 『時代考証家 山田順子オフィシャルサイト』 :