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2012/11/19 Amazonより届く。
2023/9/25〜9/27
3年半ぶりの服部作品。
実家の家業の業績不振で学生時代からお金に執着を抱く黒谷七波。ODAなどで多額の裏金が動くことを知り、国際的なコンサル会社に入社。裏稼業への積極的意思を見せ、とうとうベトナム支社長に。というところで下巻へ。
しかし、実際のODAなんかでもこんなことされてるんだろうなぁ、と思うとうんざりする。水野美紀さんと伊原剛志さんでドラマ化されてたんだ。
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2014/01/26読了。途上国のインフラ開発を援助する日本からのカネの流れを、開発コンサル会社の女性コンサルタントを主人公に書いたフィクション。
実際にはどこまでリアリティがあるのか分かりませんが、開発コンサルとゼネコン、政治家、役人の繋がり、途上国のために日本の税金から賄われる援助が実は日本企業を潤しているというのは、現実に起きている部分もあるでしょうか。
お金で苦労して育った主人公が、悪いことだと知っていて葛藤しながらも裏金を稼いでいくところ、そして最後の幕引き。スケールの大きい話で興味深く読めました。
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この手の小説で主人公が女性というのは新鮮だ。
裏の金。
実在するんだろうなぁ。
結局は我々が払った税金。
面白く読みつつも、だんだん頭にくる(笑)
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国際貢献という美談を隠れ蓑にODA資金から甘い汁を吸う企業、役人、政治家。
恐らくある程度の誇張をもって描かれているのでしょうが、リアリティがあるので悲しく、かつ腹立たしい。
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国際協力というクリーンなイメージとは裏腹な、裏金と権力に群がる人々を描いている。映画を見てから原作を読んだが、映画は少し違う展開だ。小説の方が面白い。
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ODAを利用して不当な利益をあげていくコンサルタントと建築会社の話。かなり実話に近いところがあるように思える。ちゃんと途上国のためにODAが使われるのは難しいことが分かる。
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(上下巻合わせてのレビューです。)
数年前に買って以来、全然読めていなかった本。
ちょっと最近、重めの本を読まないといけなかったので、
休憩がてら小説が読みたくて手に取りました。
ODAの闇に迫ったストーリー。
世の中、綺麗事だけじゃないですよねというのが、
イヤという程思い知らされます。
個人的に好きな作家のNさんやKさん、Iさん程まではいかないものの、
現実の実情を実によく調べ上げ、物語を紡ぎあげた小説はまさしく自分の好みのジャンル。
もうひと押しの深みがあっても良かったとは思いますが、
ライトに楽しめて、終盤「なるほど、そうきたか」と思わせてくれる小説です。