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待ちに待った第2弾。年末年始を挟んだ為読了が遅くなってしまいました。
相変わらずの主人公に加え、新人弁護士、土田有里ちゃん登場。
導入部からは想像をしていなかった展開が待ちうける中、有里ちゃんがどんどんと逞しくタフになってゆきます。
そうして、主人公の扱い方も上手に(笑)。ごちゃごちゃ面倒くさい心内語の多い主人公にシンクロしてゆき、彼の発していない言葉まで読めるように。。。(笑)
良いコンビなので、法廷で戦う方向というより、一緒にまた事件に立ち向かう方向で、次作移行も登場して欲しいと思わずに居られません。
物語の感想をネタバレさせずかける自信がないので、周辺の感想を。。。
現場を知っていると特に、そのリアルな感じが微に細に面白い。私がパラリーガルだった頃は全てB5に合わせていた裁判書類は今やA4。逆な感覚を覚えました。
刑の時効と控訴の時効の話も、いい加減に取り扱われる作品が多い中、さすが現役弁護士さんの作品ではきちんと説明がされているし。こういう細かいところにツッコミ所がないのがステキ。
また、エンタテイメントを共有していると、逃げている弁護士=逃亡弁護士。医者の場合はただの「逃亡者」なんていうところにも思わず笑えます。他にもこんなのがいっぱい。
次の作品も早く読みたいです。
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完全黙秘、実はしゃべりたいと言う人間の欲求に反した自己防衛手段…
情報を握る側が悪意を持って対処する場合、個人としては逃げるより他に道がないのか?
なかなか、考えさせられる話であった。
法律って、難しいやね。
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本書は先だって読んだ「弁護士探偵物語」の続編です。
新キャラの新人女性弁護士の登場です。
主人公曰くこの新人、気が利いているのか利いていないのかよく分からず、その上(慌てていたとは言え)接見室でアクリル板の存在を忘れて頭をぶつけてしまうドジっ娘です。
最近流行り(?)のキャラ立ちしたお話という事になるのでしょうか。
では、前置きはこの位にしてあらすじをご紹介。
かつてのボス弁(新人時代の上司兼指導係みたいな存在)の頼みで新人弁護士・土田の指導係になった主人公。
しかし、彼女に割り当てられた国選事件の女性容疑者は完全黙秘を決め込み、身元すらも不明。
依頼人に手を焼く土田に引っ張られる様に主人公は事件に関わっていくが・・・
本巻も前巻同様、話が進むに連れて過去と現在を結ぶミッシングリンクが明らかになっていくと言うストーリー。
この他に、土田の成長ぶりと彼女と主人公の恋模様(なのか?)を楽しめる内容となっています。
また前巻よりは綺麗に締めており、サクサクと最後まで読めるのではないでしょうか。
気楽な読書におすすめです。
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#読了。弁護士探偵物語シリーズ第2弾。新人弁護士の指導を任されたことにより事件に巻き込まれる。今回も福岡を舞台に、ハードボイルド口調のセリフ回しは相変わらず。自分がかつて住んでいた場所が舞台のものすごく近くでもあり、googleマップ参照に楽しめた。
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デビュー作に続く弁護士探偵物語シリーズ第二弾。
ミステリー的には過去と現在の事件の当事者が限られているので、真犯人も含め関係がすぐ読めてしまいました。
ただ、前作に比べ肩に力が入っていないためか、ワイズクラックも鼻につかず、法廷シーンも法制度批判も大変面白かったです。
海堂さんのAIではないでしょうが、作者は弁護士制度とDNA鑑定について何か主張したいのかもしれない雰囲気があります。
そのためか学会シーンはちょっと冗長な感じがしました。
自分は九州の地理に疎いのですが、結構北九州での土地勘がポイントになるところもあり、一度現地に行ってみたくなりました。
前作の関係者が基本的に今作では出て個なったのは好感が持てますので、ハードボイルド調を続けるのであれば、今作の協力者は次作に引きずらないでほしいです。
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相変わらず読みにくい文章。
でもこういうキャラは好きだな。(身近にはいて欲しくいないけど)
続きがあればまた読んでみよう。
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シリーズ二作目。アウトロー弁護士が今度は新米女性弁護士とコンビを組み、事件に挑みます。女性弁護士の成長も頼もしいところ。
素性も動機も何も語ろうとしない謎の女。そこから浮かび上がる過去の事件ととある裁判。なるほど、こういうふうになるのか!
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真実が組織の保身に劣後。本末転倒の横暴に終章は猛る怒りを抑えられなかった。思わず本をひきちぎりそうにも。いまや全く信頼できないのが警察組織。何をしでかすのか、どんな汚い手を打ってくるのか。最後の最後まで目が離せなかった。徒手空拳丸腰で巨大組織に立ち向かう主人公。ハラハラもさせられたが、神々しい後ろ姿は何とも眩かった。小説の世界のことと割り切れえないリアリティーが、いつまでも凍えるような恐怖となって滞り残った。
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弁護士探偵の続編。相変わらずの言い回し(笑)
弁護士の本来の仕事ができていない・・・だから「探偵」なんだろうとは思います。
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新米弁護士・土田有里の付添い人として、傷害罪で逮捕拘留されている女性に接見に来た「私」は、「留置番号二〇三号」と呼ばれている完全黙秘の女性が、ひと言も発しない態度に興味を覚え、土田有里弁護士を見守る形で、事件に巻き込まれていく。彼女が、何故氏名すらも明かさないのかという謎は、ラストで鮮やかに明らかになる。20年前に起きた殺人事件が関わってくるとは、予想もしない展開に驚きを感じた。
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主人公の弁護士さんも素敵だけど、周囲に登場する方々がなんとも魅力的。 今回は、ちょっぴり太っちょ^^だけど、心あったかい玉利医師の大ファンになりました。 玉利医師、玉利看護士の方言も何とも懐かしい。
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福岡で起きた傷害事件の被疑者の女の国選弁護人となった新人弁護士の土田とそのアドバイザーの弁護士。被疑者は黙秘、被害者は意識不明。二人の身元は?ICUに入院中の被害者を殺そうとして忍び込んだ謎の男、スナックの放火事件。一方20年前の藤枝での殺人事件で逃亡した犯人とされる荻、担当弁護士、犯人の義妹、当時の警察署長で警察官僚の木場が福岡に。次々と点が線となり土田は黙秘の女から証言を取る。そして、この女が二つの事件の重要な関わりを持ち、真犯人に辿り着く。痛快で読み応えがあり、土田の法廷での尋問も良かった
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前作より格段に読みやすくなっている。妙に長ったらしいうんちくもない。プロになるってこういうことなんだな。
前作より主人公の社会性?が上がっていて、いくらか人の意見を聞くようになっていた。うん。こっちのほうがいいよ。
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新人弁護士の土田を指導する羽目になった弁護士である「私」が巻き込まれた障害事件には十数年前の冤罪事件にルーツがあった…。最初は関係ないように見えた登場人物たちの過去のつながりが徐々に明らかになり真犯人があぶり出される。読み応えのあるハードボイルド弁護士ミステリー。
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面白かったが、前作と比較するとそこまでか。
新人弁護士が緩衝材となって、前作ほどひねくれ感は薄まったのは○